仇討ちこそ!我が悲願!

Photo



ChuSingura 46+1 -忠臣蔵46+1- 感想

糞   長   い


クリアするのに100時間以上掛かったwwwwwwwwwwwwwwwwwww

これテキスト量どれだけあんの?w
マジで何MBあるか知りたいんだがw
少なくとも3MBは絶対ある
3.5以上は確定くさい、もしかしたら4あるんじゃね?と睨んでる







インレ
恐らくこのChuSinguraが初制作で立ち上げた会社
2ヶ月ほど前の作品
元は同人ゲー

ジャンル:燃え萌えサウンドノベル






■シナリオ


●假名手本忠臣蔵編

日々漫然と暮らしていた深海直刃は1月1日に姉の鐺と一緒に泉岳寺の御神籤を引きに行く
そこで直刃は年に一度しか出ないという『大大凶』の御籤を引いてしまう
巫女に聞いてみると元旦早々に大大凶が出るのは"元禄14年"以来のことらしい
鐺は今催されている浪士行列のために一人でどこかへ行ってしまった
直刃は鐺に赤穂浪士の墓でも見てこいと言われたので素直に赴く
直刃が赤穂浪士の墓前を回っていると周囲一体が暗くなり始める
天を仰げばそこには皆既日食
人々が皆既日食を見て楽しんでいるのとは裏腹に直刃は急に胸が苦しくなりだす
次第に意識が暗転して気絶してしまった

直刃が目覚めた先は見たこともない部屋
古めかしい家具、時代遅れしたような家屋
眼前には看病のためにずっと付きっきりでいてくれた少女の姿
状況がさっぱり分からず混乱する直刃
だが直刃が現状に困惑しているのとは逆に向こうは直刃の事を存じているようである
ちゃんと「直刃」と呼んでくるあたり間違いない
何が何だかのうちに引っ張り出され朝食の席に着かされる
一家団欒の食事の風景
見たこともない人達、これが自分の家族なのだという
そして試しに外に出てみるとそこには有り得ない光景が広がっていた

とても現代とは思えない情景
時代錯誤したような格好の住人達、言葉遣いも聞きなれない
どういうわけか直刃は紛うことなく元禄14年(1701年)にタイムスリップしてきていた
気を取り直して介抱してくれていた女の子に名前を聞く
矢頭右衛門七と言った少女はこの家の長女であるらしく、父・矢頭長介、母・矢頭るい、次女・矢頭小夜、三女・矢頭無垢、四女・矢頭絹の6人家族に直刃が加わって生活していた

右衛門七の話を聞いていくうちに段々と現状を理解し始める直刃
この矢頭家には矢頭の苗字の他に深海直刃という"自分と同姓同名の男が住んでいた"ようで20XX年から来た深海直刃は自分と同姓同名のヤツだった1701年の直刃と中身だけが入れ替わった状態であった
まさか「自分は300年後の未来から来ました」とは言うわけにはいかないので前の直刃がどういう奴だったのかをそれとなく聞き出し同姓同名の深海直刃と似たような振る舞いをすることにする
しかしどうあっても似せられないところはあるもので、ボロが出るかと思ったが右衛門七や矢頭家の人間は直刃が多少おかしいと違和感を感じてはいたが以前と変わらず接してくれた
さらに直刃はこの時代に順応するために病に掛かって倒れた事を利用して"記憶喪失"ということにしてもらった
記憶喪失だったのなら多少記憶が混濁していてもおかしくはない、とみんなも納得してくれたので上手くやり過ごす事ができた
何故この時代に来てしまったのかは全くわからないがまずは帰る手段を探さなくてはならない
そのためには少しでもこの時代の知識を得ておく必要があると判断した直刃は右衛門七に城下町を案内してもらう

播磨国赤穂、直刃現在この時代の人間にそう呼ばれている場所にいた

右衛門七に町案内してもらっている最中に石段の上にある神社を発見する
なんとなく行ってみたくなった直刃
右衛門七は家の手伝いがあるとかで帰途についたので一人で登っていく
するとそこには何やら鍛錬をしている少女が一人
少女は直刃を見ると話しかけてくる
向こうはこちらの事を以前の直刃として認識しているらしいが、人格が入れ替わった状態の直刃とは初対面なので返答に窮する
あたふたしながらも誤魔化してどうにか素性がバレることだけは回避出来た
彼女は松之丞という名前らしい

安心したのも束の間
稽古を熱心にしている松之丞に「可愛いんだから稽古なんかせずにもっと別のこと――――」と言った瞬間に激怒
「武士に向かって可愛いとは何事だ!」と逆上した松之丞は直刃をキッと睨みつける
不本意ながらも松之丞の逆鱗に触れてしまった直刃は突然竹刀を渡される
無礼な発言をしたことにより、松之丞と勝負することになってしまった
向こうや躍起になって打ち込んでくる
ここで争って厄介事を引き起こすのは御免だと判断した直刃はあろうことか竹刀を投げ捨て逃走してしまう
これはさすがの松之丞も予期してなかったらしく呆然とその場に立ち尽くしていた

翌日松之丞が親友の武林唯七を連れて右衛門七の家にやってきた
直刃と鉢合わせという形になったしまったので気まずい
松之丞は直刃を非難するが直刃別に悪いことは何も言ってないと踏ん反り返る
揉めそうになったところで右衛門七が割って入ってくる
松之丞は家老の長女だから無礼な発言をしてはならないと直刃に伝える
城代家老とは殿が江戸にいる間、代わって藩を守る人間のこと
即ち、現時点では一番偉い人間である
その長女となれば失言が許されないのは最もなことだった
失礼な発言は直刃が記憶喪失であることを理由にして許してもらう事ができた
と言っても稽古好きな松之丞と唯七は直刃と是非手合わせしてみたいらしく、結局また稽古をさせられることになる
直刃にとっては付き合ってられないのでまたもや逃走を図る
追いかけてくる松之丞に気を取られていたのか前方に人がいることに気づかず激突してしまう
追跡してきた松之丞が倒れてしまった人物を見るなり「母上・・・」と呟いた
直刃がぶつかって転倒させた人物こそがまさに城代家老である大石内蔵助、当人であった
大石内蔵助という名前を聞いて直刃はようやっと合点がいく
直刃がこの時代にタイムスリップしてくる前に泉岳寺の墓で確かに大石内蔵助の墓を見ていた
さらに鐺が大の忠臣蔵好きだったので流し聞きしていたはある程度の知識があった
ここに至って『江戸にいる殿様を早いところ連れ出せ!』ととんでもない事を言い出す
また、松之丞の事を「お前も主税って名前じゃなかったのかよ!」と当人達が聞けば意味不明な言動を言い募る
松之丞がわけも分からず混乱しているが内蔵助は陽気な顔から一変してどういうことのなのかと聞いてくる
直刃はあやふやな記憶を頼りにこれから起こることを言ってみせる
だがそれはあまりにも荒唐無稽な戯言
内蔵助だったからよかったもののこれが他の藩士達の前だとしたら直刃は打首ものだったらしい
何かを危惧した内蔵助は右衛門七に直刃を家から出してはならないと言いつけて松之丞と共に去っていった

一方、江戸

赤穂藩の殿である浅野内匠頭は吉良上野介の執拗な嫌がらせを受けていた
度重なる嫌がらせに側近の片岡源五右衛門と磯貝十郎左衛門もさすがに腹を立てていた
あまりにも失礼極まりないので物申してやろうかと思っていたが内匠頭はひたすら耐え忍んでいた
何せ吉良上野介は高家筆頭の御仁、無礼など決して働いてはならにからである
この度、天皇からの使者を歓待する勅使饗応役の任についた内匠頭は上野介から指南を受けることになっていた
しかし"二回目"の勅使饗応役に就いた内匠頭は過去にも上野介から指南を受けている
その時は温厚でとても優しい人間だったはずなのだ
それがこんな悪質な嫌がらせをする人物だとは到底信じられず内匠頭も当惑していた
上野介がこのように豹変してしまったのには幕府の陰謀が大きく関係していた
赤穂を我が物としたいと考えていた柳沢吉保は懇意にしていた荻生徂徠から『呪い』の提案を持ちかけられる
上野介に呪いを掛けることによって内匠頭に無礼な発言を何度となく繰り返し、内匠頭に"刃傷を起こさせる"のが最大の目的
刃傷を起こさせてしまえば赤穂の最高権力者である内匠頭は徳川綱吉から切腹を命じられることは火を見るより明らか
赤穂の殿がいなくなった所に付け込む隙があるというわけである

そんなことを知らない内匠頭は上野介の嫌がらせにずっと耐え忍んでいた
しかしそれも我慢の限界
家中総登城の時、ついに耐えかねた内匠頭は上野介を切りつけてしまう
命に別条こそなかったものの、『殿中での抜刀は禁忌中の禁忌』いわゆる御法度である
殿中で刀を抜けば切腹を免れることは出来ない
よって内匠頭は即日切腹を申し付けられ、お家は断絶となる
内匠頭はあくまでも遺恨によって上野介を斬った
遺恨ではなく乱心であったならば罪を追うのは自分だけで良かったかもしれない
だがあくまでも内匠頭は遺恨であると言い切った

『主君は一代、お家は末代』

それを敢えて知っていながら内匠頭はお家を巻き込んだ
殿の判断には当然家臣も迷うことなく受け入れた
内匠頭の最期を間近で見た堀部安兵衛は悔やんでも悔やみきれないほどだった
こうして赤穂藩の殿であった浅野内匠頭はこの世を去る
柳沢吉保の画策が実現した瞬間であった

内匠頭を首尾よく亡き者にしたまでは良かったものの、ここからが問題である
五代目将軍綱吉は『喧嘩両成敗の定法に反した裁き』を執り行ってしまった
喧嘩両成敗に準ずるのならば「内匠頭だけではなく上野介にも裁きを与えねばならない」
ところが内匠頭だけには切腹を申し付けておき、上野介には何の咎めもなかったのだ
吉保もさすがにこれでは町人が黙っていないと上申したのだが綱吉はどうあっても判決を変えるつもりはないらしい
この裁決によって腸が煮えたぎるほどに怒り狂ったのが赤穂浪士
無慈悲に殺害された主君のため今、赤穂浪士達の反逆が始まろうとしていた――――

内匠頭が刃傷に及んだという報せは早駕籠によって素早く内蔵助の耳に入った
さらにそれから数日後、内匠頭が切腹されたことが伝わる
普段は昼行灯なんて言われている内蔵助もお家が危機に瀕するとなれば話は別
毅然とした態度を取って藩士達を登城させた
そして藩札交換を命じる
内匠頭が亡くなった事により、藩のこれからを憂いて去っていく者が後を絶たないと予想したからである
内蔵助はまさに直刃が言っていた通りのことになったため、直刃を危険視して地下牢に閉じ込めさせる
藩札交換が終了してから今度はこれから赤穂藩はどう動くべきかの相談をしていた
意見は篭城討ち死に、城を枕にして切腹の二つが拮抗していた
閉じ込められていた直刃も松之丞と右衛門七が迎えにきて評定に出席させられる
判決を下すはずの内蔵助はずっと黙したまま目を瞑っている
しかし未来を知ってる直刃はここは"討ち死にでもなく切腹でもない"ことがわかっていた
ここは大人しく城を明け渡さなければ史実通りにはならない
だが城を明け渡す意見など微塵も出てこない
決定権のある内蔵助はなおも沈思黙考を保っている

このままではどちらかになりそうでいてもたっても居られなくなった直刃は若輩者でありながら意見した
ここで討ち死にや切腹してしまったら歴史が変わってしまうことになる
周囲の圧力が凄まじい中、直刃の言いたいことを汲み取ってくれたのか初めて内蔵助が口を開く
内蔵助は城を明け渡す第3の選択を導き出したのだ
故人となった内匠頭がいない今、最高権力者は城代家老である大石内蔵助
内蔵助の無条件城明け渡しの意見に誰もが従わざるを得なかった
会合が終わった後、内蔵助は直刃を呼びつけ意見を提供してくれたことを感謝する
直刃は内蔵助が話がわかる人間だと判断して自分が300年後から来た人間であることをひっそりを打ち明ける
無論、そんな与太話をいかに内蔵助であっても信じきるわけにはいかず吹き出してしまう
一笑に付したにも拘わらず内蔵助の直刃を見る目が少し変わったように見えた

それから江戸急進派の人間である安兵衛と高田郡兵衛がやってくる
殿の間近で世話をしていた人間にとって城明け渡しをして幕府の言いなりになるのはどうしても我慢がならなかった
内蔵助の城の明け渡しに抗議しにきたわけである
安兵衛と郡兵衛はどうあっても仇討ちしかないと声高に宣言
内蔵助は内匠頭の弟である大学を立てて"お家再興"を計画していた
あまりにも悠長な事を言っている内蔵助は話にならないと気分を害しながら退出していった

幕府の受使役が赤穂城にやってきて鑑定
赤穂城は見納めとなり藩士達はこれから散り散りになる
右衛門七たち矢頭一家は上方に住むようだ
当然直刃も上方に向かう・・・と決めて疑わなかったのだが内蔵助が山科に来てほしいということで直刃は山科へ行くことになる
山科へ向かう途中、ろくに睡眠も取らず評定に出ていたことが祟ったのか内蔵助が倒れてしまう
左手に大きな腫れ物が出来てそれが熱を持っているという
遠林寺の和尚に看病してもらいながらお家再興が少しでも早く実現するように進言をお願いする
きちんと休養をとった内蔵助は快方へと向かい無事山科に辿り着く
大石内蔵助、大石松之丞、深海直刃というなんとも奇妙な組み合わせの三人暮らしが始まった

内蔵助は直刃の預言が的中したため油断ならない相手だと思って近くに置いておきたかった
そのために直刃に同行を命じたのである
しばらくしてから上方から右衛門七達が遊びに来てくれた
内蔵助は上方の同志の様子を右衛門七を通じて聞いていた
少なくとも赤穂浪士は今の段階では一枚岩とは言い難く、特に江戸急進派の筆頭である安兵衛などはいつ上野介を討ちに行ってもおかしくない状況である
内蔵助は仇討ちなど毛頭考えてないので軽はずみな同志の軽はずみな行動は控えてほしいところであった

松之丞が稽古することに余念が無いので直刃も稽古相手として付き添っていた
ところが直刃防御するばかりで松之丞が打てども打てども攻撃をしてこない
内蔵助は直刃が打ち込まないのが気になって松之丞から竹刀を受け取ると直刃と向き合う
内蔵助の豪剣が唸る
あまりにも高速過ぎてたとえ受けたとしても竹刀が吹っ飛ばされそうになってしまう
内蔵助の瞬速の突きをまともに食らって吹っ飛ばされるs具は
臆病風に吹かれている直刃を見て内蔵助は「この時代攻めることが出来ない人間から死んでいく」と言う
直刃が剣を触れなくなったのにはとある理由があった
しかし暗殺など日常茶飯事に行われるこの時代、いつ何時襲われても対処出来るようにしておく必要がある
いつまでも悄気ている場合ではなかった
直刃内蔵助の言葉を胸に留め、松之丞と切磋琢磨して稽古をしていく

江戸にて内匠頭にのみ切腹を申し付けた綱吉は庶民から悪口を言われる対象となっていた
片手落ちの裁きだったのだから仕方ないといえばそうだが綱吉は大層立腹したみたいで吉保になんとかしろと命令
側用人である吉保は困り果てていた
そこへ徂徠が意見を提示
上野介の屋敷を本所に移す、屋敷替えを提案したのだ
いち早くその情報を聞きつけた郡兵衛は安兵衛に報告
安兵衛はこれは千載一遇の好機かもしれないと不敵に微笑んだ
屋敷替えの話が内蔵助の耳に入っても動くことはなかった
もしかすると罠かもしれないし、何より内蔵助の本望は何があってもお家再興
そうそう簡単に軽率な行動に走るわけにはいかなかった

夜間になっても一人で稽古していた直刃の元についに内蔵助の命を狙う刺客がやってくる
赤穂浪士の手綱を握っている大本の存在である内蔵助さえ殺してしまえば藩士達は瓦解することは必定
暗殺者が来ていることなど知らずに松之丞と内蔵助は雑談していた
直刃内蔵助の元まで行かせるわけにはいくまいと刺客である猿橋にと対峙する
期せずして自分の実力を試す時がきたようだ
剣道に励んでいた直刃
だが剣道なんて生易しいものではなく今から行われるのは歴とした命のやり取り
もちろん相手は殺すつもりで斬り掛かってくる
防戦一方では相手に勝つことは出来ない
内蔵助の言葉を思い出しながら直刃相手の攻撃を掻い潜る
元々防御技能に長けていた直刃は凌ぐことに関しては問題なかった
よって猿橋の攻撃も初めてでありながらそれほど苦労せず躱す
問題は攻めることである
古傷によって攻めることをやめてしまった直刃に自分から相手に斬りかかることは難しい
しかし状況的にそうも言ってられない
猿橋の必殺の突きを躱し際、果敢に斬りつける
仕留めるとまではいかなかったが左腕に深手を負わせる事に成功した
この時点で猿橋はもう戦闘不能にも等しかったのだが猿橋の連れの刺客が出てきて直刃を二人がかりで襲おうとする
と、そこへ見知らぬ人物が茂みからのっそりと姿を現した
どうやら直刃に加勢してくれるようで見せしめに刺客の一人をあっさりと斬り捨てた
分が悪いと思った猿橋ともう一人の刺客は急いで撤退
助勢してくれたのは不破数右衛門という豪腕を持った『元』赤穂藩の人間だった
数右衛門と共に屋敷に戻った直刃は顛末を内蔵助に報告する
数右衛門は是非とも仲間に加えてほしいと具申するが内蔵助は却下する
そもそも数右衛門は藩から暇を出された人間であり、今は赤穂藩の人間ではないことを内蔵助に面と向かって言われては引くしかない
それでも執念深い数右衛門がこの程度で諦めるとは思っていなかった
現に数右衛門は屋敷の近くの森林に野宿までして居座る姿勢だった
直刃は剣に関しては相当腕の立つ数右衛門に稽古を付けてもらうことにした

ちょっとして右衛門七から急報がやってくる
江戸急進派と上方の仇討ち推進派が手を組んだとのこと
さすがにこれを看過するわけにはいかないと判断した内蔵助は直々に江戸に向かうことにする
直刃も随伴として連いていくことになった
数右衛門のあまりのしつこさに根負けした内蔵助は数右衛門も江戸に連れて行くことにした
江戸に着くなり同志である間新六が迎えてくれた
けれども肝心の急先鋒である安兵衛の姿が見えない
新六の話によると安兵衛は自分の屋敷にいるらしい
新六に案内してもらい安兵衛の屋敷に赴く一向
着くなり早速仇討ちの談判をする安兵衛
郡兵衛も口を揃えて内蔵助に意見する
強烈な威圧感を醸し出している二人に対しても飄々とした態度で応じる内蔵助
しつこいようだが内蔵助はお家再興以外の道は毛ほども考えていない
常にお家再興に尽力するつもりである
どうあっても譲るつもりのない緊迫した空気の中、数右衛門が口を挟む
数右衛門は急進派の人間対して内蔵助の言うことは絶対だ、と喧嘩を吹っ掛けるように言い放つ
郡兵衛は怒りを露わにしたが安兵衛は涼しい顔をして「赤穂の人間でないヤツに言われる筋合いはない」と素知らぬ返答
自分は蚊帳の外扱いになってることに憤怒した数右衛門は安兵衛に食って掛かる
火花が散るほどの一触即発の空気を制したのは内蔵助
内蔵助は安兵衛に勝負を持ち掛ける
仕合にて勝ったほうの言い分を聞くという単純なもの
急進派は安兵衛が出るのは当たり前だが、内蔵助は数右衛門ではなく直刃を安兵衛と対決させることにする
奇策なのかもしれないが如何せん、数右衛門よりも明らかに実力の劣る直刃では勝機は薄い
内蔵助の命令なので仕方なく直刃が安兵衛と勝負することになった
安兵衛が勝てば亡き殿の命日である日に仇討ちを決行する
直刃が勝った場合は仇討ちは諦め、お家再興に力を注ぐ

一本勝負であるため先に相手の体に当てた方が勝ちとなる
仕合を開始してからしばらくの間、直刃は"赤穂藩最強の剣客"と言われた安兵衛相手に善戦する
しかし安兵衛は不敵に笑うと今までのは小手調べであったのかように剣先が鋭敏になる
恐るべき速さの連続攻撃
高速で繰り出される上に重い剣撃
直刃は躱すのが精一杯で次第に力尽き、最後には安兵衛に胴撃ちをまともに喰らってしまう
こうして安兵衛に軍配が上がった
勝ったにも拘わらず安兵衛は直刃の事を高く評価していた
中々の手練であることは認めてくれたようである
とはいえ約束は約束、江戸急進派は内匠頭の命日に仇討ちをすることを取り付けた

内蔵助が江戸に赴いた理由はもう一つあった
それは数右衛門を正式に赤穂の人間に復帰させること
それには亡き殿の墓前でなくてはならない
というわけで安兵衛も連れて泉岳寺に向かう
直刃にとっては泉岳寺に行くことは願ったり叶ったりであった
何故なら直刃が元の世界で意識を失ったのは泉岳寺
つまり泉岳寺に何かしら元の世界に戻れる手掛かりがないか探したいのだ
内匠頭の墓前で数右衛門は挨拶をし、正式に一員に加わることを内蔵助から許された
直刃あちらこちらに目を配って何かないか探すが当然この時代のここにまだ四十七士の墓があるわけはない
ほとんど更地だったのでヒントらしきものも見当たらないので諦めることにした

泉岳寺を後にしてから江戸の町を歩いていると一人の女が目の前に立ちはだかった
清水一学と名乗ったその女は内蔵助を探しているらしい
勿論内蔵助は名乗りこそしなかったがそれならそれで突然抜刀して襲い掛かってきた
両端にいた安兵衛と数右衛門が即座に内蔵助の守りに入る
だが驚くべきことに一学は巧みに日本の刀を使い二人の豪剣を凌いでみせた
二刀流の使い手であった
二人で駄目なら三人で!と直刃も加わろうとするが三対一では旗色が悪いと感じ取った一学は退散
ひとまずは顔合わせということだけになった

数右衛門は江戸の動きを掴むために一旦内蔵助、直刃とは別行動を取ることになった
二人きりになった内蔵助は直刃に内匠頭の命日には仇討ちしないとこっそり漏らす
内蔵助の狙いとしては「とりあえず期日さえ決めておけば先走ることもない」という
見方によっては安兵衛達は約束を取り付けたつもりが逆に内蔵助によって手込めにされているともいえる

山科に戻ってから年が明け、松之丞は元服を果たし大石主税に改名
それから二月になり山科会議が開かれる
内蔵助はぬけぬけと約束していたはずの三月の仇討ちを反故にする
これには仇討ち賛成派の人間は物申さずにはいられない
さらに新六から悪い知らせが報告される
上野介が上杉家の本家である米沢に引き取られるという
そうなってしまっては仇討ちなぞ夢のまた夢
その前になんとしても上野介を討たなければならない
しかし内蔵助はどうあってもお家再興が最優先事項でありそれが潰えることがない限りは動くつもりは露ほども無い
内蔵助の了承が取れないとなると急進派の人間は内蔵助抜きで勝手に仇討ちすると言い出す
約束を反故にされた上に筆頭家老がこれほどまでに頼りないのであればそれも致し方なかった
ところが内蔵助はここでとっておきの切り札を切る

高田郡兵衛の脱盟

内蔵助の目は節穴ではなかった
江戸からいくつもの書状が届けられていたがいつしか郡兵衛の連判がなくなっていたのだ
それはつまり仇討ちを声高に唱えていた郡兵衛の離脱を意味している
もし仇討ちするのであれば同志の結束は何よりも重要
功を焦って単独で事に及んだとしても成功する確率は低いのだ
内蔵助は郡兵衛の脱盟を盾に取り、ここぞとばかりに一気に畳み掛け急進派の人間を黙らせる
結局内蔵助に言い包められて仇討ちは延期となった
内蔵助は大学の閉門蟄居が解かれるまでは何が何でも粘るつもりでいる
けれども開門された後、幕府の取り決めがあまりにも理不尽であった場合は――――仇討ちを決行する覚悟も持ちあわせていると明確に伝えた
山科会議は赤穂浪士達を瓦解させることなく幕を閉じた

ここから内蔵助はひたすら遊興に耽る
それは世間を欺くためでもあるのだがそんなだらしのない内蔵助の情報を聞いた同志達は段々と内蔵助に対する信用を失いつつあった
江戸の動きが本格的に怪しくなってきたのを皮切に内蔵助は今度は直刃一人で安兵衛を説得してこい、と言い渡す
大役を任された直刃は自分には荷が重いと思いながらも江戸へ向かう

江戸に着くと数右衛門が出迎えてくれた
数右衛門と共に早速安兵衛の屋敷に向かう
案の定、内蔵助の非難が始まっていた
あまりの不甲斐なさに内蔵助無しで仇討ちをするべきだという意見が多数を占めている
怒号が飛び交う中、内蔵助の胸中を代弁するように強気な姿勢で言い放つ直刃
一番内蔵助の近くにいた直刃本心を知ることまでは出来なくても内蔵助が仇討ちとお家再興の狭間で苦悩していることは明らかにわかっていた
しかし仇討ちを主張する人間と来たら内蔵助を見るや二言目には仇討ち仇討ちと叫ぶだけ
内蔵助の心中を全く理解してない連中に苛立ちを感じていた直刃は鬱憤を晴らすかのように捲し立てる
そこまで言うのなら、と安兵衛が立ち上がる

安兵衛は再び直刃に一本勝負を持ちかけてきた
これで安兵衛が勝ってしまえば本当に内蔵助抜きで仇討ちを敢行してしまう
直刃が勝てば大人しく言うことを聞いてくれるらしい

相変わらず防戦一方にさせられるほどの豪剣
修行を積んできたとはいえ安兵衛の剣は曇ることを知らない
捌くだけが精々の直刃はやはり本気を出した安兵衛相手に優勢に立ち回ることなど出来はせず打たれてしまう
ところが安兵衛はそれだけでは飽きたらず「浅い」と言って一本扱いにはせずに直刃を滅多打ちにする
たっぷりと叩きのめして満足したのか安兵衛は止めの一撃を放とうする
直刃はここぞとばかりに安兵衛の振り下ろしに合わせて裂帛の気合をもって竹刀を振り上げた
すると安兵衛の剣はすっぽりと手から抜け、道場の端に飛んでいった
直刃この時のために内蔵助からとっておきの技を習得していた
その技こそ『巻き上げ』
まざまざと巻き上げを見せつけられた安兵衛はしばし唖然としてから哄笑した
一頻り笑った後は潔く負けを認めてくれた
なんとか仇討ちを未然に防ぐという内蔵助の命を守ることが出来た
その後江戸の町を歩いている最中にあの一学と遭遇
警戒心を露わにする直刃だが向こうは今は殺り合うつもりないらしい
一学は最近上野介の様子がおかしいということで何か知らないか?と直刃に訪ねてきた
それには呪いが関係しているかもしれないとか
一学の話が気になった直刃は新六に呪いについて調べてもらうことにした

山科に戻ってから見事安兵衛の目論見を阻止してきたと報告
内蔵助にとって吉報だっただけに目一杯褒めてくれた
また内蔵助は少なからず自分の本心を探ろうとしてくれた直刃に多大な恩義を感じており、同時に密かに好意を寄せてもいた
直刃も自分を奮い立たせてくれたのは他ならぬ内蔵助であり、剣についても指南してもらった
この時代に来て直刃をここまで成長させたのは紛れもなく内蔵助の功績であり、その好意に報いたいと思った
直刃と内蔵助は主従の関係を超えた間柄となった
さて、ここで問題になってきたのがこのことをどうやって主税に伝えるかということ
直刃が思案していると内蔵助はいきなり夫婦になったとあっさり暴露
主税は狐につままれたような顔をしていたが次第に状況を理解し、信じられないという表情を露わにしている
そんな当人達にとっては喜ばしい事などお構いなしに無念な報せが入る

浅野大学、浅野本家にお預かりとする

その事実は内蔵助を震撼させるものとなった
内蔵助は大学を立てて浅野家再興を願っていたが幕府が出した決議は実に冷淡なものだった
これにて家禄を与えられないことになるので『お家再興は絶望的』
いわば残された道は『仇討ちのみ』となった

失意に打ちひしがられた内蔵助をなんとか励まそうとする直刃
内蔵助はここに至って初めて本心を吐露した
あろうことか内蔵助は与太話だと思って相手にしなかった直刃が300年後の未来から来た人間であることを信じていた
信じたその理由、それは"娘の主税という名前を松之丞である時から知っていた"ということ
主税という名前にすることは内蔵助しか知らないはず
それを事前に予測してみせたというのであれば信じるしかない
ならばこうなることは前もって直刃を通じて聞いておけばわかることだったのどうしてしなかったのか?
お家再興を信じて疑っていなかった内蔵助にとって潰えることは何よりの恐怖だったのである
直刃を傍に置いておけば自分の判断が間違っているかどうかわかるというのもある
そして直刃は内蔵助に対して何も意見しなかったため、本当にお家再興が叶うと思っていたのだ
だがたとえ結果がわかっていたとしても内蔵助はお家再興に尽力したと言う
つまり未来がわかっていようがわかっていまいが内蔵助のすることは一緒だったということ
お家再興が叶わないとなったら残された道は仇討ちしかない

しかし内蔵助は直刃を仇討ちには参加させないと言う
元よりこの時代の人間ではない直刃に仇討ちに参加する義務はないのだ
でもこの時代で過ごすようになってからいつの間にか心変わりしていた直刃は自分も参加したいと願い出る
内蔵助はお茶を濁しつつ直刃がいた時代にも行ってみたいと言った
それから一番肝要である仇討ちの日取りを聞いてきた
直刃正直に十二月の中旬であると伝えた

今から残り半年もなかった―――――

二月に行われた円山会議にて内蔵助は正式に仇討ちを宣言する
直刃は参加させてもらえなかったので仕方なく外で待つことになった
待ちぼうけを食らっている直刃の元へ新六がやってきて『呪い』の情報を教えてくれる
直刃は新六からの情報で荻生徂徠が泉岳寺の住職から大大凶の御籤を持っていったことを知る
直刃の時代で皆既日食があった1月1日、それは元禄14年で荻生徂徠が上野介に呪いを掛けた日付と一致していた
さらに大大凶という御籤も噛み合ってこの時代に来た可能性大
また、新六は呪いを解く条件も調べてくれていた
呪いを解くには掛かった人間を"殺す"こと
もし呪いに掛かった上野介を倒すことが出来れば直刃は元の時代に帰ることが出来るかもしれない
新六からの情報で大凡の辻褄合わせが出来たので内蔵助に相談してみる
唯一、直刃の事情を理解している内蔵助は直刃を仇討ちに参加させることをキッパリと断っていたが、上野介を討ち倒すことで直刃が元の時代に戻れるのではあれば・・・と渋々了承した

仇討ちが決まってから内蔵助は早速は準備に掛かった
まず、直刃を同志たちの元へ行かせ誓約書を返還する
この誓約書は同志達が血判を押してまで内蔵助に提出したもの
いわば絶対の忠誠みたいなものである
内蔵助は同志達を篩にかけ、真に仇討ちする覚悟があるものだけに本当のことを話せと言う
その覚悟がある者達の選別基準とは――――『誓約書を受け取らなかったもの』
誓約書を受け取った人間は仇討ちに参加しないと見なし、放置することにする
これにより同志の数は激減
残ったのは僅か50人程度だった

内蔵助に先駆けて主税は江戸に向かっていった
少し間を空けて内蔵助と直刃、数右衛門は江戸に向かう
道中一悶着あったが無事に江戸に到着
江戸詰めの同志達は既に吉良邸の内部を情報を探っていた
直刃は内蔵助から仇討ちの計画を立てるよう命令されたので絵図面とにらめっこしながら思案する
寝る間も惜しんで考えついに討ち入りの計画書が完成
直刃の作った計画書を元に討ち入り当日の役割分担を編成
討ち入り日時は十二月十四日、寅の上刻となった

討ち入り前に内蔵助は内匠頭の墓前に行き、授かった脇差を置く
するとその脇差が一瞬、眩い光を放った
しかしその光は内蔵助には見えなかったらしく呆然と直刃を見つめていた
その足で内匠頭の妹である阿久里の屋敷を訪れる
阿久里はてっきり内蔵助が姉の仇討ちの報告をしにきたと思っていたので内心喜んでいたのだが、内蔵助は全く別の事を言い出したので拍子抜けしてしまった
内蔵助は仇討ちではなく大名家への仕官の話を述べたのだ
阿久里にとって姉の仇討ちはなんとしても成就させたい悲願である
それなのに仇討ちとは全く関係のない話を持ち出した内蔵助を少々残念に思っていた
内蔵助が阿久里に嘘を言った理由は仇討ちの話をしてしまえばもしかすると阿久里にも累が及ぶかもしれないから
仇討ちする者以外には極力迷惑を掛けたくない、それが内蔵助なりのやり方だった
最後に阿久里の顔を拝めた内蔵助は大変満足そうだった

討ち入り当日

各々の名前が書かれた火消し装束に着替えて吉良邸へ向かう
吉良邸の周りをぐるりと取り囲むように同志達を配置
表門隊長は内蔵助
裏門隊長は主税

合図と共に一気に雪崩れ込む
吉良家の連中は不意を付かれたのと同時に挟撃されたことにより浮き足立ち、圧倒的不利な状況となっていた
赤穂浪士達は戦う気のないものは見逃し、向かってくる者達だけを斬り捨てていった
優勢なまま吉良邸をほぼ制圧し終わったが肝心の上野介がまだ見つからない
焦り始めた同志たちの前に吉良家最強の剣客が現れる
清水一学は心底楽しみにしていたと言わんばかりににやりと笑う
一学の相手をしたのは直刃、数右衛門、安兵衛
3人掛かりだというのにいともたやすく二刀を使い捌いていく
腕利き3人でも力量不足だったのか数右衛門が一学に斬られて池に沈んでしまう
直刃と安兵衛では荷が重く、直刃が斬られると思った瞬間、やられたと思ったはずの数右衛門が池から飛び出してきて奇襲攻撃を仕掛ける
数右衛門はやられたふりをして絶好の機会を虎視眈々と伺っていた
一学もこれは予想してなかったらしく土手っ腹に数右衛門の刀が突き刺さる
そこへ加勢にやってきた早見藤左衛門がすかさず弓を撃ち込み動きを封じる
とどめに安兵衛が斬り伏せ、ようやく一学は力尽きた

一学の相手に随分と手間が掛かったがさんざん探しまわった挙句ようやく上野介を発見
内匠頭が付けた傷を確認して吉良上野介であることを証明した上で内蔵助が首を貰い受ける
上野介の命が絶たれようとした刹那、突如上野介の姿が変貌する
若返り、見た目や声までもが全部変質
さらに巨大な白蛇がまるで主人を守るかのように鎮座していた
これぞ荻生徂徠が考えだした秘策である
呪いによって上野介を覚醒させて赤穂浪士達を白蛇に食わせる
そして呪いの効力は日が昇ると同時に薄れ、夜明けと共に白蛇は消えて吉良は死に至るという寸法
この呪いが影響してか斬り捨てた家人達が全員ゾンビの如く復活してきていた
一番厄介なのが悪戦苦闘を強いられた清水一学が何食わぬ顔で蘇生してきたということである
体力的にも気力的にもそろそろ限界が近づいてきている浪士達に内蔵助は活を入れる
白蛇と内蔵助、上野介と直刃が相対することになった
内蔵助も直刃も別次元の強さの前に劣勢になってしまう
白蛇を相手にしていた内蔵助がついに刀を折られて体を締め付けられ最後には飲み込まれてしまう
白蛇の体内で息絶えることを覚悟した内蔵助は最期に内匠頭に心から詫びる
だがその時、懺悔をしている内蔵助に内匠頭の幻聴が聞こえてくる
それと同時に内匠頭から貰い受けた脇差が光を帯び出したのだ
旗頭を失い誰もが絶望を胸に抱いた――――と思いきや、飲み込まれたはずの内蔵助が白蛇の肉塊を四散させ再び地に降り立った
内蔵助が持っている刀が煌々と黄金色に輝いている
戦闘の要だった白蛇を失った上野介は直刃と内蔵助によって討ち倒された
上野介を亡き者にしたのと連動して屍達は次々と倒れていった
赤穂浪士達はやっとの想い出本懐を遂げ、勝鬨を上げたのだった

上野介を倒したというのに直刃はこの世界に残り続けていた
上野介を倒せば元の世界に戻れるというのはあくまで推測であったため、予想が外れるということは承知の上ではあったがやりきれない思いがあった
問題はこれからどうするかである
浪士達は早速上野介を討ち取った事を内匠頭に報告するために泉岳寺へと向かった
赤穂浪士の残り時間は少ない
仇討ちという御公儀に歯向かうような真似をしたことは大罪である
よって全員切腹を免れることは不可能であった
勿論直刃も切腹されるつもりでいたのだが、内蔵助から大事な命を授かる
赤穂に行って仇討ちが成功したことを奥野将監に伝えろというのだ
内蔵助は最後の最後で直刃だけは救う道を選んだ
直刃は駄々をこねながらも最後は内蔵助の言う事に従った
内蔵助とはこれが今生の別れとなった

その後直刃は言いつけ通り将監の元を訪れた
すると将監は神妙な顔をして核していた事を打ち明ける
実は将監は"内蔵助達が仇討ちに失敗したときのための第二陣として構えていた"のである
『直刃が戻ってこれば仇討ち成功』、『戻って来なければ仇討ち失敗』ということを予め内蔵助と取り決めていたのだ
此度の仇討ちは何が何でも成功させなければならなかった
そのため二段構えという手法を取った
将監は誓約書を受け取ったので仇討ちには参加せずのんびりと余生を楽しむと思っていた直刃だったが全く違っていた
"敵を欺くにはまず味方から"
内蔵助はどこまでも周到な人物であった
折角赤穂に帰還した直刃は報告をしたらすぐさま江戸に蜻蛉返りする
既に赤穂浪士達はそれぞれの屋敷に収容され預かりの身となっていた
為す術もなく途方に暮れていた直刃の前に阿久里が現れる
阿久里から今浪士達がどのような状況に置かれているのかをある程度聞くことができた

切腹を申し付けられた浪士達は次々と散っていく
内蔵助は涅槃に旅立つ前に直刃が今もなお元の世界に帰ることが出来ない原因に思い立った
『呪い』は伝染る
内蔵助の腕には大きな痣が出来ていた
その痣は白蛇の呪いが内蔵助の身に降り掛かっていることを雄弁に物語っていた
つまり直刃が元の世界へ帰るためには内蔵助が死ぬ必要がある
ずっと黙っていた事を申し訳ないと思いつつも直刃に感謝をし、最後の別れを呟く

その頃、直刃は泉岳寺に赴いていた
名誉の死を遂げた赤穂浪士一同の事を覆っていると――――ー

背後にはいつぞやの刺客の姿

気づけば吐血し、大量の血が溢れ出していた
この時を狙っていたとばかりに刺客・猿橋は口の端を歪めて笑う
まともに串刺しにされた直刃の意識は奈落の底に沈んでいった・・・

直刃が目を覚ますと右衛門七の家に居た
まるで最初にこの時代に来た時と全く変わらない状況に動揺する
右衛門七が直刃の看病のためにやってきた
討ち入りした右衛門七は切腹になったはずなのに平然と目の前にいた
恐る恐る直刃右衛門七に今日が何月何曜日なのにか聞いてみる
すると元禄十四年三月十四日と返答
右衛門七の言葉を聞いて愕然とするしかなかった・・・


1



やっぱりループものじゃないかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
俺どんだけループものに縁があるんだよwwwwwwwwwwwwwww


●江戸急進派編

再び戻ってきてしまった直刃
前回と違うのは直刃が記憶喪失扱いになっていないということだった
直刃が倒れた事実もなかった  
記憶だけは引き継いでいるのでこの状況にも慌てることなく冷静に見つめることが出来ていた
城下町を散策しまずは内蔵助に会いに行こうとする
屋敷の前に松之丞がいたので話しかけてみるが素っ気ない態度
それもそのはず、"直刃の記憶以外の事象は全てリセットされている"からである
松之丞も直刃の事は存じてはいるがそれは矢頭家の人間としてのみである
内蔵助に取り次ぎを願ったものの、会わせてはもらえなかった
とりあえず内蔵助にあって内匠頭の刃傷の事を事前に伝えようとした直刃だったが出鼻を挫かれる形となった

今回、戻ってきた日時が元旦ではなく、内匠頭の刃傷手前の日だったのでどうしても刃傷を回避する手段はなかった
江戸に向かうにしても今からでは時間がかかり過ぎるからである
となれば今回直刃が取る行動はひとつ

単身で吉良邸に乗り込んで上野介を討つこと

それならば赤穂浪士46人の命を救うことが出来る
そう考えた直刃は赤穂を抜け出し、江戸に向かって一路進み続けた

ところが途中で想定外の出来事に遭遇する
内匠頭の刃傷があってこれからの判断を仰ぐために郡兵衛と安兵衛が内蔵助の元へと向かってきていたのだ
偶然にも同じ宿で鉢合わせになってしまった直刃は仇討ちするという素振りは見せなかったけれど、安兵衛は直刃の殺気を敏感に感じ取ったらしく一発でバレてしまう
そして直刃に今仇討ちをするのはやめておけ、と忠告
現在吉良家の周りは厳重な警戒態勢が敷かれており、いつ赤穂の人間が仇討ちに来るかわからないから目を光らせているというのだ
安兵衛の助言もあって直刃素直に安兵衛達に同行して赤穂に戻ることになってしまった
城明け渡しは既に決定事項だったが取り消してもらうよう談判しにきた郡兵衛と安兵衛
結局内蔵助を言い負かすことは出来ずに屋敷を後にする
直刃は内蔵助に呼び止められ、しばし詰問に近い形で問い詰められる
江戸に向かう直前、直刃は内匠頭の悲報を松之丞に伝えていた
早駕籠が届く前よりもそのことを事前に知っていたとしたら普通に考えれば怪しまれるのは当然
言い訳するのは苦しいと判断した直刃は駄目元で全部を松之丞と内蔵助だけに打ち明ける
300年後の時代から来たこと、この時代を体験するのは二度目であること――――
あまりの飛躍っぷりに内蔵助も頭を痛めているようである
松之丞も内蔵助も話半分に聞いていただけで真実味に欠ける情報として受け取られてしまったようだ
それならば、と直刃裏付けとして『松之丞は元服したら主税になる』『篭城か殉死で迷っていた』『この後内蔵助は山科に移り住むことになる』の3つを言い当ててみせた
しかしそのいずれも内蔵助に論破されてしまい相手にされなかった
現段階で信じてもらうことは不可能だと理解した直刃は亡き殿の脇差を大切にするよう内蔵助に伝えた
赤穂藩の周辺の海域にはそれぞれの藩が待機しており、篭城をしても意味がないから城明け渡しにしたのは正解だとも言った
その話をした瞬間、内蔵助の目つきが一瞬鋭くなったが茶化すように微笑んだ後大事な役目を託す
内蔵助が直刃に出した命令は"安兵衛達江戸急進派の監視"
いつ爆発してもおかしくない急進派の連中に軽挙妄動は慎めと暗に伝え続けるのが直刃の役目である
無論、表向きは山科と江戸の連絡役である
かくして直刃の二度目の元禄時代は赤穂から江戸に舞台が移行した

江戸に着いてから直刃安兵衛の屋敷で厄介になることにした
寝床は家賃の都合で道場になってしまったが四の五の言ってはいられない
早速だが安兵衛は直刃がどういう用向きで江戸に来たかを言い当ててみせた
洞察力の高い安兵衛は直刃が内蔵助の間者として付いて来たことを見抜いていた
おいそれと理由を喋るわけにもいかないので答えあぐねていると安兵衛が勝負を挑んでくる
安兵衛が勝利すれば直刃は江戸急進派の面子としてこれから先活動していくことになる
直刃が勝てば安兵衛は大人しく内蔵助の支持に従う
安兵衛に勝つためには巻き上げを使うしかないと判断した直刃は狙いを定めて安兵衛の剣に合わせる!
でも安兵衛はそれを難なく躱すと必殺の一撃を直刃の胴に叩き込んだ
本来ならば安兵衛は巻き上げの存在を知らずに驚くところだったのだが、赤穂から江戸に向かう途中に色々思うようにいかなくて不貞腐れた直刃がやけ酒をしている際にうっかり口を滑らせてしまったのだ
直刃が巻き上げを使うと前もってわかっていた安兵衛はそれを逆手に取った
負けた直刃は安兵衛が頭である江戸急進派の面子に加わることになった
安兵衛を支持している江戸急進派の面々に直刃を紹介して回る
折角赤穂随一の剣客と名高い安兵衛の元にいるのだから同時に稽古もつけてもらうことにした

直刃が江戸の町を歩いている時にふと野良犬を発見する
やけに威勢が良い犬だったので刀の鯉口を切って脅してみることにする
直刃がそんなことをやっていると突然現れた少女が直刃の手を引っ張って一目散に走りだす
犬がいなところまでやってきて少女は直刃を叱った
犬と喧嘩することくらい別にわけないと直刃思っていたが、この時代『生類憐れみの令』という稀代の悪法が施行されているため、迂闊に犬に近寄って揉め事を起こすことは得策ではない
犬を殺めでもしたらそれこそ切腹が待っている
直刃をある意味窮地から救った少女は安兵衛率いる江戸急進派の一員だった
名を毛利小平太
江戸の町を一人で歩くのはあまり褒められたことじゃないと安兵衛に言われていた直刃はこの小平太と共に行動することになる
小平太は直刃の名前を知るや否や尊敬の眼差しを向けてきた
小平太の中で直刃は単身吉良家に討ち入りしようとしていた、という英雄的扱いになっているようだ
二度目の今回は一人で全てのことに決着をつけようと考えていた直刃は小平太と共に吉良屋敷に近づき、視察することにする
そこを吉良家の人間に見咎められてしまった二人はいかにも怪しい不審者として尋問されてしまう
小平太が機転を利かしてくれたからどうにか逃げられたものの危うく斬り合いになるところであった
後日安兵衛にその事が知られてしまい直刃は絶対に吉良の屋敷へは近付くなと釘を刺された

小平太が是非直刃を家に招待したいと言うので行ってやることにした
長屋の中には病弱な小平太の姉、毛利時房がいた
しばらく雑談してからお暇した
毛利小平太という人間は最終的には"仇討ちに参加していない"
直刃はこの時時房の事があって小平太は討ち入りに参加しなかったのかもしれないと直感的に悟っていた

安兵衛と稽古をしていると見知らぬ侍が二人やってきた
込み入った話だったので直刃は江戸で馴染みの店にて待つことにした
そこへ郡兵衛がやってきて安兵衛がどんな話をしているか教えてくれた
浪人になった赤穂藩士の中でも特に安兵衛は一級品
剣の腕においては右に出るものがいないほどの剣客
安兵衛ほどの人間をこのまま浪人のままでいさせることは勿体ないと判断した他藩の人間が勧誘しに来ているとのこと
話が終わったらしく安兵衛が店に入ってきた
やはり仕官の話だったようで、どういう返事をしたか聞いてみたが安兵衛は仕官する気など更々ないときっぱり言い放った
話に花を咲かせていると新六がやってきて重要な情報をもたらしてくれる
荻生徂徠の住んでいる屋敷がわかったという
今回は呪いの源である荻生徂徠に接近を試みることで呪いについての詳しい情報を得ようと考えた直刃
後をつけ、頃合いを見計らって声をかける
刀で脅して人気のない場所まで徂徠を連れて行き尋問
徂徠に"呪いは伝染る"と聞いて直刃ピンと来た
直刃が前回、元の世界へ戻れなかった理由は"内蔵助が死ぬ前に『直刃が先に死んでしまったから』"である
内蔵助に掛かっていた呪いは内蔵助が死ななければ解かれない
その前に直刃は猿橋によって殺害されてしまった
呪いが解ける前に殺害されてはならない
もし何らかの理由で死に至った場合また最初からこの時代をやり直すことになる
まだ不確かな部分はあるがそういうことなのだと予想した

直刃は徂徠に『浅野家の再興を認めろ』という要求を突き付ける
そんな要求は飲めない断ろうとした徂徠だったが、もし認めない場合は上野介に掛けた呪いの事と画策していることを全て白日の下に晒すと脅す
浅野家の再興さえ叶ってしまえば浪士達が討ち入りする必要もなくなる
万事解決するのだ
徂徠は仕方なく要求を飲んだがすぐには実行することは難しいと言う
よって期限を今年中と指定してから解放した

それからしばらくしてから幕府から"百か日法要"が認められた
だがこれがおかしな話でそもそも百か日法要が認められる事自体がおかしい
幕府は内匠頭を処刑した=内匠頭は罪人であることを認めている
それがこんなにも早く法要の許可が出ること自体が解せないのだ
安兵衛や新六も不思議に思っていたがこれは直刃が徂徠に働きかけたことによる影響である
徂徠はお家再興の第一段階としてまずは百か日法要を認めるように具申した
直刃が願っている浅野家再興が着実と進行していた
徂徠に確認してみると百か日法要の件は上手く上申してくれたらしい
徂徠はな何とか不利な状況を覆そうと直刃に気づかれないように間者を放つ
素性を調べることでどういった人間なのかを見極めるつもりのようだ

江戸詰めだった直刃が内蔵助に呼び出される日が来た
早速山科に向けて旅立つ
到着後、松之丞に催促されて内蔵助と面会
江戸の近況を報告した後、内蔵助は遠路はるばるやってきた直刃に今日は泊まっていけと労ってくれた
ところが松之丞からとんでもない言葉が飛んでくる
前回はそれなりに信頼を置いてくれた松之丞だったが今回は刺々しい
泊める必要はないし、ましてや泊めなどしたら内蔵助が殺されるかもしれないとまで言って来た
松之丞は直刃が江戸の者に感化され、内蔵助を殺めるように言われてきたのではないか?と訝しんでいた
勿論そんなことは微塵も考えていない直刃は弁解するが松之丞はどうも信用ならない相手だと直刃を終始睨んでいた
久しぶり山科、滞在しようかとも思ったが直刃は遠慮してすぐさま江戸に帰ることにした

江戸では最近、元赤穂藩だったものが何者かに斬殺される事件が相次いでいた
明らかに赤穂に所縁のある人間を狙ってくる辺り、敵は限られてくる
と同時にこの時期、十郎左衛門と源五右衛門がこっそり直刃に会いに来ていた
二人は元々内匠頭の側近であったが、殿が亡くなった今立場的には微妙であった
天下泰平の世なら政治を取り仕切る十郎左衛門や源五右衛門が重宝されるが、いざ仇討ちとなれば腕っ節の強い人間が必要となってくる
二人は端的に言えば、安兵衛達の仲間に加わりたいのだがプライドの高さが影響して素直に言い出せずにいた
そこで直刃を仲介して安兵衛にこのことを伝えてくれという用件だった
どう返事をしようか悩んでいた所へ折悪しく郡兵衛がやってくる
十郎左衛門と源五右衛門は以前郡兵衛達が一緒に吉良を討とうと誘った時、「我等には我等の考えがある」と言って素気無く断っていたのだ
それを今更加わりたいと言われても厚顔無恥にも程があるというもの
郡兵衛は冷たい言葉を投げかけ二人を追い返した

吉良の屋敷替えが急進派の耳に入り、好機と睨んだ安兵衛はすぐさま行動を開始
文を上方の仇討ちを悲願としている同志に送りつける
内蔵助にも文を送りつけて様子を探る
直刃は屋敷替えの件についてすぐさま徂徠を呼び出して問い詰めた
上野介は精神的に病んでいるらしく、さらに直刃が上野介を討ち果たしたいと言っていたのを前々から聞いていたので配慮してくれたという
どうにもキナ臭いと感じた直刃だが吉保と徂徠がどういう意図で動いてるかなどわかるはずもないので見過ごした
別れ際にはなるたけ早く浅野家の再興をしろ、と念を押しておいた

徂徠は脅迫されている状況をどうにかして利用しようと上杉家へ赴いていた
重臣・色部安長に上野介を討とうとしている不逞の輩がいると話を通す
上杉家と吉良家はお互い援助し合う仲
上野介が討ち取られるのを黙ってみているわけにはいかないと判断した安長は猿橋を直刃と安兵衛暗殺に向けて送り出す

またしても安兵衛の名代として江戸を発った直刃は山科に来ていた
吉良の屋敷替えが仇討ちの絶好の機会と見た安兵衛はどうあっても内蔵助に立ってもらいたい
でも内蔵助は頑としてお家再興に力を注ぐことをやめない
安兵衛の思惑通り簡単に事は運ばなかった
内蔵助は今度こそ山科に足を運んでくれた直刃を宿泊させたかった
けれども松之丞がどうしても直刃のことが信用ならないとと言う
ならば実際に剣を交えてみればわかる、と内蔵助は提案した
江戸で安兵衛と稽古に励んでいた事が功を奏したのか松之丞の竹刀は直刃に掠ることさえなかった
実力の差は歴然
直刃は自分でも信じられないくらい強くなっていた
あまりにも歯が立たなかったので内蔵助が中段させ、松之丞も直刃のことを見直した
内蔵助の厚意に甘えて直刃は一泊させてもらうことになった

江戸に帰ってから安兵衛に屋敷替えの件は罠かもしれないから先走るな、という内蔵助の言葉を伝える
直刃が山科に行っている間にまたしても赤穂の者が何者かに斬り殺されるという事件が起きていた
二人目の犠牲者の話をしているところへ無情にも三人目の犠牲者の訃報がやってくる
郡兵衛は殺害しているのは吉良家の人間であるに違いないと確信
赤穂の者がこうも立て続けにやられるとなっては性急な決断が必要となってくる

そして前回もあった内蔵助の江戸下向
そろそろ急進派が独自に動くかもしれないと予期した内蔵助は直々に江戸にやってきた
内蔵助はどうあってもお家再興に尽力、安兵衛はお家再興など夢のまた夢、ならば仇討ちしか道はない
話はいつまで経っても平行線なのでまたまた賭けをすることになった
前は安兵衛と直刃が仕合をしたが今回の直刃はどちらかと言えば安兵衛側についている
内蔵助は数右衛門を引っ張り出してきて安兵衛と決闘させるつもりでいた

迎えた決闘
腕利きの剣客二人の戦いは熾烈を極めた
刀じゃないとやる気が起きなかった数右衛門の要求を聞いて勝負は刀でやることとなった
ただし峰打ち
刃の部分で斬ってしまえばそれこそ生死に関わるからである
数右衛門の豪腕ぶりに押され気味だった安兵衛は肉を切らせて骨を断つというまさに峰打ちだからこそ通用する技を用いて数右衛門の喉元に刃を突きつけた
結果、安兵衛の勝利に終わった
これにて安兵衛は仇討ちを来月に取り付けることに成功したが、既にこの時代を一度体験している直刃はこの約束は反故になるということを知っていた
峰打ちとはいえ、数右衛門の剣を左手で受け止めるという荒技に出た安兵衛の腕は骨折してしまっていた
応急処置はしたがしばらくの間満足に左が動かせないことには変わりなかった
何としても早期の仇討ちを切望していた安兵衛だが骨折していては満足に剣も振るうことが出来まい、と言われ仇討ちの約束は結局内匠頭の命日ということになった
仇討ちが延期になってから郡兵衛が姿を見せなくなった
郡兵衛は途中で脱盟する、そのことがわかってはいたがどういう理由で脱盟するのかまでは知らなかった

度々密会していた徂徠からようやく朗報と呼べる言葉が発せられた
浅野家再興はもう少しで叶うという
お家再興が叶うとなれば赤穂浪士達の命を救える
今、自分が歴史を変えることに成功したんだ!と欣喜雀躍した
しかし徂徠には浅野家再興などどという考えは露ほどもなく、直刃まんまと徂徠の言動に踊らされているに過ぎなかった・・・
そうとは知らず小平太にこの喜びをどう伝えたものかと顔が綻ぶ
歓喜していたのも束の間、辺りが暗くなってから路地の一角にて刺客と遭遇
小平太が注意してくれからよかったものの一人だったら間違いなく殺されていたに違いない
その刺客とは前回の最後、泉岳寺で腹を串刺しにしてきた猿橋
剣の腕も飛躍的に上昇した直刃は猿橋相手に対等に渡り合って見せる
猿橋もまさかこんなに手強い相手だとは思っていなくて動揺する
と、そこへ騒ぎを聞きつけた郡兵衛が乱入してきた
郡兵衛は大胆不敵に笑うと猿橋と対峙する
『槍の郡兵衛』と呼ばれるほど槍術に長けた郡兵衛は驚くべきことに相手の攻撃を躱しつつ、槍を猿橋の腕にぶっ刺した
鮮血が飛び散り、もはや郡兵衛の勝利は確定していた
一瞬の隙を突いて逃走を図った猿橋
すぐさま後を追う一向
辺りを隈なく捜索してようやく猿橋を見つけたと思ったら――――猿橋は何者かに斬られ事切れていた
猿橋を殺した犯人は分からずじまい、分かったのはこの猿橋が上杉家の刺客ということだけだった

上野介が米沢に引っ込むという話を耳にした郡兵衛は内心焦っていた
赤穂の者が頻繁にやられている中、最悪の知らせである
郡兵衛は安兵衛に江戸詰めのものだけで仇討ちをすべし、と催促するが安兵衛は約束の三月までは動けないと拒否する
郡兵衛が安兵衛以上に仇討ちを声高に叫ぶには理由があった
郡兵衛は他家への仕官が決まっていたため、赤穂の者でいる時間が残り少ない
そして郡兵衛は一人で仇討ちすることを決意する
かつて直刃がそうしようとしたように・・・
安兵衛は郡兵衛の仕官の話なんて初耳だったらしく、それを聞くなり郡兵衛がどういう行動に出るかすぐにわかったので後を追う
郡兵衛に追いついた安兵衛は早まる郡兵衛を止めようとするが郡兵衛も譲るつもりはなくサシで勝負することに
左腕を骨折している安兵衛は郡兵衛の相手は務まらなかった
急所をついて気絶させると郡兵衛は一人吉良邸に向かっていった
吉良邸の前でお出迎えしてくれたのは清水一学
一学の口から今まで赤穂の人間を殺し回っていたのは自分だということがわかった
ならば郡兵衛にはこの一学を討つ正当な理由が十分にある
郡兵衛は最初こそ善戦していたが一学が本気を出すと眼の色が赤くなって太刀捌きが数段上がり、一瞬で形勢逆転される
腕を斬られた郡兵衛は満足に槍を振る事もできない
絶体絶命かと思われた郡兵衛の元に同志、奥田孫太夫が颯爽と現れる
孫太夫は郡兵衛の盾となり一学と斬り合う
相手が二人になったということで一学は二刀流を解禁
孫太夫と打ち合いながら弱っている郡兵衛の脇腹を斬りつける
郡兵衛はもう立つのもやっという状態にまで傷めつけられており出血も酷い
駆け付けてきた直刃を見て一学は撤退
孫太夫は急いで郡兵衛を医者に連れて行くことにした
郡兵衛は一命を取り留めたものの、内蔵助は同志の秩序を守らずに単身で上野介を討とうとしたため同志からは除外
郡兵衛も武士として合わせる顔がないと脱盟する
孫太夫から郡兵衛を瀕死にまで追い詰めた相手の素性を聞くと一学であることが予想出来た
そのうえ目が赤く光っていたということも
孫太夫からの情報を元に直刃は一学に呪いが掛けられていた線が濃厚だと悟る
前回討ち入りの時に生ける屍として復活してきた吉良家の家人達も同様に赤い瞳をしていたからだ
意図的に呪いを掛けられる人間は限られている
すなわち十中八九徂徠の仕業である
勝手な真似をしたことを問い詰めてやる、と思い徂徠の屋敷を訪れたがこれを予測していた徂徠は江戸城に逃げ込んでいた

途方に暮れているところへ良くない報せが入る
一学が昨日の今日でまた赤穂浪士の命を狙ってきたのだ
幸い狙われた新六は命こそ無事だったが辱められてしまっていた
駆け付けた安兵衛はすぐさま一学と斬り合う
まだ腕の傷が完治していなかった安兵衛は一学相手に苦戦する
直刃もフォローに回ってどうにか追い払うことが出来た

落ち着く暇もなくその日、孫太夫から火急の知らせが飛んでくる
どうやら直刃と安兵衛は幕府の捕吏から追われる身となっているようだ
徂徠は今まで一学が殺していた赤穂の者達を直刃と安兵衛が殺していたということに改竄していた
幕府の役人に捕まることになったらそれこそ面倒なことになる
ここは思い切って江戸を離れるのが得策だと決めた安兵衛は直刃と江戸を出ることにする
包囲網の中を突破するのは容易ではなく直刃と安兵衛は見つかってしまう
そこで助け舟を出してくれたのが多門伝八郎
伝八郎は幕府直属の目付役で内匠頭の刃傷の際にも便宜を計ってくれた人物
直刃と安兵衛が罪人ではなく濡れ衣を着せられていることを理解した伝八郎は金子を恵んでくれた
これから会津に向かうことにした直刃と安兵衛
旅すがら直刃の素性を安兵衛に打ち明けてみる
当然、安兵衛はくだらない戯言だと言って耳を貸さなかったがひとつだけ思い当たることがあったのだ
酔っ払った直刃が寝言で言っていた言葉、吉良が八月の中旬に屋敷替えすると・・・
実際その通りになったことを安兵衛は不思議に思っていた
それからというものの安兵衛は暇さえあれば直刃にこれから起きる事を聞いてきたのだ
直刃は安兵衛の質問攻めに対して全部答えてあげた
すんなりと答えが出てくる辺り半信半疑程度には思っているのかもしれない
二月には山科会議があるので会津から上方へ向かうことにした
この時、まだ二人は徂徠が放った刺客の事など知る由もなかった――――

道中にて少女が浪人に脅されているのを発見
直刃は顔を見て同じ宿に泊まっていた少女だとすぐにわかった
お梅という名前の少女は商いをしていて帰る途中なのだとか
さっきのように浪人に金をせびられるのを想像するだけでも忍びないのでお梅の住む牛崎村にまで送ってやることにした
お梅と会ってからどうも安兵衛の様子がおかしい
牛崎村についてからお梅を店に送り届ける
お梅は母親を呼んでくるからちょっと待っていてくれと言って中へ入っていった
しばらくして暖簾を潜って出てきた人物を見て安兵衛は「姉・・・上・・・」と呟いていた
姉上と呼ばれたその人は安兵衛の事を『武庸』と呼んだ
姉妹の再会だというのに余所余所しい
まるで他人行儀のような挨拶をすると安兵衛は素気無く踵を返す
安兵衛の態度が気になった直刃は少し踏み込んでみる
堀部安兵衛という人間がどのような人生を歩んできたのか、話を聞くことが出来た
あのお梅というのは安兵衛の父親が下女中に産ませた子供であり腹違いの妹だそうだ
お梅は安兵衛の姉であるおきんが引き取り育てている
紆余曲折あり高田馬場の決闘で一躍名を馳せた安兵衛は浅野家に仕える
堀部安兵衛という名は浅野家に仕えてから頂いた名前であり、それまでは中山武庸と名乗っていた
安兵衛が自分の過去を話し終えてからおきんがやってきて改めて挨拶をしてくれた
父親が下女中の人間産ませたことでお梅のことが容認出来ない安兵衛
おきんはお梅の本当の母親ではないが母親と認識させて育てていくつもりである
そしてお梅に対して真実を一切話すつもりはないと
お梅にとってあまりにも不憫過ぎる現実だからである
どうあってもお梅を身内として認めることをしない安兵衛に直刃は口出しする
たとえ腹違いの妹だったとしてもお梅には何の罪もないと
産まれてきてしまった以上、お梅にはどうすることも出来ない
少なくとも安兵衛が父を非難することはあってもお梅を責めることは完全に筋違いなのだ
直刃の言うことは尤もだ、と理解してくれた安兵衛は牛崎村から旅立つ日にお梅に会いに行くことにした
勿論妹ということは伏せて、叔母ということにしておく
中山武庸と名乗るとお梅は尊敬していた人物にようやく会えたとばかりに興奮する
おきんもようやく安兵衛が打ち解けてくれたと嬉しそうに思っていた
笠を作っていたお梅は旅立つ安兵衛に自分で作った笠を贈呈してくれる
安兵衛は気恥ずかしそうに付けるとおきん、お梅に挨拶をして牛崎村を出た

村を出てからついに幕府の追っ手が直刃と安兵衛の元へ迫る
お梅が作ってくれた大事な笠に傷を付けられた安兵衛は激怒して刺客達を圧倒的な強さで仕留める
直刃も手伝ってなんとか倒すことが出来た
しかし安兵衛が人を斬っているところをお梅は見てしまった
安兵衛が手袋を忘れていってしまったようでお梅が安兵衛の後を追って届けに来てくれたのである
折り悪く血生臭い場面を見せる羽目になってしまった
放心状態になっている安兵衛目掛けて直刃が気絶させ損ねた刺客が斬りかかってきた
安兵衛を庇いつつ直刃は刺客を昏倒させる
だが直刃も斬られてしまった
お梅には今見たことは忘れろと言って別れた
直刃の出血が酷いので上方への旅は遅らせざるを得なかった
思ったよりも傷が深かったようで三ヶ月経っても完治してはいなかった
雪国で思わぬ足止めを食らってしまった二人は山科会議に出ることが出来なかった
艱難辛苦を経てようやく上方に入った安兵衛と直刃は藤左衛門の家へと向かう
藤左衛門を始めとした仇討ち賛成派の人間は安兵衛の到着を歓迎してくれた
孫太夫の話によると江戸ではまだ捕吏が二人を探し回っているようなので戻ることは不可能
急進派の筆頭である安兵衛が来たことにより仇討ちの主導権は安兵衛に委ねられた
内蔵助抜きで仇討ちをするか、それとも内蔵助の言いなりになるか・・・
安兵衛の決断は内蔵助抜きの少人数で上野介を討つというものだった
意見が纏まったところへ水を差すように数右衛門が現れる
そろそろ独断専行に走ると予想した内蔵助が数右衛門を寄越してきたのだ
内蔵助の言うことを聞かない奴は全員敵、という単純明快な理由で動く数右衛門は再度安兵衛と勝負をする
数右衛門はこの勝負、正真正銘の"真剣"で行うと言い出した
真剣で勝負するということは下手すりゃどっちかが死に至るということ
お互い承知の上で死闘を繰り広げることとなった
固唾を飲んで見守る一向
普段なら数右衛門と同等以上の戦いを繰り広げるはずの安兵衛だが今日はずっと押されっぱなし
数右衛門が大きな隙を見せた時にも斬り込まずに躊躇してしまう
直刃は安兵衛が剣を振れない状態になっていることに気付いた
剣をまともに振れない理由にはすぐ思い至った
幕府の刺客を薙ぎ倒しているところをお梅に見られたからである
あの時、お梅に殺害している場面を見られたのは安兵衛にとって相当の痛手となっていた
この勝負の行方が見えてしまった直刃は待ったをかけて勝負を中断させる
結果、数右衛門の勝ちとなり急進派の仇討ちへの驀進は止められてしまった

安兵衛と直刃は江戸に向かう皆と別行動を取り内蔵助のいる山科へと向かった
山科に着いてから内蔵助に直刃の事を打ち明ける
直刃が300年後の時代から来たことを安兵衛から説明したのだ
内蔵助も直刃の言動には以前から引っかかるところがあったらしく、安兵衛の後押しもあって信じてくれた
これで今回は直刃の事情を知っているものが3人になったことになる
ここからが本題、安兵衛は何が何でも仇討ちを主張し、認めてくれなければ自らの腹を斬るとまで言って内蔵助を脅しに出る
安兵衛の鬼気迫る懇願に内蔵助は譲歩して、お家再興が叶わなかった場合は必ず仇討ちをすると約束
そして直刃の言葉を鵜呑みにすれば七月にお家再興の夢は潰えることになるので実質仇討ちは決定事項となる
安兵衛はその条件でなんとか折れてくれた
今回是が非でも一人で上野介を討って赤穂浪士を助けたいと思っていた直刃の作戦は水泡に帰そうとしていた

七月
歴史は覆ること無く大学の処分が浅野家本家預かりとなる
半ば予想していただけに内蔵助と安兵衛もそこまでの衝撃はなかった
となれば後は仇討ちに向かって突き進むのみ
そこで直刃は内蔵助と安兵衛に前回の討ち入り時の体験を伝えておく
前もって情報を与えておけば実戦でより有利に立ち回れるからである
直刃は過去に内蔵助が所持している内匠頭から受け取った脇差を大事にしてください、と言った
不思議に思った内蔵助は独自にその刀について調べてみた
するとその脇差は千鳥という立花道雪が持っていた伝説の刀だということがわかった
『雷神を斬ったと言われていることから別名:"雷切"』とも呼ばれていう
ともかく千鳥を使わなければ変身した上野介を倒すことは無理であるということを念頭に置いてもらう

孫太夫の話によると大学の処遇が決まった途端、幕府の捕吏が姿を消したという
というわけで安兵衛と直刃は久しぶりに江戸に戻ることが出来た
直刃は江戸へ向かってからまず急進派と仲違いしている十郎左衛門と源五右衛門の勧誘に向かった
仇討ちするとなれば少しでも仲間は多い方がいい
十郎左衛門と源五右衛門が急進派の人間達に同志として認識されるためには相応の褒美を差し出せばいい
自分達で勝手に行動しておきながら、切羽詰まると仲間に入れてくれではさすがに虫が良すぎる
しかし謝罪の意味も含めて仇討ちの際に役立つものを提供すれば許容してくれるかもしれないのだ
十郎左衛門は吉良邸の絵図面を入手、源五右衛門は同志達が仇討ちの日まで安全に隠れられる場所を確保
二人の仕事は急進派の人間達にも認められ、晴れて同志の仲間入りを果たした

あとは仇討ちの日まで大人しく待つまでだったのだが分配金も底を突き、その日食べる物も買えなくなってきた同志達
金に困ったらここに行け、と内蔵助に言われていたので訪問してみる
綿屋拓実という商人が経営している店からお金を借りられるらしい
拓実は仇討ちする赤穂浪士達には全幅の信頼を寄せていたため、最初こそ値踏みする態度だったものの羽振り良く大量の金を貸与してくれた
首の皮一枚で繋がった同志たちはなんとかその日を生き長らえる

ちょっとして主税が下向してきた
これも歴史通り
内蔵助も続いて江戸に向かってくるだがまるで待ち構えていたかのように刺客に狙われる
幸い、数右衛門がいたので心配はいらなかったがこちらの動きが読まれているかのよう
その上拓実が赤穂浪士の手助けをしていることが幕府に筒抜けになっていた
奉行所に拘束された拓実は証拠不足で無罪放免となったが、ここまで身内の情報が漏れているとなると内通者がいる、と拓実は言う
同志の中にそんな人間がいることを信じたくはなかったがあまりにも露呈し過ぎているこの状況を見れば認めざるを得なかった
そして幕府に浪士達の情報を漏らしていたのは小平太であることが判明する
直刃が不審な行動をしている小平太を付けた所、幕府の人間と思われる人間から情報をと引き換えに金を貰っていた
だが小平太がこのような背信行為に走ったことにも理由があった
時房の病状が悪化し、高価な薬でなければ効果が無かったのだ
そのため小平太は同志を売った、でもそれは決して許されることではない
直刃は小平太を同志から除外して江戸の町を離れて姉と二人で生きろ、と命令
裏切り者は仇討ちに参加する資格はないのだ

安兵衛に会うためにおきんとお梅が江戸にやってきた
未だお梅の事を考えるとあのときのトラウマが蘇る安兵衛
衝撃的なあのシーンを見た後、お梅はおきんにその事を話した
おきんは安兵衛は武士だからそれくらいのことは当然、生きるか死ぬかの毎日を送ってる人間にとって人斬りは珍しことではないと言い聞かした
お梅は自分が怯えた態度をとったことにより安兵衛が気に病んでいる事を理解したので安兵衛に謝って誤解を解いてもらうことにした
お梅と話し合うことによってようやく蟠りが解けたのか安兵衛の剣に迷いは無くなりいつもの鋭さを取り戻す

その頃、まだ江戸を離れていなかった小平太はあろうことか吉良邸に忍び込んでいた
同志を裏切ったことがいかに恥知らずな行為だったことかを理解した小平太は最後に役立ちたいと思って一人で潜入し、内部の状況を調べてくるつもりだった
けれども運悪く清水一学に見つかってしまい滅多斬りにされてしまう
小平太は命からがらで目に遭いつつも自力で逃走
直刃の元に血だらけになりながら帰ってきた小平太は伝えることだけ伝えたら役目を終えたとばかりに力果てた
小平太の名誉を守るために他の同志達には逃げたということにし、時房には遠出していると言って死んだ事は伏せた

小平太の死去に続きさらに悪報が続く
安兵衛が連れ去られたというのだ
一人で歩いていたところを一学と遭遇してしまった安兵衛
お互い剣舞を繰り広げているところへ間が悪くお梅が来てしまったのだ
お梅のことに気を取られた安兵衛は一学の剣を捌ききれずに昏倒
一学は殺すつもりはなかったようである
お梅は急いで安兵衛の身にあったことを伝える
すぐさま吉良邸に向かった直刃は正門の前で待ち構えていた一学と相見える
この一学にも呪いがかかっているため戦闘狂となっている
一学は狂気の笑みを浮かべ直刃に襲いかかってくる
数々の修羅場を乗り越え、修行も積んだ直刃一学の太刀を見切り腕を切断することに成功
片手を失ったとなれば勝算は薄い
一学は脱兎のごとく撤退
一学を逃がすまいと追い縋ろうとした直刃は奉行所の見回りに見つかってしまう
仕留めるチャンスだったかもしれないがここで厄介事を起こすのは賢明ではなかったので退く

安兵衛という仇討の大黒柱とも言える存在を失った状態での仇討ちとなった今回
直刃は安兵衛の代わりに仇討ちに参加すると内蔵助に談判
食い下がり続ける直刃に内蔵助も折れて参加を認める
ただし安兵衛を救出するのが直刃の目的であり、救出次第即座に離脱せよ、というのが条件だった
ついに二度目の仇討ちが始まる

前情報により首尾よく吉良邸に侵入出来た浪士一同
手慣れた動きで吉良邸を制圧していく
完勝ムードが漂う中、最悪の事態が起こる
本来味方であるはずの安兵衛が呪いによって洗脳され直刃達の前に立ちはだかったのだ
おまけに片腕を失ったとはいえ、一学も同時に現れた
一学と安兵衛に共闘されるとこっちは相当な苦戦を強いられる羽目になる
覚悟を決めた矢先、なんと安兵衛が背後から一学を突き殺す
戦闘狂と化した安兵衛は自分の事以外眼中になく一学は戦いに邪魔な人間だと認識され排除された
安兵衛が持っている刀が怪しい光を怯えている

妖刀『村正』

幕府から安兵衛に譲渡された上等の刀を安兵衛は握っていた
安兵衛は決闘相手として内蔵助を使命
東軍流免許皆伝の内蔵助とは一度剣を交えて見たかったのだという
本来なら一緒に仇討ちするはずの同士で戦い合うなど言語道断
しかし向こうが斬りかかってくる以上こちらとしても応戦せねばならない
こちらが安兵衛と戦っている間、他の同志達は変貌した上野介の対処に負われていた
なおも続く内蔵助と安兵衛の激闘
激しい刀の打ち合いによって内蔵助の本差が叩き折られてしまった
そこで伝家の宝刀である千鳥を抜く
黄金色の光が辺りに満ちて暗闇を明るく照らす
内蔵助は千鳥を使って村正に挑むが安兵衛の基本能力の高さもあって千鳥ですらも折られてしまう
千鳥は上野介撃破にも必要不可欠
それが無くなってしまったということは勝機が無くなったも同義
内蔵助が絶体絶命の状態に陥った今、戦えるのは直刃しかいない
直刃は内蔵助に代わって安兵衛と交戦
圧倒的な強さの前に直刃と内蔵助に死が迫った
そこへ様子を見に来た主税が参戦
だが主税では力量不足だったのか一振りで吹き飛ばされてしまって気絶
絶望が支配した中、一条の希望が見える
主税が持っている脇差が輝きを放っていたのだ
それは紛れもなく"二本目"の千鳥だった
何故千鳥がもう一本あるのか今は置いておいて即座に千鳥を回収した直刃は安兵衛と再び斬り合う
千鳥の力を借りる事によって安兵衛の村正の粉砕に成功
村正を破壊したのと同時に安兵衛がやっと正気に戻ってくれる
直刃は内蔵助に千鳥を渡した
内蔵助と主税は上野介を倒しに行くために急いで駆けて行った
安兵衛と共にその場に残った直刃だったが気が緩んだのか視界が歪んでくる
直刃の脇腹からは尋常ならないほど出血していた
少し前一学と戦った時に直刃は一学の斬撃を貰ってしまっていたのだ
安兵衛は涙ながらに死ぬなと言い続けるがもう体力の限界だったようである
直刃が逝ってから内蔵助は千鳥を使って上野介を倒し仇討ちを成功させた
惜しくも僅かの差で直刃は今回も間に合わなかった・・・
意識が完全に無くなる前に死んだはずの小平太と会う
小平太は"三度目の正直"で直刃は元の世界に戻れると預言した
『三度目で小平太を死なせないこと』、それが条件だった

直刃三度元禄14年を体験することになる


●百科魁編

三周目となった今回、直刃は不干渉を決め込んだ
もう誰とも向かい合わない、ひっそりとどこかで隠居して過ごす
仇討ちは成功することが歴史によって決められているため、2年待てば自ずと直刃は現代に帰れるのだ
しかし運命が直刃にそうはさせまいとするかのように繋がりを求めさせる
何気なく石段の上にある神社へ行くと修行している最中に狙われたのか松之丞が狼に取り囲まれていた
こんなことは今まで無かった上にまさかここに松之丞がいるとは思ってなかった
でも見て見ぬふりは出来ないので仕方なく松之丞に代わって狼を追い払う
三周目ともなると筋肉は引き継げないが記憶や技術は引き継げるので直刃の剣も十分様になっていた
直刃からすれば取るに足らない行動だったのだが後になってこれがとんでもない事態を引き起こす
右衛門七の家で厄介になっているところへ内蔵助と松之丞がやってくる
矢頭一家はいきなり城代家老である内蔵助がやってきたので大慌て
訪問した理由は内蔵助から語られた
見事な剣捌きで松之丞を狼から守ってくれた事を聞いた内蔵助は礼を述べに参ったそうな
それにしては松之丞の様子がおかしい
事もあろうに松之丞は助けて貰った直刃に惚れ込んでしまったのだという
あれだけ勝気だった松之丞がやたらしおらしく健気な態度を取っている
以前の松之丞を知っている直刃からすれば少々薄気味悪かった
正式な礼をしたいという内蔵助の提案により直刃は大石邸に呼ばれた
そこへ唯七もやってきて話がややこしくなる
内蔵助が直刃は松之丞の許嫁であると言ってしまったのだ
唯七はやんややんやと騒ぎ立て、松之丞も異存はないとばかりに照れている
雲行きが怪しくなり始めた直刃早々に退散した

ところが翌日、矢頭家の前に夥しい数の人だかり
面白半分か本当なのか直刃と松之丞が許嫁であることを吹聴したせいで祝言を述べにきたという
勝手に誤解されたらたまったもんじゃない
松之丞もその気でいるので一旦神社まで連れ出す
松之丞はこの神社で稽古をした後、崖付近にある大岩にもたれて一人で海を眺めるのが好きらしい
感傷的になっているところ松之丞との事ははっきりさせておいたほうがいいと思った直刃は松之丞との婚約の話はきっぱりと断る
松之丞は残念そうだったが干渉しないと決めた直刃の意志は固かった
歴史は繰り返す
内匠頭の刃傷は回避不可、即日切腹、藩札交換、評定にて城明け渡し――――

ここで新たなアクシデント発生
城明け渡しの判断を下すはずの内蔵助が疲労で倒れてしまったのだ
過去2回にこんなことはなかったのである
松之丞が血相を変えて直刃の元へやってきた
内蔵助が倒れたとなればもしかすると篭城討ち死にか切腹になってしまうかもしれない
最悪の事態を危惧した直刃は松之丞と共に内蔵助の元へと向かう
否が応でも運命というやつは直刃を赤穂浪士と関わらせたがる
宿命というやつのかもしれない
内蔵助が倒れたとなっては今一番決定権があるのは松之丞に他ならない
自分には荷が重すぎると松之丞は謙遜するが直刃の助言もあって意気込む
直刃史実通り、松之丞に城明け渡しを命じた
だが松之丞は血迷ったのか、揉める藩士達の前で切腹を宣言
その場にいた全員が驚愕する
それも一時のこと
内蔵助の娘である松之丞がそういうのなら全員従う他ないと一同も静まり返る
そこへ安兵衛、郡兵衛、孫太夫の江戸急進派の人間がやってきて抗議
安兵衛は若輩者である松之丞の意見を聞く事はできないと強気な態度
しかし松之丞は安兵衛に対しても物怖じすること無く毅然とした態度で臨む
安兵衛は松之丞がまさかこれだけ出来た人間とは思っていなかったらしく油断していると寝首を掻かれるのはこちらかもしれないと松之丞に対する評価を改めた

切腹の刻限が迫ってきた
集まった藩士達は七十名程度
命が惜しいと言って逃げ出したものも多かった
そんな中覚悟を決めてこの場に集まった人間に松之丞は真意を伝える
ここに集まったものは内匠頭のためなら躊躇なく命を差し出せる人間
死ぬことすらも辞さない心構えの人間が集まればまだ成せることがあるのではないか?と提案
大学を立てて浅野家再興を目指す、というのが松之丞の本心
松之丞は同志達の覚悟を知るためにこのような回りくどい作戦を立てた
安兵衛のお家再興が叶わなかったときはどうするか?の問いについても叶わなかった場合は仇討ちすると宣言
ひとまず納得した急進派の連中は帰っていった

これから同志達はバラバラになる
直刃は右衛門七達と上方に移り住んだ後、こっそりと姿を消すつもりでいた
松之丞は是非とも一緒に山科に来てほしいとねだったが直刃は拒否
極力赤穂の人間との関係を断ちきりたかったのでここで関わるわけにはいかない
頑として意見を変えない直刃のことはお構いなしに疲労が祟ったのか松之丞は倒れてしまう
そのまま放っておくわけにもいかないので介抱する
神のいたずらか、結局直刃は二回目の山科を体験する
今回は内蔵助の護衛役として萱野三平が同伴しており、屋敷には4人で住むことにした

江戸急進派の安兵衛が孫太夫を送り込んできた
もちろん仇討ちの催促要員である
松之丞は内蔵助の意志を継いで評定ではお家再興を唱えたものの、本心は仇討ちしたいと思っており兼ねてから内蔵助に元服を迫っていた
元服さえすれば一人前の大人と見られ、仇討ちに参加することが出来る
でも内蔵助は松之丞を仇討ちに参加させるつもりはなかった
女としての幸せを全うさせてやりたいと考えていたので直刃と松之丞には結ばれてほしい願っていた
孫太夫と三平は松之丞のためを思って内蔵助に協力する
どうやったら直刃が松之丞に惚れてくれるかを模索し、様々な作戦を実行
だが直刃は一向に惚れる様子がなくむしろ逆効果となってしまったようである
それに直刃には前回想い人となった安兵衛がいた
自分だけ記憶を引き継ぐというのは時に残酷なもので安兵衛は直刃のことが好きだったという記憶は綺麗さっぱり消去されている
安兵衛に無性に会いたくなった直刃は独断で山科を抜け出し江戸に向かった
もう山科には戻らないつもりでいた
江戸に着いてから安兵衛が来ると思われる場所で待機している直刃
直刃が逐電したことはもう江戸の同志達にも知れ渡っているらしく、ちょうど郡兵衛と安兵衛がそのことについて話し合っていた
松之丞の許嫁でありながらどこかへ遁走した人間など信用ならない、もし江戸に来て同志に加わりたいと抜かすのであれば叩き斬ってやると安兵衛ははっきりと言った
安兵衛の確固たる意志を盗み聞きしてしまった直刃愕然とした
前回自分を愛してくれた人はもうここにはいないのだということを痛感した

失意に暮れた直刃はあちらこちらを旅してこの時代を終えようと思っていた
山科からは逃げ、安兵衛からは信用の置けない人間と言われ絶望していた直刃は当てもなく彷徨う
直刃が途方に暮れていると山道で盗賊の類に襲われている隻眼の女の子を発見
殺されるかもしれないというのにその女の子はニコニコと笑っている
さらに山賊達を煽り立て、ついに剣まで抜かしてしまう
このままではまずいと思った直刃が助けに入ろうとした瞬間、女の子は所持していた長刀抜きその長さからは想像もつかないほどの速さで盗賊を一刀両断
目に止まらぬ剣捌きで二人とも瞬殺
はっきりいってとんでもない強さだった
それに殺気が全然ないのだ
普通、人を斬り殺すとなれば少なからず殺気を帯びるはずなのだがこの女の子に至ってはそれが微塵も感じられない
直刃に目を止めたその娘は直刃も盗賊の一味だと思って問答無用で斬りかかってきた
違うといっても聞く耳持たない様子
仕方がなく直刃はとっておきの巻き上げを使って女の子の長刀を弾き飛ばす
自分の手から刀が明後日の方向に飛んでいったのを見て呆然とした女の子は次に称賛の意味を込めて直刃の事を褒めてくれた
そして何故かやたら親しげに擦り寄ってくる
直刃風変わりな侍、山吉新八郎と出会ってしまったのだった

直刃の事が気に入った新八郎はずっと直刃についてくる
どうやっても付いてくるつもりなので直刃と新八郎はしばらく行動を共にすることになる
実はこの新八郎、内蔵助を殺すために派遣された上杉家の刺客だったのである
新八郎は直刃が使った巻き上げを自分も修得したいと言ってきたので教えてやることに
京へ行きたいと言ってきた新八郎の頼みを聞いて直刃も京へと向かうことにした
その間に巻き上げを異常な早さで会得してしまった新八郎
素質は直刃以上だった

その頃、どこかへ行ってしまった直刃を探すために松之丞は松之丞なりに行動していた
上方へ行っているのではないかと考えた松之丞は右衛門七達の元を訪れた
仇討ちを切望している上方の同志達は松之丞が来たことにより吉報が入ってくるものだと期待した
しかし松之丞はあくまでもただ訪れただけである
仇討ちの許可が降りたものだと思っていた同志達は落胆する
そんな同志達に触発されたのか松之丞は内蔵助に仇討ちの決行を迫る
けんもほろろに松之丞の意見を却下した内蔵助
お家再興が潰えるまでは絶対に仇討ちを画策しない、というのが内蔵助の考えである
融通の効かない内蔵助に歯噛みするが従う他ない

内蔵助と三平が江戸に向かうことになったので松之丞は一人留守番
その間に京へと着いた直刃と新八郎
上杉家の人間と密かに連絡を取っていた新八郎は内蔵助が在宅している分かると早速暗殺へと移る
山科へと到着した新八郎は松之丞と遭遇
松之丞は警戒心を露わにし、新八郎は相変わらずの笑顔
いけしゃあしゃあと大石内蔵助を殺しにきたと言ってのける新八郎
だが生憎内蔵助は今、江戸に向かっている
上杉家の間者の情報が間違っていることに少々腹立ちながらも姿を見られたからには生かしておくわけにはいかないと松之丞に斬りかかる
実力的には松之丞が大きく不利
直刃から教えてもらった巻き上げを見事に使いこなし、松之丞の本差を吹き飛ばす
とどめの一撃を振りかぶる新八郎
そこへ何時まで経っても宿に帰ってこない新八郎を探し回っていた直刃が到着
間一髪のところで新八郎の剣を止めることに成功した直刃
ここで直刃は新八郎に自分が赤穂の人間であることを打ち明ける
ショックを隠し切れない新八郎
本来敵同士の二人が寝食を共にしていたのだから
直刃も新八郎が上杉家の人間であるとは知らなかった
新八郎は直刃が赤穂の人間と知ってなお一緒に逃げようと提案してくるが直刃は拒絶
自分のものにならないのであれば、と新八郎は松之丞もろとも直刃にも襲い掛かってくる
松之丞を守りながら戦わなくてはならないのでやりにくい
しかしここで強力な助っ人である数右衛門が悠々と出てきて新八郎と交戦
どこかで様子を見守っていた上杉家の間者が出てきてここは退くべきだと新八郎に告げる
一旦勝負はお預け、ということになった
松之丞は直刃が帰ってきてくれたことに涙し、抱きついてきた

直刃はもう帰ることのないはずの山科に帰ってきてしまった
松之丞は快く迎えてくれたものの、数右衛門は知らなかったとはいえ敵と一緒に行動していた直刃を疑いの眼差しで見ていた
直刃が許されるか許されないかは江戸から帰ってきた内蔵助の判断に任せるしかなかった
内蔵助は松之丞を身を挺して守ってくれたことを直刃に感謝し、脱走の件については不問としてくれた
松之丞の元服についても年内に認めてくれた

一方、江戸にて郡兵衛が何者かの闇討ちにあっていた
郡兵衛ほどの手練がやられるとなると相当の強者である
偶然にも犯人である新八郎と遭遇した安兵衛
郡兵衛の仇を取るために新八郎と交戦
実力伯仲、どちらかが倒れるまで斬り合う覚悟だったが、タイミング悪く役人が来てしまったので休戦となる

直刃が何時まで経っても主税に靡かないので内蔵助はある謀を決行
それは松之丞を近衛家に嫁がせるというものだった
主税は嫌だと抗議したものの、近衛家とのパイプができればお家再興がしやすくなる
内蔵助にそう言われてしまっては致し方ない
主税は渋々近衛家に嫁ぐことになった
婚儀当日、本当にこのままで言いのか?と自問自答する直刃
ここまで一途に想いを寄せてくれている主税に答えないのは駄目だと思った直刃は婚儀の最中であるにも拘わらず主税を勝手に連れ出した
これぞ内蔵助の思惑通りで後で右衛門七から話を聞いたのだがこの婚儀自体が芝居であったのだそうだ
少しでも直刃をその気にさせてたくて内蔵助は一芝居打ってみせた

内蔵助は主税と直刃に久しぶりに赤穂へ行っても良いという許可を出す
主税は赤穂へ行けることが相当嬉しかったようである
赤穂へ向かう途中、主税が子供達が地面に書いていたものに注目する
子供達は相合傘を地面に書いて戯れていた
実はこの時代から相合い傘はあったらしい
相合傘を知らなかった主税に意味を教えてやってから出発した
以前主税達が住んでいた屋敷は現在水谷家のものとなっていた
久方ぶりの我が家を楽しもうと思っていた主税、家臣に話を通し中へと入れてもらう
でも入れるのは主税だけであった
折角の屋敷を満喫するかと思いきや主税はすぐに出てきた
主税は落胆しており、もう帰ると言い出した
主税達が住んでいた時とはもう空気が変わってしまっていたのだ
懐かしかった雰囲気は払拭され、嫌でも他家の人間が住んでいるということを知らされる
それを寂しく思ったのだった
帰り際主税が一番好きだった場所がある神社の前を通る
次いつここに来られるかわからないから行ってこいと主税を励まし、主税は頷いて岩場へと向かった
主税が戻ってきてから山科へと帰った

この時山科には新八郎の魔の手が忍び寄っていた
内蔵助が散歩に行って帰ってきたら三平の姿が見えなくなっていた
三平は現れた新八郎を絶対に内蔵助の元へと行かせまいと足止めに徹していたのだ
だが三平では新八の剣戟を止める事はできず、無惨にもやられてしまう
内蔵助が駆け付けたときには虫の息だった
助からないことを悟っていた三平は最期に内蔵助の手で死にたいと言ってきた
内蔵助は三平の尊厳を保つために介錯をしてあげた
直刃と主税は三平が亡くなったと聞いて茫然自失になった
内蔵助は三平の死のことを他の同志に対して自害したということにしたのである
それは三平の名誉を守るための手段であった
前回、小平太を死なせてしまったことを悔やんでいた直刃は二度目の同志の死を目の当たりにして全部自分の所為だと背負い込んでしまい精神崩壊を起こしてしまう
暴れ狂う直刃を数右衛門が押さえつけ、離れの小屋に隔離する
直刃は夜な夜な三平の亡霊を見るようになり「お前のせいで私は死んだんだ」という幻聴が頭から離れない
主税や数右衛門に殺してくれと頼むがそんなことが出来るはずもない
そこで主税は直刃の話し相手になることで少しでも不安を和らげようとする
直刃が喋らなくても主税はずっと喋り続ける
主税の言葉を聞いている間は不思議と三平の亡霊を見ずに済んでいた
ここまで慕ってくれる主税に直刃は自分の素性を明かす
主税はすんなりと直刃の話を信じてくれて疑うことすらしなかった
主税は直刃が元の世界に戻るための手助けをすると約束してくれた
三度目の元禄時代、直刃は初めて他人に自分の身を委ねることにしたのだった
主税の甲斐甲斐しい努力のお陰で直刃は正気を取り戻した

間も無くして大学が本家預かりとなり、仇討ちが決定する
主税を仇討ちに参加させたくなかった内蔵助だったが主税の感情の篭った切願を聞いては断るにも断れなくなってしまった
主税の仇討ちが決まってからしばらくして江戸に向かって歩き始める
直刃も主税のお供として随伴した
江戸に着いてから安兵衛に挨拶し、一日も早く立派な剣士になれるように安兵衛と稽古をする主税
その後、内蔵助も江戸に到着して同志達から歓迎を受ける
あとは新八郎の存在を懸念していた直刃は江戸の町を歩いている新八郎を発見
気づかれないように尾行したつもりだったが新八郎とってはバレバレだったようである
尾行相手が直刃であることを知ると破顔する新八郎
新八郎は最後まで直刃の事が好きだったらしく二人でどこかへ逃げない?と提案してくる
でも吉良家、上杉家の人間は浅野家の人間とは相容れない存在だった
次にどっちかが死んでも恨みっこなしだよ、とだけ言い残し新八郎は去った

そして直刃にとって三度目の仇討ち
手筈通りに正門と裏門から押し入り、吉良邸を奇襲
今回は二度目の仇討ちの時と違って家臣達に呪いは掛けられておらず面食らったようにあたふたしていた
屋敷の制圧は滞り無く行われ、後は上野介を見つけるだけ
ところが肝心の上野介が見つからない
前回、前々回は所定の場所に隠れていたはずなのに今回はその場所にいないのだ
虱潰しに屋敷を探し回っているととある一室に踏みごたえが違う畳があった
刀の切っ先を入れて畳を剥がしてみると地下通路みたいなものがあった
直刃はみんなを呼んでから突入すべきだと判断したが主税は様子を見てくると言って先に進んで行ってしまった
一人で行かせるわけにもいかないので直刃も主税の後を追う
進んでいくと怯えて縮こまった上野介がいた
あまりもの不甲斐なさに討つまでもないと捨て置こうとした矢先、急に上野介が変貌
白蛇を纏い、直刃からしてみれば見慣れた姿になった
この状態の上野介に勝つためには千鳥を使わなければならないため、主税は早速脇差を抜こうとするのだが上野介は油断した主税から千鳥を奪い取ってしまった
向こうに千鳥が渡るとなると最悪の展開
上野介は千鳥を試し斬りするかのように振るう
上野介の猛攻に耐えつつ、白蛇の攻撃も捌かなければならない
敗北が濃厚になってきたところへ、内蔵助が来てくれてもう一本の千鳥を投げ捨ててくれる
主税は内蔵助の千鳥を使って上野介を葬った

ようやく悲願達成、これで直刃は元の時代に――――

戻れなかった

上野介を倒しても直刃は戻れないでいた
主税に白蛇にどこか噛まれたか!?と聞くが主税は白蛇の攻撃を受けてはいない
原因は分からずじまいだった
直刃は主税に生きてくれ、と言われて悔恨の念に駆られながらも生き恥を晒す
一度目の時と同じく、将監にこのことを伝えに行く命を受けた
江戸の町を放浪しているところ、直刃は立腹した小平太に会う
前回、薄れゆく意識の中で小平太を死なせては駄目ということを頭の片隅の留めていた直刃は多少強引ではあったが小平太を拓実の元で監禁してもらっていた
何故小平太を生かしておく必要があったか、その訳が今判明する

上野介が生きている

小平太が今江戸の町で出回っている根も葉もない噂を持ち込んできたのだ
そしてある一つの考えが思いつく

赤穂浪士達が今まで討ち取っていたのは『吉良上野介の影武者』だったのではないか?

本物の上野介が生き残っているのだとしたら直刃が元の時代に戻れない理由も説明が付く
早合点かもしれないが噂の信憑性を上げるため、小平太にどんどん情報を仕入れてきてもらった
すると倒した上野介は影武者である可能性が高いことがわかった
小平太には引き続き情報収集を頼み、直刃は仇討ち第二陣の要となる郡兵衛を誘って将監の元へと向かった
将監にこのことを話すと信じられないという顔をしたが、最終的には乗ってくれた

ここに深海直刃、高田郡兵衛、奥野将監、毛利小平太という4人での第二陣の同盟が結成された

小平太の情報により予め上野介が通る場所を見越しての仇討ち
急襲し、駕籠の中から狼狽えながら出てきたのは確かに上野介であった
家臣達は郡兵衛達に任せ、一人逃げ出した上野介を直刃は追う
上野介を殺しさえすれば直刃戻れる、戦闘力のない老人なぞすぐに始末出来るだろう

しかしここで最凶最悪の敵、山吉新八郎が立ちはだかる
なんとなく予想はしていたものの、相対すると物悲しい感じがする直刃
一度は一緒に旅をしたまでの間柄、こうして斬り合うとなると居たたまれないものがある
そして開始される凄絶な真剣勝負
新八郎は右目に眼帯をしているので左に回り込むように斬り込めば死角となって優位に立ち回れる
それが慢心だったと気づいたのはそのすぐ後
新八郎が右目の眼帯を外す
するとそこには至って普通の眼球があるだけだった
つまり新八郎は『隻眼ではなかった』
ただ強くなりたいという修行の一環として眼帯をしてハンデを背負っていただけなのである
隻眼でもこの強さ、両目で相手を見れるとなるともっと強くなる
こうなったら必殺の巻き上げを使うしかない
機会を伺って絶好のタイミングで刀を振り上げる!
だがそれは新八郎に看破され、ひらりと後ろに下がって躱される
がら空きになった直刃の胴を新八郎の豪剣が薙いだ
勝利を確信した新八郎、ところが次に斬られていたのは新八郎の方だった
直刃は懐に三平の位牌を仕込んでいたのだ
新八郎には巻き上げを教えてしまったので、必ず巻き上げをどこかで使ってくると予測されるのは必定
新八郎に勝つためにはさらに相手が予測不可能な手を使う必要があった
『肉を斬らせて骨を断つ』とはまさにこのこと
新八郎の剣の衝撃を位牌が吸収してくれた
位牌は砕け散ったがどうにか肋骨で剣は止まってくれた
新八郎の頭部側面を斬り払った直刃は新八郎を見下ろしながら別れの言葉を告げる
傷がそれほど深く無いので死ぬことはない
新八郎は今ここで見逃すと何度でも殺しに行くと宣言するが、直刃はもう会うことはないとだけ告げ、上野介を探す
老体の足ではそこまで遠くに逃げることなど出来るはずもなくあっさりと見つかった上野介は命乞いをする
直刃は無視して上野介を斬り捨てる
瞬間、体が光に包まれて昇天していった

そしてようやく現代へと戻る事が出来るのだった

泉岳寺へ行けばちゃんと46人の墓石が立っていた
これこそが忠臣蔵という歴史をきちんと物語っていた

戻ってきたはいいもののまだ未練が残っていた直刃は最後に赤穂に行って終わりにしようと思って赤穂の地を訪れる
江戸時代にはなかった建物がちらほらと見当たり、色々見物して回った
道を通りがてらふと石段があったので目を向ける
それは300年前にもあったあの石段であった
登って行くとそれほど風化せずに神社の本殿が残っていた
この神社の巫女らしき娘が出てきて色々話してくれる
そういえば・・・と主税が大好きだった場所はまだ残っているだろうか、と大岩のところへ行ってみる
大岩はまだ健在していたが注意を促すコーンが置いてあった
直刃がこの大岩に興味があると思われたのか巫女の娘の祖父である宮司が出てきて纏わる事を話してくれる
なんでも最近の大地震でこの大岩は300年前の位置に戻ったのだとか
311年前に大きな地震があったらしくそれ以来久しぶりなのだとか
主税が大好きだった景色を見つめながら大岩を撫でる
すると何か落書きのようなものが書いてあるのがわかった
もしやと思って、巫女の女の子にクレヨンを貸してもらってわかりづらくなった落書きをひたすら擦る
そこに浮かび上がってきたのは

直刃・主税と書かれた相合傘だった

地震が起こったことにより今までこの面は下になっていた
でも偶然最近起こった地震により再びこの面が日の目を見ることになった
つまり主税が書いた相合傘は雨風の影響を極力受けることなく保存されていたということになる
300年前自分を愛してくれた女性がいた証拠が確かにここにあった――――

日帰りで東京、赤穂を往復したためすっかり日が暮れてしまった
直刃の前に突如現れる女性
その女性を見て驚愕する
服装こそ現代風だが顔や体つきが清水一学のものと瓜二つだったからである
しかもその女は「貴方では歴史を変えられなかったようね」と意味深な言葉を呟く
そして「私が歴史を変える」という意味深な言葉を残して去っていく

直刃はまたしても歴史の濁流に飲み込まれつつあった


●仇華・宿怨編

突如現れた女の珍妙な発言が気になって仕方が無くなった直刃は素性を調べて見ることにした
剣道大学選手権第3位:甲佐一魅
間違いなくあの夜直刃の前に現れた女であった
そして『二刀流の使い手』
清水一学と因縁がありそうな符合っぷりである
一魅が通っている国防大で一魅が出てくるのを待ち続ける直刃
しばらく待っていると一魅が正門前を通りすぎて帰宅しようとしていたので尾行開始
だが一魅は尾行に気付いていたようで人気のないところまで誘い出して鉄パイプを片手に直刃と相対
一魅は全てを知りたいのなら越知合という駅に来いと言って来た
でも来たら必ず後悔することになるとも言う
とはいえこのままでは気になって仕方がないので行くしかなかった
一魅は直刃が来たことを確認するとある場所へと案内する

萬昌院功運寺
直刃はそこがどこだか分からなかったが一魅の言葉を聞いて驚く
ここは吉良上野介の墓があるところだった
一魅が懐から取り出したのは泉岳寺の御籤
それも大大凶
直刃それを見て驚愕する
入手経路はともかく一魅はこれを使って江戸時代に飛ぶというのだ
直刃に選択を迫る
一魅は忠臣蔵という虚構に塗り固められた義挙を暴挙に変えるというのだ
一瞬何を言っているのかわからなかった
選択肢は二つ、一魅が元禄十四年に行って歴史を変えるのを待つか、一魅の行動を止めるために四度目の江戸時代を体験するか
ただ皆既日食が発動しない限り大大凶の御籤があっても無理なはず
しかし頭上を見上げれば皆既日食が出来上がっていた
もう戻れないと思っていた江戸時代へ直刃と一魅はタイムスリップした

例に漏れず矢頭家に到着した直刃
久しぶりの江戸時代に少々興奮気味である
庭先で右衛門七と話していると橋本平左衛門と橋本お初という兄妹がやってきた
この二人は四度目にして初めて会った
こちらの時代の直刃とは顔馴染みだったようで知っている素振りをしておく
江戸からの悲報を聞いた直刃はすぐさま内蔵助に会いに行く
今回直刃が取るべき行動
それは一学がやらかそうとしていることを未然に防ぐこと
忠臣蔵の義挙を暴挙に変えると言っていた一学
一学は江戸にいるので早期のうちに江戸に行きたいところ
そこで内蔵助の言葉を江戸にいる同志達に伝えたいと申し出る
片手落ちの捌きとなれば安兵衛や孫太夫が仇討ちに走るかもしれない
江戸に行く口実としては十分である
内蔵助は伝達役を直刃に任命し、その日のうちに江戸へ向かわせた
こうして直刃は江戸に行くことが出来た

江戸についてから早速吉良邸の監視に付く
音もなく背後に現れた清水一学、もとい"中身は甲佐一魅"
一魅にとって初めての江戸時代
人を斬ることなどもちろん初めてのはずだが漲る闘志を見る限り躊躇いはなさそうだ
一魅は今は直刃と争う必要がないので一旦話し合うことにした
無論、一魅と直刃が密会しているところを他の赤穂の人間に見られた場合直刃はすぐに斬られるだろうから念には念を入れて辺鄙な場所にした
一魅から忠臣蔵がどうして義挙ではなく暴挙なのかを聞かされる直刃
忠臣蔵の知識については相手の方が多いので直刃は聞き手に回ることにした
一見屁理屈を捏ねているだけにしか聞こえない一魅の言い分も一理あると思った直刃
しばらく話してから両者とも店を出た

直刃が自分の住む長屋を決めた所で隣に平左衛門とお初がやってきた
これは全くの偶然であったが、知り合いが隣にいると動きづらくなるのもまた事実
だが今更寝床を変えるというのも怪しまれるので仕方なく近所のお付き合いを始めることとなった
一魅は特に目立った行動をすることもなく店に入って酒を飲み、直刃が来なかったら屋敷に戻る、というのをしばらく繰り返していた
まだ動く時ではないということなのかもしれない

平左衛門とお初は仕事始めた
お初は棒手売り、平左衛門は傘張りの仕事
この仕事は安兵衛が斡旋してくれたのだが二人には内緒にしておいた
特に平左衛門は国許の人間なので江戸詰めの人間とは反りが合わないからだ

お初が棒手売りの仕事をしているうちに小普請に金を強請られてしまう
どうすればいいか悩んでいるところへ一魅が現れて助けてくれる
お初は一魅に感謝した
その後、直刃は一魅と例の店で会いつつ色々な話を聞く
一魅としては直刃に赤穂浪士達の討ち入りを阻止するよう協力して欲しかったのだが、直刃がそんなことを認めるはずもない

変わり映えのしない毎日を送るうちに内蔵助から山科へ来るようにと指令が下る
内蔵助は直刃が一人で仇討ちするのではないかと怪しく思っていた
一応誤解であるということは解いておいたが江戸の行動が却って目立ってしまったということになる
報告が終わったら再び江戸に戻る

お初はまた一魅と会うことが出来たので是非ともお礼をしたかった
団子をお返しとして奢ったお初はこれからも話し相手になってほしいと一魅に言われたので快く了承した
お初が簪を欲しがっていたので直刃と平左衛門は賭けで金を貯めて買ってあげた
お初はとても喜び、二人に感謝した

平左衛門は内蔵助が仇討ちする気がないと聞いて業を煮やしていた
内蔵助が仇討ちする気がないのなら・・・と独断専行してしまう平左衛門
しかしそれこそが上杉家と吉良家の罠
そうとは知らずに部下数人を引き連れて上野介が乗っている思われる駕籠を襲う
でも駕籠の中は蛻の殻
完全に騙される形なってしまった
そして吉良家からは甲佐一魅、上杉家からは山吉新八郎という凶悪な剣客が獲物を見据えたように嬉々とした顔を浮かべる
本当はこの作戦で安兵衛や孫太夫をなどの剣豪を誘いたかったのだが、海老で鯛を釣るとまではいかなくても赤穂の人間が掛かったことは僥倖
相手はたったの二人だと高を括った平左衛門は部下達と共に斬り掛かる
平左衛門はあまりにもこの二人を過小評価し過ぎていた
あっさりと部下たちが屠られ、平左衛門も一魅によって腕を斬られてしまった

平左衛門が早まった行動を取ったことを耳にした直刃は急いで現場へと駆け付ける
死臭漂う地獄絵図と化した中、平左衛門が辛そうに二人と対峙していた
唯七と藤左衛門は平左衛門を連れて撤退
直刃一人でこの二人を相手にするのは荷が勝ちすぎていたが、安兵衛が加勢しにきてくれた
ここではこの二人と殺り合うのは得策ではないと判断した安兵衛は直刃と共に二人に斬り掛かるふりだけして反対側に駆け抜けそのまま退散
勝負は一時お預けとなった

お初は平左衛門が血だらけで帰ってきたのを見て青ざめた
顛末を直刃から聞くと悲しそうな顔をしたが、自分の兄を斬った者を許さないと誓い、名前を聞いてきた
直刃は清水一学という名を教えてあげた
平左衛門は命に別条はなかったものの、怪我をしてからというもの酒に溺れ、完全にアルコール中毒となってしまっていた
溺愛していたはずのお初に怒鳴りちらし、酒を買ってこいと言う
まるで落武者の末路を見ているようであった
流石にこのままにしておくことは出来ないのでお初と平左衛門が別々に住むことが出来るようにするため、直刃は山科の内蔵助の元へと向かっていた

お初は某手売りの仕事をしつつ平左衛門の酒代を稼いでいた
変わり果てた兄を残念に思いつつ江戸の町を歩いていると一魅と遭遇
久しぶりに一魅に会えたことを嬉しく思ったお初は話も弾む
一魅もお初が自分をここまで頼ってくれるというのが心底嬉しかった
そこへ水を差すように現れる新八郎
お初はそこで衝撃的な単語を聞いてしまう

新八郎から発せられた清水一学という単語

つまり今まで親しく話していたこの人こそが、兄を斬った張本人
いわば敵
今までそれに気付かなかったのは一魅が一学という名前ではなくお初には「一魅」という名前を教えていたからである
一学という名を聞いた瞬間、態度は一変し敵愾心を露わにする
お初の急変化に疑問しか出てこない一魅は対応に困っていた
お初はそそくさとその場を立ち去ってしまう
また平左衛門のところにも女衒がやってきて、金に困っているところに付け込んできた
お初を遊郭で働かせれば今よりもっとお金が稼げると申し出てきたのだ
正常な判断が出来なくなっていた平左衛門はお初を女衒に売ってしまう
女衒が来てお初を強引に連れて行こうとするが、お初は抵抗する
売られたものはしょうがない、兄である平左衛門も引き止めようとはしなかった
そこへ直刃がいない間お初のことを任せていた新六登場
女衒を脅し、お初を回収して匿った
江戸に帰ってきた直刃はその事を知ると激怒
実の妹を遊郭に売り飛ばすなんて人間のやることじゃない
平左衛門に仇討ちする資格なんてない、ハッキリとそう告げた直刃に平左衛門は怒り狂う
味方である直刃にまでも剣を抜いてきた
直刃冷徹な目で平左衛門を睨むと自分の刀で平左衛門の刀を叩き落とし、戦意喪失させた
もはや平左衛門とお初が一緒に住むことは不可能
お初は皆の提案で上方に移り住んでもらうことにした
平左衛門とはしばらく離れ離れにしたほうがお互いのためである

お初が上方に移り住む前日、大事な簪を家に忘れたので取りに行こうとする
そこえ偶然一魅とバッタリ会ってしまった
一魅を見るなり一目散に走り出すお初
一魅がなんとか追いついて理由を尋ねるとお初は怒号と共に全てを話した
そこで一魅はようやく合点がいく
お初が平左衛門の妹だとは知らなかったのだ
一魅は大きなショックを受けていた

お初が家に着いて真っ暗な部屋で簪を探しているとのそっと現れる平左衛門
お初が上方へ向かうと聞くなり怒り狂いそうはさせまいと刀を抜く
最悪の出来事が起こってしまう
直刃が平左衛門の部屋を訪れると斬殺されたお初の死体が転がっていた
お初を殺してようやく目が覚めたのか、平左衛門も自分の首を斬ってお初の後を追う
直刃が止める間もなかった
橋本兄妹は無理心中をしてしまったのである
呆然と佇む直刃のところへ一魅も現れ驚愕に目を見開く
こうなったまでの一部始終を一魅に話す
直刃もお初と一魅が友達だったとは知らなくて意外そうにしていた

そうこうしているうちに仇討ちの日が迫ってきており主税に続いて内蔵助も下向してきていた
安兵衛に頼まれて直刃は内蔵助の護衛に向かおうとするが長屋を出た所で一魅がやってくる
直刃は一魅の話を聞きながら出されたお茶を飲み干す
お茶に催眠薬が入っていることも知らずに
意識が朦朧としてきたことに気づいたときは既に遅かった
護衛である直刃を足止めして大石内蔵助の暗殺に向かった
内蔵助の宿泊している宿へと入っていく一魅
見張り番をしていた唯七を目にも留まらぬ早さで気絶させると抜き身のまま内蔵助の前へ
内蔵助は丸腰状態であったため、一魅は殺そうと思えばいつでも殺せた
内蔵助さえ殺してしまえば赤穂浪士は旗頭を失って散り散りになるはず

でも殺せなかった

死が間近に迫っているのに恐ろしいまでの平静っぷり
怖いもの知らずとでも言いたげのような泰然自若とした振る舞いに逆に一魅は戸惑う
内蔵助は言った「死ぬ覚悟はいつでも出来ている」と
暗殺する時間は十分にあったが時間を掛け過ぎたせいで数右衛門が戻ってきしまう
唯七が昏倒しているのを見て只事ではないと思った数右衛門が部屋に駆け込んでくる
即座に撤退する一魅
数右衛門には誰の襲撃も受けていないと嘘をついておいた
目が覚めたすぐは大急ぎで内蔵助がいる宿まで向かった
もう後の祭りかもしれないが一縷の望みにかける
内蔵助が存命であったことに胸を撫で下ろしたがそれよりも一魅が来たはずなのに内蔵助が生きている事自体が不思議だった
内蔵助は直刃に一魅は確かに来たが何もせずに逃げたと伝えた
一の矢が失敗したのなら二の矢があるかもしれないから決して油断するなと直刃に伝え同志達に注意をするよう呼びかける
内蔵助の言ったとおり、一魅は安兵衛と孫太夫を標的に定めた
ところが一学の様子がおかしい、普段の凶剣は鳴りを潜めまるで斬ることを躊躇しているかのよう
直刃は一魅が何か迷っていることを感じ取った
孫太夫と安兵衛の剣が一魅を捉えようとしたところで直刃が待ったをかける
敵に情けをかけるとはどういうつもりだ!と孫太夫と安兵衛は憤激する
その間に一魅は逃げ去ってしまった
事情説明よりも今は一魅を追跡する
路地に逃げ込んだ一魅を待ち構えていたのは新八郎
派手に動きすぎて利用価値が無くなった一魅を気絶させ、廃屋に放り込んだ

直刃はみすみす一魅を逃した件について同志一同から集中砲火を食らう
今までは直刃の味方をしてくれていた内蔵助もこうなっては庇いきれないと踏んだのか直刃を同盟から除名する
これも致し方無いといえば致し方無い

廃屋に閉じ込められていた一魅
精神的に弱っていた一魅はどうして自分が赤穂浪士にここまで固執するのかついに理由を話してくれた
一魅の甲佐という苗字は母方の姓で父方の姓は"吉良"だった
つまり吉良一魅となる
忠臣蔵では吉良は悪者扱い、そして赤穂浪士は英雄扱い
それはこの時代から300年が経った後でも変わらず語り継がれている
吉良の血が流れている父親と一魅
吉良という名字だけで父親は後ろ指を指されて過ごす毎日
精神的に参ってしまった一魅の父親は入院してしまう
それから間もなく病院の屋上から飛び降りて死んだのだ
それ以来一魅は赤穂浪士を憎んだ
時を経てもなお蔑まれ続けなければならない、その事が許せなかった
いつまで吉良の血を引き継ぐものは苦悩しなければならないのか
論文を書いて出すだけでは駄目、歴史を根底から覆す必要がある
だから一魅は江戸時代に来てまで仇討ちはさせまいと必死になっていたのである

そしてここに来て直刃を今現在も翻弄し続けている黒幕の存在が一魅の口から語られる
一魅はその女と繋がりがあるらしくて大大凶の御籤もそいつから貰ったのだとか
話を聞く限りでは一魅も一魅なりの懊悩を抱えていた
忠臣蔵の仄暗い部分、脚色し美化された部分だけを見てきた直刃は一魅の言い分も理解出来た
なら、目指すところは一緒なのではないか?という考えに至る
直刃と一魅はお互い条件を提示し合い、手を組むことにしたのであった

仇討ち当日
浪士達の前にゆらりと姿を現す一魅
願うことは唯一つ――――大石内蔵助との一騎討ち
剣を交えることによって大石内蔵助という人物を知る
のこのこ一人でやってきた敵をわざわざ一人で相手することもなく数で押し切ってしまえばそれで済むことなのだが内蔵助は一魅の要求を呑んだ
これが一魅が最後に望んだこと
一魅が勝てば歴史は変わる、でも負ければ歴史通りになる
己の誇りをかけて全力でぶつかる両者
一魅が押してはいたが苦しい状態からの起死回生の巻き上げを放った内蔵助はがら空きになった胴を斬りつける
勝負は一太刀でついた
一魅は血達磨になりながらも一騎討ちをしてくれた内蔵助に感謝し、内蔵助もまた一魅の名前を心に刻んでおくことにした
影から一魅と内蔵助の様子を見守っていた直刃は決着が着いた後、一魅の元に歩み寄り

お互いに刀を突き刺し合い自害した―――――


●刃・忠勇義烈編

城明け渡しが終わってから、長助の体調が悪化して寝込んでしまったので直刃は今回上方に向かうことになった
矢頭一家と住むのは今回が初めてとなる
無垢と絹はまだ無邪気なので考えることをしないが、感の鋭い次女の小夜は右衛門七と直刃が同志達の呼び出しで出て行くと自分が蚊帳の外であるかのようで寂しそうにしていた

内蔵助は長助が寝込んだことを気に病んでおり、特に矢頭一家に申し訳ないと思った
藩札交換の際、長助の血が滲むような働きによって事無きを得た
働き過ぎたせいで体が衰弱させてしまったことを内蔵助は憂いていたのである
これ以上一家を苦しませないためにも余計な悶着は避けなければならない
そういうわけで内蔵助は上方にいる間、直刃と右衛門七には刀を抜いて商人のふりをして過ごせと命令
盟約には長助が加わっているが寝たきりで弱っているこの有様ではいざ仇討ちとなったとき心許ない
というわけで長女である右衛門七が父に代わって出られるように盟約参加の許可を内蔵助の元まで取りに行った
内蔵助は無下に断ると仇討ちなどしないのだから同盟に参加する意味がない、と言った
この時点で内蔵助はまだお家再興しか考えてないので当たり前である
でも右衛門七には内蔵助が自分を同盟に参加させない理由がわかった気がした

それは単純に右衛門七が『弱い』から

強くなれば盟約に参加させてもらえると思った右衛門七は剣の鍛錬に励んだ
直刃に監督してもらいながら剣を振り続けるがはっきり言って右衛門七は才能がなかった

吉良の屋敷替えが決まって唯七、藤左衛門、右衛門七、直刃が江戸へと向かい、浅薄な行動をしないよう説得に行った
だが逆に安兵衛や孫太夫に説得されてしまい、唯七と藤左衛門は江戸の人間と和解してしまった
右衛門七は意見したのだが同志達の中では存在が薄いので相手にすらされなかった
直刃は右衛門七と二人で宿に泊まる
右衛門七には聞こえなかったようだが石が投げられる音が微かに響いたのを確認後、直刃は行動を開始
右衛門七に出かけてくるといって宿を抜け出す

江戸に滞在している一魅とこっそり会う
黒幕である存在は常時ではないが直刃と一魅の行動を監視しているので派手な行動はできない
二人はこれからも注意深く動く必要がある
一魅から『しゃれこうべに気をつけて』と忠告を受ける
直刃にとって5周目、一魅にとっては2周目の今回、骸骨に導かれ、骸骨に翻弄されるのだとか
あと右衛門七はなんとしても同盟に参加させなくてはならないと一魅は言った
それが直刃の今回の仕事でもあった

上方に帰ってきてから将監に今回の事を報告しにいく
安兵衛達に見事懐柔されてしまった一同に将監は怒り心頭
説得しにいったはずが説得されて帰ってくるという木乃伊取りが木乃伊になってしまう体たらく
将監はあまりの情けなさに呆れ果てていた

内蔵助が江戸に向かい、安兵衛達の説得に向かったので松之丞は暇を持て余していた
松之丞の元へ遊びに行くことした直刃と右衛門七
山科についてみると肝心の松之丞の姿が見当たらない
松之丞は押入れの中に入って怯えていた
理由を聞くと竹林に骸骨のお化けがいたというのである
松之丞の見間違いの可能性が高いと思っていたが、一応林に分け入って調べてみる
すると本当に骸骨剣士がこちらを見据えて立っていた
斬り掛かってきそうなので直刃も刀に手を掛けた
その時、唐突に割り込んでくるものがいた
初めて見る顔の人物、僧のような容姿をしているそいつは何やら呟くと骸骨剣士の首を吹き飛ばした
それきり骸骨は動かなくなる
今見たことは他言無用と言って去っていった
言いつけ通り松之丞と右衛門七にはこのことは伏せておいた

年が明けてから依然として寝たきりの長助から今度内蔵助にあった時、盟約参加を願い出ろと言われる
右衛門七は長助の言いつけを守り、内蔵助に今日と言う今日はと食い下がる
でも内蔵助は駄目の一点張り
そして右衛門七が加われない決定的な証拠を目の当たりにすることになる
どうしても参加したいなら数右衛門と戦って勝て、というものだった
竹刀ではなく峰打ちでの勝負
腰に差しているだけでまともに刀など抜いたことのない右衛門七は覚束ない
数右衛門に斬り掛かっていくも、目を瞑って斬っているため掠りもしない
数右衛門は話にならないとばかりに右衛門七の剣を吹き飛ばす
埋め難い歴然たる差がここにあった
右衛門七は自分の無力さを理解し泣きじゃくった
仇討ちなれば躊躇なく相手を斬り殺せる度胸が必要、右衛門七のような心優しい人間は仇討ちの時には邪魔になるだけなのだ
内蔵助は元々右衛門七が戦いに向いていない事を知っていたので参加させたくないというのもあるし家族のこともある
仇討ちの事よりも家族を心配してやれと言ってくれた

かといって右衛門七とて武士の端くれ
ここで枯れるのは惜しいと気を利かせてくれた将監が修行先を紹介してくれる
師匠は『伝説の剣客』とまで言われている山田浅右衛門
この修行で一皮剥けてこい、と応援してくれる将監
ただこの修行から逃げ出すようなことがあればお前はそこまでだ、とも言った

棺ヶ山というところに住んでいる浅右衛門のところまで行く
道中、雪に埋もれて倒れている尼を発見
死んでいるかと思いきやまだ生きていた
助け出してから気づいたのだがこの人物、山科で骸骨の首を華麗に斬り飛ばした女だった
餓死しそうな勢いだったので飯を食わせて、山の上に用があると言うなり態度が一変
あからさまに声が上擦ってそそくさと自分が住んでいると思われる場所へ帰っていった
目的地に着くなり驚愕せざるを得なかった
庭先に所狭しと並べられた骸骨の首
骸骨屋敷と言って差し支えないくらいの夥しい量である
異常な光景に狼狽えていると先ほどの助けた尼が出てきた
山田浅右衛門とはこの尼のことらしい
さっき逃げたのは右衛門七と直刃が酒代を取り立てにやってきたのかと勘違いしたようだ
浅右衛門にも修行しに来たことは話が伝わっているようであったが修行相手が直刃と勘違いしていた
右衛門七が修行相手とわかると吹き出した
浅右衛門は強い侍の基準ってなんだと思う?という質問をしてくる

答えは「人を斬れるか斬れないか」ただそれだけだという
"人は殺められる側より『殺める側』の方に恐怖を感じる生き物"だという
所謂、躊躇なく人を斬れる人間が一番強いというのだ
浅右衛門の本業は幕府公認の殺し屋
もっと言えば『御試御用』という役職
御試御用とは罪人の首を跳ね飛ばした後、その死体を使って刀の斬れ味を試すために設けられた職だった

浅右衛門は約束してしまった以上、右衛門七を鍛えてやることにした
どこからか拾ってきた犬を右衛門七に渡して、野山を駆けさせる
まずは体力作りから
あちこちを走り回ってきて犬の息が上がっていたら終了
犬が疲れてないようだったら何度でも走らせた
それが終わってからは槍の素振り千回を命じた
右衛門七は剣よりも槍の方が適性的に向いているという
一見スパルタに見えるような浅右衛門の鍛え方だが槍の素振りが終わってからは早くもやることなしと言った
あとは雑用をお願いと言って浅右衛門自体はダラダラと過ごしている
犬の世話をするなら名前も付けてあげたら?と言われたので右衛門七は"きなこ"という名前を付けた

普段は怠惰な生活をしている浅右衛門だが御役目の時となれば顔つきが変わる
これから人を殺すための目になり出かけていく
浅右衛門は暇ならその蝋燭を見ているといい、と言っていた
浅右衛門が処刑を行なっている時刻に連動して蝋燭の火が一本ずつ消えていった
それは罪人の命の灯火
火が消える毎に浅右衛門が一人、また一人と殺したことになる
浅右衛門が帰ってきてから聞いたのだが処刑する人間の数と同等の蝋燭をいつもこうやって立てるらしい

右衛門七が修行に励んでいる中、小夜が様子を見に来ていた
試しに小夜にも槍を持たせたみたところ明らかに右衛門七より才能がありそうだった
小夜は浅右衛門と意気投合したらしくて一週間も滞在していった

浅右衛門は体力も筋力もついてきた右衛門七に今度は人を模した案山子を使ってそれを槍でついてみろ、と言う
人の形をした案山子を前にすると右衛門七は尻込みしてしまいまともに槍をつけなくなる
右衛門七の最大の弱点は精神的な部分にあった
優しすぎる性格が災いして、どうしても人を斬る事を躊躇わせるのだという
この根本的な部分を直さない限り、どれだけ体を鍛えようが人を斬ることは出来ないと断言する浅右衛門

右衛門七が浅右衛門のところで厄介になっている間に仇討ちが決定する
直刃と右衛門七は一旦、京の安養寺へ行き内蔵助の話を聞く
京に行く前に可愛がっていたきなこの姿が見えなくなっていたので心配していた右衛門七は急いで浅右衛門の元へと戻った
あまりの帰還の早さに浅右衛門も驚いていたがきなこの事が気掛かりでしょうがなかった右衛門七
しかし辺りを見回せどきなこの姿はない
右衛門七は日が暮れるまで探し続けたものの、きなこは雲隠れしたように消えてしまてっていた

翌日、浅右衛門がようやく約束を果たす時が来たと意味深な台詞を呟く
浅右衛門の口から出た残酷極まりない言葉

きなこを殺してこい

荒療治になるが右衛門七が人を斬れるようにするためには愛情を注いだ対象を自らの手で殺すことが一番効果的であり近道なのである
浅右衛門は最初からきなこを殺させるつもりで右衛門七に与えた
きなこを飢餓状態にすることで獣としての本性を覚醒させる
腹が減っている状態ならば誰彼かまわず襲い掛かるという特性を利用
右衛門七が戦慄しているのも構わず急き立てて野山のどこかにいるきなこのところへ向かわせた
右衛門七がきなこを殺して骸を持ってくれば修行終了、殺せなかったらそこまでである
右衛門七が恐る恐る山に入っていくときなこはすぐに見つかった
だが浅右衛門の言ったとおりきなこは凶暴性を帯びており右衛門七を右衛門七と認識していないようである
迷うこと無く爪を立て襲い掛かってくる
右衛門七は必死に呼びかけ正気に戻そうとするが獣の本能で動いているきなこはもはや以前のきなこではなかった
致し方なく右衛門七は槍をきなこに向ける
そして右衛門七の槍がきなこを刺し貫いた
着物を血に塗れさせながら右衛門七が帰ってきた
何かを乗り越えたような顔つき、威厳がそこにはあった
きなこの骸は埋めてきたとのこと
だから持ってはこられなかったと言った
浅右衛門は右衛門七の顔を見て修行の成果は十分出たと判断
こうなれば浅右衛門が教えられることは無かった
右衛門七が修行を終えてからすぐに長助が危篤状態にあるという知らせが入ったので急いで戻る
長助は家族一人ひとりに最後の言葉を残しあの世へと旅立った
葬儀はしめやかに行われ、誰もが悲しんだ
父からの伝言、なんとしても同志に加えてもらえ
右衛門七は父の言葉を忠実に守って内蔵助のところへ再び赴いた
内蔵助は前回と同様数右衛門に勝ったら同志にすると言う
右衛門七の命運を掛けた戦いが始まった
浅右衛門の修行の成果が驚く程に出ていた
右衛門七の槍は鋭くてあの数右衛門ですら苦戦を強いられるほどであった
以前とは違って格段に強くなっていた右衛門七に数右衛門も驚きを隠せない
右衛門七が数右衛門の隙をついて槍を刺し込もうとしたところ、数右衛門は左手を使って強引に右衛門七の矛先を捻じ曲げ空いた胴に峰打ちで叩き込んだ
努力の甲斐も虚しく数右衛門に勝つことは出来なかった
けれども見違えるほど強くなっていた右衛門七を見て内蔵助は同盟に参加することを許可してくれる
今の右衛門七なら人を殺せると判断したのである
同盟に参加出来たことが右衛門七は嬉しくて内蔵助に感謝する

右衛門七をここまで強くしてくれた浅右衛門に感謝すべくもう一度訪れる
翌日には江戸に行くことになっていたので、浅右衛門と会えるのも今日が最後となる
浅右衛門の屋敷で一泊してから江戸に向かうことにした
その夜、例の骸骨が突如出現し浅右衛門や直刃に襲い掛かってきた
浅右衛門の真似をして首を斬り落とすことによってなんとか撃破できた

家族共々北上していく
右衛門七と直刃は仇討ちのため江戸で別れるがるい、小夜、無垢、絹は奥州白河の親戚の家に身を寄せることにした
旅は順調かと思われたが荒井の関所にて女手形が必要だと言われる
刀を差している人間は通せるのだが差してない人間は手形がないと通せないのだそうだ
京都所司代で発行してもらえるのだがここから戻るとなるとかなりの時間の無駄になる
るいは自分達のことはいいから先に江戸へ言ってくれと直刃と右衛門七を送り出そうとする
右衛門七はどうしても家族が心配だったので一緒に引き返す
手形はすぐに発行してもらえるわけではなく貰うまでに時間が掛かるという
上方の家はもう引き払ってしまっていたので住む場所もない
困っているところへ主税と偶然遭遇
主税は矢頭一家が困っているのをみると山科の屋敷へ来ないか?と提案してくれた
地獄に仏とはまさにこのこと
これで家族のことは任せられる
家族を内蔵助達に預けてから右衛門七と直刃は江戸へと向かった
二人が仇討ちして死ぬのがどうしても嫌だった小夜
内蔵助は小夜に名誉ある死を遂げるのだから誉れに思わなければならない、と噛んで含めるように言い聞かす
小夜は内蔵助の言葉を理解して仲違いしていた右衛門七を元気一杯に送り出す
右衛門七は小夜の健気な姿を見て胸の支えが下りて心置きなく江戸に向かうことが出来た

江戸に着いてすぐ一魅と連絡を取り合う直刃
当日、四ヶ所で事を起こすつもりであることがわかったらしい
吉良邸の内部の様子を探って他の同志の役に立ちたいと思っていた唯七と藤左衛門
その役目を買って出る右衛門七
商人に変装して吉良邸の調査に入る
右衛門七の姿を見て直感的に怪しいと思って出てきたのは新八郎
赤穂の人間の可能性が高いと判断した新八郎は魔女狩りよろしく右衛門七を滅多打ちにする
全身ボロボロになりがならお右衛門七は絶対に口を割らなかった
この出来事が怪我の功名となって右衛門七は同志達から勇敢な武士として名を覚えられた
内蔵助が江戸に下ってきて仇討ちの日まで僅かとなった

仇討ち当日
直刃にとって最後の血戦が始まる
事前に内蔵助には"本当の敵"の事を話しておいた
その上、本来は敵同士である吉良家の一魅を内蔵助に秘密裏に紹介
直刃、内蔵助、一魅で計画を立てる
作戦が纏まったところで同志一同が戦慄するような発言をする

我等の敵は吉良に非ず

ついに内蔵助は血迷ったかとばかりに騒ぎ出す内蔵助
皆が質問すると一層場が混乱するので安兵衛が代表として質問役になった
内蔵助はちゃんと道理を聞かせた上でこれから同志達がやるべきことを示した
一同は内蔵助の指示に従って仇討ちを行う
見事吉良上野介を討ち取った後、切腹を命じられて46人はこの世を去る


2



――――10ヶ月後

元禄最後の大晦日
泉岳寺にて直刃は一人の女と対峙していた
この女こそが全ての元凶、丹羽赫夜
ずっと裏で糸を引いていた本当の敵であった
敵の目的はあと数時間で起こる大地震を利用しての関東壊滅
前回、一魅から赫夜の存在を聞いていた直刃は5周目になって赫夜が行動を起こすということを事前に知っていた
そしてこの赫夜は"好きな時代を自由に行き来出来る特殊能力を所持している"
4周目で一魅からありったけの情報を聞いて5周目で決着を付ける、と相談して二人は自害したのだ
5周目は予定していた通りに二人は動いた
だが赫夜に気付かれては全てが無に帰すので慎重に慎重に事を進めた
直刃は内蔵助の元へと一通の手紙を送る
送り主の名前は書かない

ただその文に『これから起きることの内容を全て網羅しておいた』

内蔵助はその通りになっていくのを見て、この手紙を出した人間が本当に300年後の世界から来た人間で、この時代を何度も体験しているということを信じてもらった
頃合いを見計らって手紙の主であることを内蔵助に話し、内蔵助の信頼を得たところで一魅にも話を通す
こうすることで歴史通りに進めつつ、赫夜には気付かれずに水面下で事を運ぶことが出来たのである

しかし直刃一人では赫夜の壮大な企みを阻止することは出来ない
赫夜が慢心しているところへ現れる四十六士
死んだはずの赤穂浪士が今ここにいる理由
5周目となった今回の仇討ち
上野介を予め拘束しておいてくれた一魅は徂徠を脅し、一同の目の前で呪いというものを披露してみせた
そしてこの呪いは日が昇ると同時に効力を失う
太陽光が上野介を焼き尽くし消滅させた
同志達は唖然とした顔でそれを見守るしかなかった
ちなみにこの上野介は影武者なので殺してしまったとしても直刃と一魅が現代に戻ることはない
これにて仮ではあるが上野介を討ち果たしたことで同志達の納得は得た
上野介を倒したのは赤穂の人間はなく自然死という形だったので赤穂浪士達は切腹をせずに済んだのだ
事実上は死んだ人間という扱いにする
これは赫夜を油断させるための作戦である
幕府は同志達を生かす代わりに今日本を覆わんとする暗雲を晴らしてくれとのこと
これは綱吉からの直々の命令であった

同志の皆には去年の仇討ちが終わってから約1年間"直刃のいた300年後の世界にて匿った"
赫夜に気付かれずに済む方法はこれしかなかったからである
この日を見越してこちらに帰還させ今目の前にいるというわけである

地震は四ヶ所で起こることがわかっているので各人を四ヶ所に割り振った
これにて準備万端
赫夜は特殊な札を使って無数の骸骨達を召喚する
操っている赫夜を倒そうにも骸骨の壁が邪魔してなかなか辿り着けない
骸骨剣士自体は大した強さではないが如何せん数が多すぎた
赫夜は予定を少し繰り上げてとっておきの術を使う

大石内蔵助、大石主税、堀部安兵衛、不破数右衛門のそっくりそのままコピーしたような亡霊が出てくる
オリジナルに負けない程の強さで同志達は苦戦を強いられる
とそこへ頼もしい援軍が各地に現れる
甲佐一魅、高田郡兵衛、山吉新八郎、は安兵衛達の元へ
山田浅右衛門は右衛門七達の元へ
奥野将監と平左衛門は主税達の元へ
萱野三平と毛利小平太、小夜とお初は内蔵助と直刃の元へ
皆の助けがあって戦闘は優位に進む

直刃は必要になるだろうと思って浅右衛門にある仕事を頼んでいた
それは内蔵助と主税が身に着けている千鳥を複数に打ち直して欲しいというもの
浅右衛門は腕の良い職人に頼んで千鳥を分割して貰った
内蔵助、主税、安兵衛、右衛門七にそれぞれ配り千鳥の力を使って自分達の分身を消滅させる

赫夜がここまで赤穂浪士達を憎むのには理由があった
二代目藩主である浅野長友は毒殺されたというのだ
内蔵助は長友は病によって死んだと
初代の長直が築いた世襲制を廃止しようとした
それを快く思わなかった家臣達が暗殺を企てたのだと
そして9歳で藩主となった内匠頭に長友のような事を言わないよう洗脳を施し、三代目に据え世襲制を確立しようとしたところ、長友の妾の子供がいるということが判明した
家督争いを面倒に思った重鎮達はその子までも亡き者にしようとしたのだ
命からがらの目に遭い逃げ出したその娘の末裔が赫夜だというのだ
赫夜が赤穂浪士狙う理由は祖先が不当に卑しめられたことによる報復だった
これは直刃にも関係のあることで"こちらの時代の深海直刃は赫夜と同じく妾腹に産ませた子供であり、300年後の直刃もこの血を継いでいる"という事実が発覚
つまり直刃は浅野家の血を継ぐものである
この時代の直刃は長友の子供であり、隠し子としてすぐ仏門に入れられた
仏門に入れさせ、浅野の血を継いでいることは外に漏らさぬまま一生を終えるはずだった
しかし内匠頭の計らいによって仏門から出させた
今更長友の子がいたとなればお家騒動になりかねないので浅野家所縁のものでない名前にする必要があった
内匠頭は『浅野』という名字とは正反対の『深海』という名字を付けることによって浅野とは全くの無関係の人間であることを示した
これが今まで知らなかった直刃の出生である
直刃は内匠頭の弟だった

一頻り話し終えたところで諦めの悪い赫夜は四匹の白蛇をそれぞれの地に出現させ、地面に潜らすことによって地震を強制的に引き起こそうとする
千鳥を持った四人は全力で食い止めるため白蛇を斬り伏せる
これにて一件落着と思われた
赫夜は最後の力を振り絞り自らを大蛇化させ、天に昇る
内蔵助の千鳥は欠けて使い物になっていた
そこへ小夜が最後の千鳥を持ってきて直刃に渡す
千鳥は五振りにしてあったのである
渾身の力を振り絞り赫夜の突進を食い止める直刃
皆の想いを受け取って大蛇の胴体を真っ二つに斬り裂く
と同時に夜空に鷹のような炎が昇り辺りを金色に照らした
しばらくしてから金色の雪が降り注ぎ戦いが終わったことを告げた

後日、既に死んだこととなっている赤穂浪士達は住む場所に困っていた
そこで綱吉に頼んで播磨灘に浮かぶ、無人島で天寿を全うすることに決めたのだ
同志達もそれで文句無かった
赤穂でないのが少し悲しいところだが、天気の良い日はこの島から赤穂が見えるので問題ない

直刃がいつ元の時代に戻るのか、まだ定かではなかったが戻るその時まで赤穂浪士達と共に過ごそうと決めた
本来の歴史とは違う形になってしまったが赤穂浪士が生き続けた歴史があっても良いと思った


END






■シナリオ別感想



★假名手本忠臣蔵編


忠臣蔵っていう史実があった事自体知らなかった俺は(無知)忠臣蔵の大体の概要が最初の假名手本忠臣蔵編で掴めたので助かった
しかし大石内蔵助って人間はスゲーなー(これのどの章でも呟いてた気がする)と言わざるを得ないな
この人物像が本当だとしたら絶対叶わない人間だと思った
これだけ周囲に自分の心の内を見せずに振る舞うのは並々ならぬ胆力がいるだろう
仇討ちしたいという皆の気持ちも理解しつつ、浅野家再興出来たら一番良いと思ってたけどそれが叶わなかった時の落胆ぶりは見ていて不憫に思った
内蔵助も内蔵助なりに色々葛藤した上での仇討ちだったんだろうなぁ
でも仇討ちするとなったら絶対に成功させるっていう切り替えの早さは感心する
ここまで割り切れる人間って早々いないよ
赤穂浪士の中で一番メンタルが強い人だと感じた
基本この人は弱みを見せないしねw


★江戸急進派編

城代家老である内蔵助の言うことを聞かずに独断で仇討ちに走り出そうする辺り最初は「こいつただのDQNじゃんwww」とか思ってたけど安兵衛は安兵衛なりに切迫した状態だったんだなぁとやってるうちにわかった
江戸の町人達からは「仇討ちしろ仇討ちしろ」と言われ、仇討ちこそが何よりも今の赤穂浪士達に大切と同志達からも迫られ懊悩していたのがよくわかる
内蔵助みたいに禄を多くもらっているものは長々と腰を据えて待つことが出来るけど、禄の少ない人間は今日を生きることで精一杯だから早いところ本懐を遂げて死にたいっていうのもあったんだろうなぁ
内蔵助に仇討ちを催促しにいっても飄々と躱されて途方に暮れる始末
でも安兵衛はよく我慢したよなぁ
耐えに耐えてようやくの仇討ち
仇討ち出来て一番嬉しかったのは安兵衛だったんじゃないか感じた

作中でもあったけど

「武士道とは死ぬことと見つけたり」


時房さんが言ったこの台詞は脳裏に焼き付いています

生きるか死ぬかの選択を迫られた時、迷うこと無く死を選ぶのが武士
死を選ぶというのは武士にとって名誉な事

安兵衛の過去話が語られている場所では「この人どんだけ波瀾万丈な人生を歩んできてんだよw」と思ったw
幼少時代が他の浪士に比べて明らかに悲惨
縁側での安兵衛が言った「我等のような馬鹿で、剣以外では訴えることの出来ない不器用な人間がいたことを」という台詞が印象に残ってる


★百科魁編


主税のルートは泣いてください

人によりけりかもしれんけど俺は百科魁編が一番泣けるルートだと思ってますw
このルートは主税の献身的な態度に心打たれる
このゲームで一番好きなシーンと言ったら、発狂した直刃を元に戻すためずっと語り続ける主税の健気さ
こういう尽くしてくれる女の子は本当にグッと来る
百科魁編の主税はデレデレし過ぎて最初は違和感しかなかったが慣れてくると滅茶苦茶可愛く見えてくるから困るw
あとは最後の相合傘は泣いた人多いんじゃないかな
あの相合傘はすぐに予想出来るけど、わかっていても情に訴えるものがある
どうしても仇討ちに参加したいと内蔵助に哀願するシーンも必見
迫力があって応援したくなった

俺は泣かなかったけど十分泣けると思うよ

百科魁編は最後に第二陣として4人という少人数で吉良を討つという展開も熱かった
脱盟してしまった郡兵衛が活躍してくれたのは嬉しかったな


★仇華・宿怨編


まさか一学さん(一魅)がヒロインだとは思ってなかったので意表を突かれたwwwwwwwww
「一学さんヒロインかよ!?wwwwwww」って叫んじまったわwww
敵キャラだったからヒロインはないだろう、と思ってたんだけどw
中身は甲佐一魅だったからどちらかと言えば一魅がヒロインだね

仇華・宿怨編は一番内容が濃くて読んでて充実した知識を得られた
忠臣蔵の暗い部分から攻めていくシナリオ展開は見事だった
一魅の論理武装した話し方は一番頭を使った部分でもあり、忠臣蔵を別の側面から見たという面白い構成になってます
とどのつまりは赤穂浪士の討ち入りは暴挙であったのか?それとも義挙であったのか?というところに尽きる
史実はどうか知らないんだけどこういう見方もアリだなと納得させられる風呂敷の広げ方でした

ラストの一魅と内蔵助の一騎討ちが大好き
両者とも良い信念持ってるわ


★刃・忠勇義烈編

スーパー中二病バトル

5章は右衛門七ルートかと思ってたのに最後はハーレム臭くなっててクソワロリンヌwwwwwwwwwwwww

右衛門七ちゃん、セクロスまでしたのに正妻になれないってどんだけやねん・・・
直刃は実は右衛門七嫌い、これはガチ
家族だけど血は繋がっていないから結ばれてもいいと思うんだけどねぇw

忠勇義烈編は浅右衛門の残酷なきなこを殺してみろ、という大切なものを失くすという精神の鍛え方が好きだったなぁ
こういう犠牲があってこその成長だよね、よく描かれてる
後は小夜絡みのシーンは泣けるかも

そして最後の赫夜戦
赫夜戦は千鳥の力を使ってヒロイン達が『人間離れした動き』をしますwwwwwwwww
「これおかしいだろ!!wwwwwwwww」って思わず吹くけど、

俺はこれでも全然アリだと思ってます

熱くなりたいなら忠勇義烈編
血湧き肉躍ります






■キャラ


クッソ多いけど勿論俺は全部並べます(ニッコリ)


清水一学(甲佐一魅)山吉新八郎浅野阿久里丹羽赫夜大石内蔵助片岡源五右衛門大石松之丞(主税)堀部安兵衛奥田孫太夫浅野内匠頭色部安長徳川綱吉山田浅右衛門土屋主税お梅矢頭右衛門七萱野三平矢頭小夜矢頭絹奥野将監不破数右衛門猿橋橋本お初おきん深海鐺毛利小平太早水藤左衛門矢頭無垢多門伝八郎毛利時房菜夏磯貝十郎左衛門高田郡兵衛間新六矢頭るい垣見五郎兵衛武林唯七屋次助


▲清水一学(甲佐一魅)


俺が最も好きな人
二刀流の使い手でカッコいいし容姿も大好き
さらに声優がメイメイ(御苑生メイ)

完璧すぎるだろう

一学さんホント好き
御苑生メイの声聞いた瞬間「メイメイキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って言っちゃったよwww
おまけに絶対ヒロインじゃないと思ってたのに4章でヒロインだったから超嬉しかったわw
一学さんの事をババアとか言う奴は俺が小一時間説教するのでよろしく(^ω^)

14



立ち絵からしてパーフェクツですね



26



せっかちな男は女から嫌われるらしい
がっついちゃダメっ!



21



オラ股間がムズムズしてきゾ



33



一学「私に友達なんてものは最初から存在しなかったのよ!」


僕 は 友 達 が 少 な い



19



こっちは甲佐一魅ver
私服も好きです


▲山吉新八郎


新八郎も超好き
一人称が"わっち"なのが可愛い
声優はおぐおぐ(小倉結衣。小倉唯じゃないよ)
新八ちゃんは人気投票一位という圧倒的な支持を誇るキャラです
まぁこんだけ可愛かったら致し方ない
新八郎の刀の振り方や持ってる長刀が好き
貴重な眼帯キャラ、眼帯しててもチョー強い
素でやったら新八郎が一番強いんじゃねぇの?wってレベル
出来れば新八郎と安兵衛の一騎討ちが見たかった


1



ハミ乳してるのが好きです
露出が高い着物最高



13



割りと人間の屑だったりするwwwww


15



新八郎はモーションが本当にカッコいい
立ち絵がかっこ良すぎる


19_2



両手持ち


23



朽ちろ!

朽ちたな(確信)

KBTITリスペクトやめちくり~
本気になると眼の色が灰色になります
この状態の新八マジつおい



26_2



強すぎィ!!


27



新八郎とセクロスする時だけ選択肢が現れます

ここで身を委ねた方、







新八郎とHした後―――――死んでください(BAD END)wwwwwwwwwwwwwwwwwwww


▲浅野阿久里


阿久里さん超好きなのにチラっと出てきただけで全然出番がない(絶望)
内匠頭の妹さん


Photo



清純キャラです
立ち絵だけしかないのが残念極まりない


▲丹羽赫夜


ラスボス
ラスボスでありながら小物臭がする赫夜さんが好きですwwwwwwww
死んじゃうのが残念だけど変身する前は可愛い


3



この衣装がムラムラしてきて犯罪的
おちんちんおっきくなってきちゃう



▲大石内蔵助


城代家老
浪士達を一枚岩にした偉大な功労者
東軍流免許皆伝で剣の腕も立つ
メインヒロインで一番台詞が多いんじゃないかなーと思われる人

普段はちっちゃいけど真面目モードになるとデカくなる
この辺りは突っ込んじゃダメなところなのだろうwwwwww
黙認黙認
お前は天上天下の棗真夜かと

しかし大石内蔵助って史実だと44歳なんだよなぁwwwwwwwwwwwwwwwww
どうみてもピチピチの20代だろ!いい加減にしろ!
まぁ創作物だからね、しょうがないね
直刃44歳のオバサンとセクロスしたのか、たまげたなぁ

声優は有栖川みや美
みや美の低音(デカい内蔵助)と高音(小さい内蔵助)の使い分けめっちゃ上手かった
GJですわ


29



素晴らしい考えの持ち主
まさにトップの器

30



だばー


37



この時代の人の英語を聞いた時や分からない単語を聞いたときの反応が面白いw


14_2



内蔵助の構えも凛々しくて好き


34



一学を斬り捨てた時のCGもカッコいい


Photo_2



本差は『長船清光』

言わずと知れた名刀ですね


▲片岡源五右衛門


サブキャラなんだよなぁ(無念)

源五右衛門さんも見た目がタイプなのでもっと出して欲しかったんだが、一枚絵がひとつもない
内匠頭に仕えた側近
主に政を担当


▲大石松之丞(主税)

内蔵助の娘
元服してからは主税に改名
シナリオのところでも書いたけど3章の主税はマジで可愛い
他の章もツンツンしてて可愛いけど、3章のデレっぷりはマジやばいよ
尽くす女ってこんな感じなのかなぁw
嫁に欲しい


2



主税「うるさい!大体、お前は私の何処が女だと申すのだ!」


どっからどう見ても女なんだよなぁ(呆れ)


20



松之丞は下の毛が薄い(真理)


8



良い~発育してますよねぇ~



26_3



今日もいいペンキ☆


▲堀部安兵衛

65



武闘派と言えばこの人
メインヒロインの一人
高田馬場の決闘で一役名を馳せた赤穂浪士最強の剣客
弱点として低血圧なのか朝が弱いww

声優は最近ブレイクしている桐谷華
この人も演技本当にうめぇ
こんな低音出せるとは知らなかったぜ


02flv_snapshot_2337_20130802_140418



天道三姉妹と声が似ているけど気のせいかな?(すっとぼけ)

種崎敦美は関係ないだろ!!


51



安兵衛「なら!その言葉を抱いて涅槃に沈め!」


台詞が痺れるんだよなぁ


64



修羅と化した堀部安兵衛


59



ダークサイドに堕ちた堀部安兵衛


14_3



羊羹食べてるCGが可愛い


18



この相手を全く信じていない疑い100%の顔大大大好きwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
全立ち絵の中でこの顔の安兵衛さんが一番好きwwwwwwwwww
この顔たまらんwwwww



Photo_3



使用する刀は『長船康光』

こちらも名刀


59



村正使用時の安兵衛さんの強さは異常


▲奥田孫太夫

この時代には似つかわしくないゴスロリファッション風の剣客
江戸で3本の指に入る剣客なので実力も確かなもの

"梅干しの効力が聞いている時は高飛車な性格だが梅干しの効力が切れると途端に弱気な性格になる"


露出狂&こけしを使っての自慰行為が大好き


いわゆる変態


8_29



あと勘違いも激しい
上半身をすぐに脱ぎ出すwwwwwwwwww
孫太夫には本当に笑わされたわwwwwwwww



28



こけしを勧めるなwwwwwwwwwww



30_231



ちょっと卑猥過ぎんよ~


27



とりあえず脱げばおkって思ってる人


▲浅野内匠頭

浅野家当主
序盤で切腹されて死んでしまうのが残念
上品な口調、殿様らしい風貌でデラべっぴん


▲色部安長

上杉家家老
サブキャラ
目のキツさが際立っていて良い
出番少なス(´・ω・`)


▲徳川綱吉

犬公方と呼ばれただけあって常に犬を侍らしている
基本能無しwww
政治の部分は柳沢吉保が行なっている


Photo_52_2



獣姦が大好きみたいです


▲山田浅右衛門


首斬り役人兼尼
首を斬ることに対してはとにかく長けていて今まで失敗したことがないという
父親はもっと凄腕でうなじの部分を見ると顔が浮かび上がってきて何処を斬れば綺麗に首を落とせるか即座に分かるらしい
切腹する時は俺も浅右衛門さんにお願いしたい

声優は一色ヒカル
ノリノリで楽しそうに演技してたwww


Photo_6



諸行無常

1_2



是生滅法


3_2



生滅滅已


4



寂滅為楽



首を落とす時に唱えるこの念仏超カッコいい


20_2



ジョーカーみたいな立ち絵の顔クソ恐いwwwwwwwwwww


18_2



最終決戦で日本中の名刀をかき集めてきてくれたすんげぇ人



▲土屋主税


吉良上野介の隣人
ほんの少ししか出てこない貴重な人wwwwwwww
ちょっと出てから一切出て来なかったw
でも立ち絵は用意されてるwww


▲お梅

安兵衛の腹違いの妹
ぱっつんストレートの髪型が可愛い
安兵衛ルートでしか出てこない


▲矢頭右衛門七

ヒロイン
他ヒロインが全員巨乳なのに対して唯一貧乳である貴重なキャラwww
間延びした喋り方がトレードマークの愛らしい娘
矢頭家の長女


11



右衛門七「鋭っ!鋭っ!」

かわいい


78_39_2



よく転ぶ


15_218_319_3

圧☆殺

膣に侵入したうなぎを絞め殺すほどの膣力を持っている


ここ糞ワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


普通そんなところ入らないだろ!!!!


▲萱野三平

サブキャラ
思ったよりは出番あったけど3章では報われない人だった
屍と化した三平さん怖すぎィ!
あれは直刃じゃなくても精神的に病むwww
藤左衛門と一緒に早駕籠で江戸での変事失態を内蔵助に知らせた立役者


▲矢頭小夜

矢頭家の次女でしっかりもの
周りがよく見えており右衛門七より姉っぽいw


Photo_7



言動がゲスいwww


9_3



突然鬼の面を被り出すw


▲矢頭絹


矢頭家四女
無垢と仲良しでよく走り回っている


2_4



絹「かいめんたーい!」

けしからん!!


1_3



出血死しちゃ~↑う


▲奥野将監

縁の下の力持ち的ポジションにいるのが将監
内蔵助が手が届かないところは将監に任せる
内蔵助の腹心的存在
よって内蔵助の意見に賛同することが多い
サブキャラだけど重要キャラなので他のキャラに比べて出番多い


▲不破数右衛門

数右衛門はほとんどメインキャラと言っていいほどのキャラ
死体斬りしていたせいで藩から暇を出されたが内蔵助の取り計らいによって復帰
以後安兵衛と肩を並べるほどの豪剣ぶりを発揮する
勝手に安兵衛をライバル視している

声優はかわしまりの
こういうキャラやらしたらしまりのさんはかっけぇわ


2_5



野宿オッケーな人w


5



数右衛門「くやしいのう?くやしいのう?」


Photo_8



安兵衛と数右衛門が背中合わせになっているシーンは様になってて素晴らしかった


▲猿橋

上杉家の刺客
突きを得意とする
猿橋は新八郎と違って隻眼の・・・はずw


3_3



斎藤一の牙突かな?


▲橋本お初


平左衛門の妹
クズ兄貴に殺されてしまうという末路を辿る超可哀想な娘
真面目で健気な女の鑑的存在
相手に特有の渾名を付ける習性がある


▲おきん

安兵衛の姉貴
安兵衛と違って剣は扱わず商いをしている
お梅を養子として育てている
おきんさんも人間的にとってもしっかりした人
お梅はおきんみたいな人に拾われて良かったと思う


▲深海鐺


鐺(こじり)←検索候補に出ないwww

現代の直刃の姉
このゲーム自体現代はおまけみたいなものなのでどうしても出番が少なくなってしまう
そこまで好きじゃないから別にいいんだけどw
剣道超強い


Photo_91_4



ネタバレ厨wwwwwwww
わろたwwwwwww


2_6



BL好きだったか・・・


▲毛利小平太

小平太はキーキャラクターなので必然的に出番が多め
ひょうきん者で落ち着きがない
直刃を尊敬している

声優は民安ともえ
たみーはこういうキャラが本当に合うなぁ
リトバスの鈴の声そっくりだけどw


▲早水藤左衛門

弓の使い手
仇討ちでも活躍してくれる
唯七と一緒にいることが多い


▲矢頭無垢

矢頭家三女
常時絹と一緒にいる


Photo_10



無垢「かいめんたーい!」

お前ら本当に海綿体が好きだな・・・
おじさんのを見せてやろうか?



Photo



え、なにそれは・・・


▲多門伝八郎

内匠頭の刃傷沙汰の際に援助してくれた赤穂浪士が感謝すべき恩人
目付け役として常に公平な態度を取り続けなければならない
役目に熱い頼れる人間


▲毛利時房

小平太の姉
病弱なので激しい動きが出来ない
しかし武士の志は決して忘れていない芯の部分では確固たる信念を持っている


▲菜夏

安兵衛達江戸急進派が馴染みにしている蕎麦屋の娘
出番が0に等しいww


▲磯貝十郎左衛門


源五右衛門と同じく政に携わっている
源五右衛門と並んで内匠頭から大きな信頼を得ている
十郎左衛門さんおっぱいデカい


▲高田郡兵衛


Photo_11



『槍の郡兵衛』とまで言われたほどの武人
槍の扱いに関しては右に出るものがいなくリーチの長さを利用して刀の間合い外から相手を封殺
郡兵衛さんは最後まで仇討ち参加して欲しかったなー
途中で怪我して脱落してしまうのが惜しい
3章の最後と5章のラストで駆けつけてくれたのは嬉しかった


1_5



宝蔵院流を継承している


2_7



バカボンドやめろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


▲間新六

安兵衛と仲が良い江戸急進派の情報収集役
情報収集役だが『天流剣術』を学んでいるため剣の腕も達者
間延びした口調が特徴的


1_6



新六に謝れ!!


4_2



嘘を付くと股間に出るって新しいな

▲矢頭るい


矢頭家を切り盛りしている母親
長助が倒れた後は一人で子供達を養っていかなくなって大変


Photo_12



金には目がないwww


▲垣見五郎兵衛

1章でしか出て来なかったモブ的存在の人www
立ち絵あるけどねww
存在感薄くなりがちな感じ


▲武林唯七

国許で一番仇討ちを声高に主張した
外国人の血が混じったハーフらしい
藤左衛門と同じく仇討ち時には同志の助けとなり活躍


7_2



内匠頭の髪を剃刀で梳いていた所、あまりにも刃が柄からすっぽ抜けるので、内匠頭の頭を使って差し込み直したというおっちょこちょいというか怖いもの知らずなところがあるwww


アンタこれ下手すりゃ切腹モンやでぇ・・・



▲屋次助

畳職人
序盤しかほとんど出番が無かったので最下位にw
まぁモブと思って差し支えないかとww






■その他面白かったシーン

Photo_2



直刃「おなしゃす!!」



大草原不可避wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
不意打ちの淫夢用語は腹筋崩壊するのでNG



45



いきなり阿部さん出てきたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


Photo_3



なんでこの時代にシャアがいるんですか(正論)


Photo_41



アカギ出てきたwwwwwwwwwwwwww
こんなの予想不可能に決まってんだろwwwwwwwwwwwwwwww


Photo_5



アグネェェェェェェェェェーーーーーーース!!!



Photo_6



クラナドディスってるwwwwwwwwwwwwwwwww







■曲、BGM


OP1



OP2




ED




ED2の蒼穹が見つからなかったOTL
ChuSinguraは曲も俺好みでとても良かったです
OPはどっちも格好良くて褒め称えたい
特に2ndOPのDearest Sword,Dearest Wishがカッコ良すぎてカウパー出そう
やっぱTeam-OZなんだよなぁ・・・
この人達の作る曲超好き
atledの曲も相当良かったからね


BGM

残念ながらこのゲームBGMに名前がないwwwww

よって番号だけで

・0006
・0014
・0016
・0020
・0024
・0025
・0028


28が切ない






■演出

このゲームで最も評価するところ――――それは演出


演出に関してはネ申


いやーよくここまで静止画で動かしたもんだよ、感動したねこりゃ

静止画なのに動いてんだよ
俺の言葉が矛盾しているのは自分でも分かってる
でも静止画なのに動いているとしか表現のしようがないんだってwwwww
滑らかに動かしたいのであればムービーを作ればいいけど急にムービーが入るとなるとどうしても違和感があるのは否めない
そこで静止画を素早く変えていくことにより躍動感溢れる演出に仕上がっている
ホントこの動かし方は『静止画の限界に挑戦している』
殺陣シーンは見ていて気持ちが昂ってくるよ
横に移動している時とかも上下に動かして「今歩いているよー」って言うのがわかるし、5章のラストはちょっとやりすぎな気もするけどテンポの良さが光る
紙芝居でここまでやったら大したもんですよ
思わず魅入ってしまうくらい良い出来


低スペックPC向けに戦闘演出負荷軽減パッチというものが配布されているくらい頑張ってるw
こういう時のためにゲーミングPC買っておいてよかったぜ
エロゲ如きでカクついてたらたまんねぇからな!!
グラボとCPUとメモリがそこそこあれば十分動くゲームです
演出が素晴らしいゲームなので是非スペックを満たして迫力ある戦闘シーンをご覧ください







■総合

ループものの利点として同じ事を繰り返すことで内容を覚えやすいというのがある(まさか5周もさせられるとは思わなかったけどwww)

特にこういう歴史ものは俺はどちらかと言えば苦手なので、何回も同じ単語が出てきてくれるのは暗記の面では助かった
5周したことで「この時期にこういう出来事があって――――」という流れは非常に掴みやすかった
ただループものの最大の難点は同じシーンをどうしても多くみる羽目になってしまうということ
その辺りこの作品は省略したり、前回と違う出来事を挿入したりして上手くやりくりしていたとは思う
各章毎に新キャラを増やしていく手法は飽きさせない手段として効果的だった
そのおかげでキャラが物凄く多くなったと言うのもあるけど
キャラ多いのは自分好みのキャラを発掘出来る可能性が高くなるので全然OKなんですがw
途中に一つだけ選択肢があるだけで基本的に一本道なので読み進めていくだけ、楽ちん

シナリオは釈然としないところがちらほらある
史実ではどうか知らないけど"この作品に於いては上野介って何も悪くない"んだよね
だって赫夜の力を借りて呪いを行使した徂徠によって悪者に仕立て上げられただけなんだもんw
だから上野介をやっつけるのは筋違いとまでは言わないけど、なんか納得出来ないところアリ
とばっちりを受けたみたいで可哀想な気がする
この作品に於いては被害者だと思ってる
5章では隠居して一魅と過ごしてるっぽいから最後の最後で報われたとは思うw

そして一番の謎、これは恐らくFDで語られるだろうけど

どうやって赤穂浪士達を現代へとタイムスリップさせたのか


ここがこの作品の一番の謎であり、方法は・・・どうなんだろ? 全く想像が付かないw
たぶん一魅が手配してくれたんだろうけど流石に46人を現代に送るのは苦しい気がするww
種明かしを楽しみに待ちましょう
FD前提で作っているところが少しだけ残念だったかな

直刃の行動に関しても少しだけ違和感あり
3周目で誰とも関わりたくないってのなら一目散に四国方面に逃げれば良かったんじゃないか?と感じた
元の時代に戻るためにはどこか安全なところで身を潜めて待ってるだけでいいんだからさ
ただそうすると物語が続かなくなっちゃうのでどうしようもないんだけどwww
でもこれは赫夜が直刃の運命を操っていると考えれば解決出来る
赫夜が元禄14年を牛耳っていたとしたら直刃が主税を始め、他のヒロイン達と干渉するのは必然となる
この辺りは全部赫夜さんの仕業と考えれば矛盾じゃなくなっちゃうんだけどw

キャラについて
多いので一人ひとりの出番が少なくなってしまったのは悲しい
阿久里さんは本当に好きだったのでもっと出てくれたら嬉しかったw
主人公である直刃は個人的にあまり好かなかった
嫌いではないんだけどどこか甘いところがあるよね
一番気に食わなかったのが敵に情けをかけるところ
現代ならいざ知らず、いつ通り魔にあっても文句は言えない時代
直刃はそれが分かっていながら『基本的に相手を殺さない』んだよ
気絶させるだけ
殺さなければ殺されるということは分かってるはずなんだけど殺さない
それがどれだけ甘いことかってのは江戸急進派の安兵衛と二人で旅をしている時に顕著に出ている
刺客を殺しておけば自分も斬られるはずはなかったのに峰打ちで済ませたために起き上がってきた刺客に斬られてしまった
自業自得と言えば自業自得なんだけど俺は『もっと殺して欲しかった』
そう考えると直刃が殺したのって3周目の上野介と5周目の赫夜だけかな・・・?
中身が現代人だから抵抗あるってのも理解は出来るんだけどね
その辺りが腑に落ちない点だった

演出は先程も述べたとおり文句無し
何も言うことありません
音楽も素晴らしくて非の打ち所がない


★この作品をプレイしてみて叶うならやってみたいなと思ったこと

元禄時代に戻ってこのChuSingura46+1っていう作品を現実に居た47人の男達にプレイさせてどんな反応をするのか見てみたいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

予想としては

内蔵助「わっはっはっはwwwwwwおい見ろ!わしが女になっておるぞ!しかもすんげぇ美人www」

安兵衛「なんじゃこれは!わしら赤穂浪士を侮辱するつもりか!こんなもの斬って捨ててくれる!」

主税「なんで俺が股広げてアンアン喘いでいるんだ・・・(理解不能)」

右衛門七「一体300年後の日本はどうなっておるんじゃ・・・(不安)」

こんな反応を妄想してたりしますwwwwwwwwwww


★切腹の作法

切腹って文字からすると腹を斬るってイメージしかないけどこの時代ともなると切腹という意味合いも変わるらしい
江戸時代中期の切腹は自分の前に扇子が置いてあってその扇子を取ろうとした瞬間に介錯人が後ろから首をバッサリ斬り落としてくれるというもの
これは知らなかったので結構驚いた
確かに腹をグリグリして痛みに耐えながら死ぬより、一瞬で死ねる首刎ねの方がまだマシだよね
首刎ねられてもしばらくは意識あるんだろうけど


★最後にこのゲームのタイトルChuSingura46+1の+1について

このゲームをプレイし終わった人ならこの+1が"深海直刃"であることは一発で分かると思うけど、あえてこれを47にせずに分けたのには意味があったんだな、とウィキペディアを見てて気付きました
忠臣蔵は47士ではなく、46士という説もあるという
討ち入り後、吉右衛門という同志が何らかの理由で姿を消したっていうのが史実
これが"逃亡"であったのかそれとも"内蔵助から何らかの命を受けてどこかへ行ったのか"は謎に包まれている
一応吉右衛門の事も含めて47士としている説が多いらしい
シナリオライターである葉山こよーてはこの吉右衛門を上手く利用して深海直刃に擦り替えたんだなぁと気付かされた
ChuSinguraでは仇討ち後、内蔵助に命令を受けた直刃は将監に成否を伝えに行く

当然深海直刃という人物はこの作品ならではの架空の人物だから数合わせには丁度いいってことかな
でもこれは赤穂浪士が46人って説を元に作ったんだろうね
だってもし吉右衛門が同志だったとしたら47+1じゃないとおかしいからね
この作品に関して吉右衛門は同志には含まれてなかったということになる




冒頭で書いたように糞長いので注意w


『俺たちに翼はない』『Rewrite』『装甲悪鬼村正』『リトルバスターズ!エクスタシー』『WHITE ALBUM2 -closing chapter-』も糞長かったんだけどChuSinguraはこれらよりも長いかもしんないw
インストール容量7GB超えで恐ろしいほどHDD食う


まぁでも本当によく作り込まれた作品だよ
超力作
ものすんごい力入れて作っているのはひしひしと伝わってくる

ネ申ゲーでもいいです
2013年で相当良い評価貰える作品だと感じました

俺は自分独自の感性の問題でネ申ゲーには至らなかったけど十分過ぎる出来だというのは理解してる
余すこと無く堪能させて頂きました
あと歴史の勉強もさせて頂きましたw
歴史に学べ、温故知新というやつですね



Photo_7



コンプ完了です・・・(達成感)






S(神)

Ever17 -the out of infinity-   Steins;Gate   この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
BALDR SKY Dive2 "RECORDARE"    WHITE ALBUM2 -introductory chapter-
WHITE ALBUM2 -closing chapter-    家族計画 ~絆箱~
EVE burst error

A(優良)

車輪の国、向日葵の少女    G戦場の魔王    装甲悪鬼村正
11eyes -罪と罰と贖いの少女-    素晴らしき日々~不連続存在~
グリザイアの果実    キラ☆キラ    euphoria
BALDR SKY Dive1 "LostMemory"    そして明日の世界より――
真剣で私に恋しなさい!    最果てのイマ    英雄*戦姫       
リトルバスターズ!エクスタシー    あやかしびと
-atled- everlasting song    この青空に約束を―    narcisu
narcissu SIDE 2nd    穢翼のユースティア
遊撃警艦パトベセル~こちら首都圏上空青空署~
Trample on “Schatten!!” ~かげふみのうた~    
ChuSingura 46+1 -忠臣蔵46+1-←NEW

B(良)

CROSS†CHANNEL    車輪の国、悠久の少年少女   CHAOS;HEAD
俺たちに翼はない    3days -満ちてゆく刻の彼方で-    Rewrite
BALDR SKY DiveX "DREAM WORLD"    天使のいない12月
WHITE ALBUM    輝光翼戦記 銀の刻のコロナ
Sugar's Delight    もしも明日が晴れならば    沙耶の唄
はつゆきさくら    こなたよりかなたまで

C(普)

装甲悪鬼村正 邪念編    家族計画 ~そしてまた家族計画を~

D(微)

fortissimo//Akkord:Bsusvier
関連記事
[ 2013/08/02 ]
ギャルゲ・エロゲ | TB(0) | CM(2)

イワシサボテンさん

>NAGEEEEE!!!

感想NAGEEEEE!!!

読むのにすら1時間かかったったwww
面白そうですけど長編エロゲーはお腹いっぱいなんです……


あらすじの部分はほとんど蛇足なんで飛ばしてもらっても良いとおもいますw
自分がシナリオをおさらいするためや覚えておくために書いているようなものなのでw
長いエロゲは本当に長いですからね

>長編は終わった後の達成感&むなしさが最高ですけど

自分もその達成感と「終わってしまった―・・・」という感覚が味わいたくてやっていますね

>都合のいい抜きゲーないすかね(ゲス顔)


抜きゲーは好き嫌いがありますからね、難しいですねw
自分的に抜きゲーは中身を重視しないので好きなキャラがいるかシチュエーションが基準になりますねぇ
[ 2013/08/07 ] [ 編集 ]

NAGEEEEE!!!


感想NAGEEEEE!!!


読むのにすら1時間かかったったwww
面白そうですけど長編エロゲーはお腹いっぱいなんです……

長編は終わった後の達成感&むなしさが最高ですけど

都合のいい抜きゲーないすかね(ゲス顔)
[ 2013/08/04 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hissy00.blog39.fc2.com/tb.php/2163-38d3f873