中二病でも恋がしたい! 第07話 「戦わなきゃ、現実と」

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六花「合言葉は?」



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勇太「邪王心眼とか本当は存在しない。ただのまやかし」

六花「―――――」




















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六花「今更気付いたの?(嘲笑)」


勇太「こいつうぜぇw」


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六花「察しの悪いお馬鹿な勇太ちゃんにあたしが説明してやるよ。つまりな、あたしは今まで演技してたんだよ。中二病?邪王心眼?そんなもん本気(マジ)でやってるとしたらただの基地外だろ。要はこの家にいるのに嫌気が差したから腹いせに中二病を演じてみせたってわけ。ばあさんは良いけどあの糞ジジイと一緒にいるとストレスが溜まって仕方ねぇからな」


勇太「キミ、素な性格だと結構言いたい放題言うね」

六花「ったりめぇよ。堅っ苦しい中二病演技も結構疲れるんだぜ?愚痴でも吐かねぇとやってけねぇよ」

勇太「だが本当に全部演技だったと言えるのかな?」

六花「なんだと?」

勇太「お前親父の死を未だに受け入れられてないんだろ?親父の死を肯定したくないがために中二病を患ってドップリハマっているように見えるがな」

六花「何をバカな。中二病と素の性格の線引はちゃんと出来ている。間違っても混同することなどない。どちらか片方を演じている時はもう片方は完全に抑圧している」


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勇太「そこまで自身があるのなら証明してみてくれないか」



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六花「よかろう。姉貴と対面したときに中二病台詞を言わなかったら合格ということでどうだ?」

勇太「いいなそれ。普段十花さんに中二病ばかり使ってるお前が素で話しているところを見てみたい」



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六花「オウ姉貴。おたまなんか持ってどうした?それは調理場で使うものだろう?」

十花「ん?いつものノリではないのか?」


六花「あんなアホみたいな真似金輪際しねーよ。ただの馬鹿じゃん



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十花「なるほど、そうきたか。ではたまにはこちらから―――――」











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十花「爆ぜろリアル・・・弾けろシナプス・・・


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六花十花バニッシュメント―――――――ディスワールド!!


勇太「やっぱり姉妹揃って救いようのない中二病じゃないか(呆れ)」
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