降り積もる雪は、すべての罪を覆い隠し。雪解けと共に、すべての罰を下す。

Title1_2



WHITE ALBUM2 -introductory chapter- 感想

序 章 で 既 に ネ申





とりあえず序章であるintroductory chapterクリア
思ったよりも短かったけど内容が濃すぎて濃すぎて・・・

2010年発売
引き続き前作のWHITE ALBUMから続きLeaf



■シナリオ

意外なことに選択肢全く無しの完全一本道なんだなこれが


主人公、北原春希はお節介で人間関係や学校での立ち居振る舞いは常に優等生だった
そんな優等生である春希は人の頼みを基本的に断ることが出来ずに何もかもを引き受けてしまうタイプ

春希は軽音楽同好会に所属しており、最後に開催される学園祭の“補欠”メンバー候補だった
その理由は単純にヘタクソだから
しかし春希の親友であり軽音楽同好会の部長でもある飯塚武也が下級生の柳原朋という女の子を同好会に招き入れたことにより波乱が起こる
単純に言うとサークルクラッシャーだった朋は彼女の気に食わない面子を徹底的に叩いたのだ

それで他のメンバーも嫌気が差して段々と辞めていき、最終的に残ったのは春希と武也の二名になってしまった
部員が足りなくなった軽音楽同好会は仕方なく技術的には致命的な春希を導入せざるを得なくなった
だが武也も春希もギターだった

つまりボーカルもキーボードもドラムも居ない状態
しかも学園祭までの時間は残り僅かでもう来月に迫っていた
早く人を揃えないといけないのはわかっていたがそう簡単に部員を増やすことが出来るはずもなく、どんどん時は過ぎていく
今日も春希は下手なギターをお隣の第二音楽教室から聞こえてくるピアノとセッションしながら練習する

そんなある日、いつもどおりピアノの主と「WHITE ALBUM」をセッションをしていたら屋上から声が聞こえてくる
綺麗な歌声だった
春希は反射的に身体を動かし屋上に向かった
そこには学園のアイドルとも言われている小木曽雪菜が実に気持ちよさそうに歌っていた

春希は「最高のボーカルを見つけた」と雪菜に軽音楽同好会に入らないかと誘う
雪菜は最初は戸惑い悩んで断ったが最終手的にはOKしてくれた

軽音楽同好会に雪菜を連れてきた春希
雪菜を見た武也は超びっくり
まさかこんな上玉(女として)を連れてくるとは思っていなかったから
そして歌が上手い(カラオケが上手いレベル程度だが)となれば即採用

これでボーカルは確保完了

しかしそれでもまだ全然足りない面子
「隣の教室でいつもピアノをで俺の拙いギターに合わせてくれる誰かさんを引き込むことが出来れば・・・」
以前からもずっと来になっていて、いざ会いに行こうにも鍵が常に掛けられていて面会を完全に拒絶しているみたいだった

ならば、と春希は第一音楽教室から第二音楽教室へ窓伝いに移動しようとする
もし落ちた時用に命綱も付けて準備は万端
落ちたらタダではすまない高さだったが勇気を持って第二音楽室の住人を一目見ようと

そこで春希が見たショッキングな光景
なんと第二音楽室の音色を奏でていたのは春希のクラスのすぐ隣の席である、冬馬かずさだった
そうと決まれば容赦はしない
早速軽音楽同好会に入らないか、と誘うがかずさはもちろん断固と拒否

かずさは母親がCMに出るほど有名なピアニストで本人もそれを如実に受け継いでいる
ピアノだけではなく音楽に対するセンスは完璧で、どの楽器でも少し練習するぐらいで人並み以上に演奏することが出来た
つまり音楽に対する情熱だけは誰よりも真剣だった
そんなかずさがあんなヘタクソなギターを聞かされたらたまったもんじゃなく、イラつくのは当然でましてや残り時間も少ないのに学園祭に仕上げられるはずもない、と現実を見据えた上での意見を出す

頑ななに入部を拒否するかずさに一向は雪菜の力を借りる
雪菜は得意の人情の良さで難攻不落のかずさの篭絡に掛かる
様々な紆余曲折の果てに、なんとかかずさを説得することに成功
こうして4人揃い面子だけはなんとか形になった

それからは部長の武也は蚊帳の外になり(音楽の天才がいるから)実質の部長はかずさとなった
かずさの指示通りに事を運ばせ、学園祭までの超スパルタレッスンが始まる
かずさが特に懸念していたのはやっぱり春希のギターだった
雪菜は十分人に聴かせられるレベルの歌声だったので特に問題無し
武也は技術的には文句なかったが、キーボードも出来るということでかずさは打ち込みに回させた

かずさが部員になった日から冬馬の地獄のようなギター練習が始まる
彼女の家に入り浸りひたすら練習する毎日
3曲はやりたい、ということで1曲目のWHITE ALBUMは完成
2曲目は緒方理奈のヒットソング、SOUND OF DESTINYに決定

しかしこの曲、最後に超難しいギターソロがあることで有名
一時はやる気になった春希だったがかずさと武也にそれを指摘されがっくりする
でも曲の変更は無し、かずさは「北原ならできるよ」と何の根拠もなく言う
激化する練習の甲斐もあって学園祭ギリギリになって春希は弾けるようになる
3曲目はオリジナルにすることになった

各々自分が出来る限りの限界を尽くし、ついに学園祭当日を迎える
適度な緊張と高揚を感じながら軽音楽同好会の舞台は始まる

結論から行ってライブは大・大・大成功
各人の必死の努力は報われた
春希の致命的と言われていたギターも十分聴けるレベルになっていた
学園祭最高のステージになった


だがこれを機に、運命の歯車は回りだした――――――


ドロドロ恋愛劇のはじまりはじまり~♪



学園祭でヘトヘトに疲れた春希は第二音楽室で今にも寝てしまいそうな表情でかずさと会話をしていた
かずさはまだステージの余韻が残っているようだった
かずさがピアノを流して弾いているうちに春希は心地よくて眠ってしまう
春希が眠ってしまったことをいいことに、今までずっと隠してきた春希への想いが溢れ出してしまってキスをしてしまう

これはかずさ一人だけの秘密にしておこうと留めるつもりだったが、その光景を偶然にも雪菜は見てしまった
その後かずさはすぐに教室を出ていったが、雪菜は春希が起きるまでまっていた
春希が目覚めるとそこにはかずさではなく雪菜がいた
いつの間にか眠っていたことに不覚を感じたが、雪菜の様子がおかしい

いきなり切羽詰まったような態度になる雪菜
その口から紡ぎ出された言葉は――――告白

雪菜はかずさが春希のことが好きだと分かっていながら春希に告白した
しかも春希がお人よしであることを知っていて、断れないことを知っていて
確信犯だった

春希、かずさ、雪菜には約束があった

隠し事は絶対にしないこと

それは雪菜が決めた取り決めたものであり、三人のうち二人だけしか知らない出来事があると残りの一人がもしそれを知ってしまったとき居たたまれない気持ちになるから

春希は雪菜の告白を受け入れその場でキスをしてしまう
かずさのキスには気づいているの雪菜だけ

隠し事はしないというルール通り、雪菜はかずさに「春希君と付き合いました」と宣言する
かずさに「ごめんなさい」真摯な態度で謝る雪菜
しかし当のかずさは「別に気にしてない、あんなヤツを好きになるなってお前も変わってるな」って平気な顔をして言う

そんなわけがなかった
雪菜は既にそれを見抜いていた
何しろ現場を見た本人だったのだから
もちろんかずさだけでなく、春希もかずさのことが好きだってことも気付いていた

「いつまでも三人一緒で一緒にいようね」

雪菜はそんなことを言う
峰城大付属を卒業したあとも、それから何年経っても・・・
かずさはそんな脳天気な雪菜を非難する
それは理想論であり、現実論ではない
未来のことはその時になってみないと誰にもわからない

いつまでも三人一緒で秘密は厳禁
一見、とても仲睦まじいようにみえるが実はそうではない
これは三人で全てを共有するということ
喜びを共有し、また悲しみをも共有すること
今のかずさにとってみれば恋仲になっている春希と雪菜は自分を苦しめる存在にしかならなかった


それから時は過ぎ1月


かずさの学校への投稿頻度が少なくなってきた
かずさはあの学園祭の影響で2年前に辞めてしまったピアノを再開する決心をする
学園祭の影響もあったが最終的には母親の影響が強かった
実はあの有名ピアニスト冬馬曜子がかずさたちのステージを見るために学園祭に来ていたのである
楽しそうに楽器を演奏していた娘を見た曜子はかずさ提案をする

「ウィーン(オーストリア)に来ない?」と

何故今更そんなことを言うのか、2年前に自分を捨てたというのに
かずさは激しく動揺する
かずさは今までピアノを義務的にしか弾いていなかった
それは例えば母親のためとか
レッスンを教えてもらった講師等とか
弾いて他人の評価が良ければそれだけで褒めてもらえたから

でも自分のために弾くということは一切考えてなかった
曜子が言いたかったのは「もっと自分に見返りを求めてもいい」ということ
折角こんな綺麗な演奏聴かせてやってるんだから何か褒美でも頂戴というノリ
また自分自身が楽しめないと意味はない、とも

曜子は学園祭のかずさの演奏を見ていて確かにそれを感じ取った

先立っては近日のピアノコンクールに出ること、それで曜子の納得いく答えを出したらウィーンに連れていってもいいと強引に提案してくる
かずさはそんな母親に酷く辟易したが、ハッキリとした意志で「行く」と宣言

コンクール当日

春希と雪菜もかずさの本気のピアノを聴けるとわくわくして会場に向かう
かずさを含め、出場者の演奏は皆素晴らしいものだった
春希と雪菜が緊張して見守る中、順位が発表される
しかしかずさは1位どころか1桁の順位にも入選していなかった
2年(正確には2年半)のブランクはやはり相当大きいものだった

終わってからファミレスで3人で駄弁って別れる

かずさにそのあと曜子から電話が掛かってくる
見事に“合格”だった
曜子にとって順位は問題ではなかったのだ

それからかずさは一切学校に来なくなる
なんだかんだで春希は雪菜と付き合っておきながらかずさのことが気になって気になって仕方がない
何せ「一番最初に好きになった人だから」

しかし二股はよくない、断ち切らなければならない
このかずさへの「好き」という気持ちは終わらせなければならない
そう思った春希は雪菜に提案する
雪菜の誕生日である2月14日はみんなで祝う日として、それ以前に雪菜に二人きりで逢いたいと
要はその日に体を合わせたいと

雪菜はかずさに申し訳ないと思い、少し戸惑うが本来の誕生日にかずさとは会えるしその前日に会っていたとしても問題ないと判断してOKする
そして雪菜も行動を開始する
家族で旅行に行くという話を持ち出していた雪菜であったが急に予定をキャンセル
自分だけ家で留守番しているという
いつも家族を大事にしていつも家族と行動を共にする雪菜にしてみれば珍しい発言だった

もちろんそれは春希と二人きりになりたいという事前工作だったけど家族には「久しぶり昔の友達が来てパーティする」という言い訳をしていた
春希の方も別に結婚式を挙げるわけでもないのにSETSUNAと名前入りの指輪を購入

当日になって予定していた時間よりもだいぶ家を出てきてしまった春希はやっぱりかずさも一緒にいたほうがいいと判断してかずさの家に行く
インターホンを鳴らしても全く反応無しで諦めたかけたとき明らかにかずさとは違う声色の主が話しかけてきた
冬馬曜子だった
家に入れてもらい曜子からかずさのことを聞くなり春希はびっくりする
最近学校に全然来ないと思ってたら本場のウィーンに行っているという
一応タイミング良く今日飛行機で帰ってくるらしいが、今からではどうやっても雪菜と約束していた仮誕生日パーティには間に合わない

ここで春希は最大の二者択一を迫られる

・かずさにパーティのことを知らせず時間どうりに雪菜の家に到着して二人きりで過ごすか

・たとえ約束していた時間をオーバーしてもかずさを連れて雪菜の家に向かうか

だが後者は許される展開ではない

何せ自分から二人きり雪菜と過ごしたいと言ったのだから
それに合わせて雪菜も大好きな家族を不本意ながら追っ払って一人でずっと待っているのだから

しかし春希は間違える
自分でも最低の選択をしている、そう思いながらも足は空港に向かってしまう
どうしようもなく駄目な自分に嫌気が差す
それでもかずさへの想いは止められなかった

空港に着きかずさを待つ
かずさが向こうから歩いてくる
春希の姿をこんなところで見てかずさはびっくりする

「今から雪菜の誕生日パーティに行くんだ」

帰国直後だっていうのにいきなりそんな一方的で不躾な態度にかずさも困惑する
今日は別にあいつの誕生日じゃないから後日でもいいだろ、と
とりあえず帰国したばかりのかずさは疲れていた
今日はゆっくりと休養したいという

春希はそんな申し出を受理することはなく、タクシーで帰ろうとするかずさを強引に引き戻しかずさはまだ知らないであろうウィーン行きの話を持ち出す
春希がどうしてその話を知っているのかと驚いたかずさだったが春希の切羽詰まった態度にやがて何かを感じ始める

春希は一気にまくし立てるように言った
「どうして俺の前からいなくなってしまうんだ!俺ってその程度だったのかよ・・・」と
その発言にかずさはブチ切れる

「先にあたしの前から居なくなったのはお前のほうだろ!!」

春希は衝撃を受けた
春希が雪菜を付き合いだしてしまったあの日、かずさにとっての全ては終わったに等しかった
密かにずっと春希に想いを抱いていた
このままいけばいずれは春希と付き合えるとさえ予想していたかもしれない
だがその期待は小木曽雪菜という存在のもとに砕かれることになる

雪菜よりも前から春希のことが好きだったのに人間関係の立ち回りの下手さから春希にその想いを伝えることは出来なかった
自分で言えないなら春希に気に入られるよう弛まぬ努力も隠れてしていた
しかし春希の方もまさかかずさが自分のことを好きだとは思っていなかった
いつもぶっきらぼうな態度、お節介を焼くとすぐにウザいの一点張り、こんなので好きと思われているほうが異常だと思っていた
お互いが不器用なためお互いの真の気持ちに気づくことはなかった
そして今、本音を激情と共に相手にぶつけた二人
ようやくお互いの気持ちを理解出来た
だがお互いに最低だ(雪菜に申し訳ないという意味で)、と自己嫌悪に陥る

ついに帰ろうとしてしまうかずさをそれでも春希は引き止める
あろうことか強引にキスをしてしまった
かずさは一瞬驚愕したがすぐに春希を突き飛ばし、激怒して帰ってしまう
春希は色々な想いに蝕まれて今度こそかずさを追うことは出来なかった・・・

その時雪菜は一人寂しくいつまで経ってもこない春希を待ち続けていた――

後日かずさが現れたかと思うと妙にすっきりした顔をしていた
先日あんなことがあったというのにその顔は全てを洗い流したかのよう
まだウィーン行きのことを雪菜に話してなかったためかずさ自らの口で雪菜に話す
雪菜は酷くショックを受けていたがかずさは今となっては唯一の肉親である母親と暮らすのが内心嬉しいらしくウィーン行きを固く決意する
今まで離れ離れだった母親と一緒に住みたい、という理由を出せば雪菜は反対は出来ないはずだ
だって雪菜は家族をとても大事にする娘だから
そんなかずさを春希は「お前は本当に狡いやつだ」と恨みがましい目で睨みつけていた

それからの日々はただ流すだけの日
かずさはウィーン行きを宣言した日から全く学校に来なくなってしまった

月日は経ち――


気づけばもう卒業式だった
卒業式代表としてのきっちり無難に答辞をこなす春希
冬馬かずさは・・・・・そこに居なかった

卒業式終了後武也や親志と話していた春希のもとに雪菜が急いで駆けてくる

「かずさが卒業式見に来てたんだって!」

「それがどうした?」と笑い出すべき場面
ここから動き出すことは許されない行為
目の前にいる雪菜は春希の“彼女”なのだから

しかし足は勝手に動き出していた
無意識のうちに春希の足はかずさを探しに全力で起動する

武也や親志の静止の言葉も聞かず無我夢中で走る
当てもなくただ走りまわる
一人と一人を秤に掛け、傾いた方のことを想って

探せども探せどもかずさは見つからなかった
何時間も探して遂に夜になってしまった
諦めて帰宅してしばらくすると電話
かずさからだった

どこから掛けているかはわからない
そのとき救急車が家の前を通りかかった
電話から聞こえてくる救急車の音と家の前を横切る救急車の音はまるで一致していた
つまり近くにいるってこと――

そして二人は雪の降る中ついに再会する
前にあったのがいつかすら忘れてしまうほど久しぶりの再会だった・・・

雪菜に申し訳ないとは思いつつも両者の想いは止まらなかった
お互いにお互いを受け入れ、ついに体を合わせてしまう
春希が疲れて眠ってしまっている間にかずさは一人春希の家を出ていった

翌朝、雪菜が春希の家に来る
昨日電話したのに出なかったからと言って
そして春希にとってはさしたる重大でもないが雪菜にとっては超重大である事実を告げる

今日の午後二時にかずさが日本から発つということ

春希は行きたくないと言うが雪菜はどうしても行かなければならないと言う
三人でいられる最後の時間なのだから
渋々春希は承諾してかずさがいるはずの空港に向かう
その道中で雪菜に全てを話す
これだけはどうしても伝えておかなければならないことだった

あまりにも遅すぎた自分の本音
殴られても文句は言えないだろう、雪菜と付き合っているのにかずさと体まで合わせてしまったのだから
全部話した

雪菜は全く怒らなかった
むしろ謝罪してきた

春希はどうしようもない葛藤に襲われる
どうして謝るのか全然理解出来ない
雪菜の言い分はこうだ

「私、全部最初から知ってたんだ。春希くんとかずさがお互いに好きだって。でも私は三人で居たかったから。このまま何もしないで見過ごしていたら春希くんとかずさがくっついちゃって私が除け者にされちゃうから。だからね、私が春希くんと付き合うことで三人のバランス関係を維持したんだよ」


あまりにも優し過ぎた
あまりにも聖人君子過ぎた



そんなのはどう考えても後付の理由なのに、自分が最初から浮気などしなかったら言う必要のない言葉なのに
ここで雪菜に怒られなければ自分の罪は誰に許されるんだろう、誰に救われるんだろう
一番許してはいけない立場の人が許してしまった
どうしようもなく惨めな自分がそこにいた――


――空港到着


後は目的の人物を探して別れの言葉を言うだけ
春希は大したやる気もなく雪菜は一生懸命かずさを探す
しかしなかなか見つからない
時間だけを告げて他の詳細なことは一切知らされなかったから見つけるのは至難の業だ

だが春希は知っていた
こういう時、絶対自分が無意識のうちに探し当ててしまうのだと
ほら、振り向いた目線の先に冬馬かずさが目を見開きこちらを見て心底驚いているのを――

だから来たくなかった
来て見つけてしまったらまた求めてしまうから

駆け出していた
もう春希にはかずさしか見えていなかった
その場に雪菜が居るのにもかかわらず、目の前で情熱的なキスを交わす

仕方ない事とは知っていた
ここに春希を連れてくることはこうなるだろうとも思っていた
覚悟なんてとうの前にしてきたはずなのに・・・

雪菜の目からは涙が止まることなく溢れ出していた――


かずさが乗っている飛行機が日本から去っていくのを無言で見つめ続ける春希
雪菜はまだ隣に居た

「春希くんがまだ私を必要だと思うなら側に居させて。私をかずさの替わりにしていいから。でもそんなの許せるわけないよね。だから遠慮なく私を突き放してもいいんだよ?」


「・・・ッ」

何も言えなかった


三人が二人になってしまった日
そして二人が一人と一人になってしまう雪の降る日だった――



Next 3 years later

WHITE ALBUM2 -closing chapter-



短く書こうと色々と削ったつもりだったけど長く書きすぎたわw


■雪が解け、そして雪が降るまで


主に本編のシナリオをかずさ視点から見たおまけシナリオ
これやると本当にかずさってずっと前から春希のこと好きだったんだなぁ・・・ってしみじみと思う
3年になってからの最初から描かれているので結構詳しい描写までわかる

ギターとピアノで一緒に演奏するまでの過程や春希がかずさの学力向上のために買ってくれた英語の参考書のシーンとかかなり来るね・・・w
まぁこれも書いているととんでもなく長くなるからこんなもので


■キャラ

冬馬かずさ小木曽雪菜>>>水沢依緒


●冬馬かずさ


単刀直入で言うと大好きなタイプ
ひたすらかずさを応援してたw
ぶっきらぼうで基本的にだらしないけど、母親に拒否られる前まではそうでもなかったらしい
音楽に関してのセンスは母親譲りで天才の域
音楽以外は駄目と春希は言っているが実は本気を出せばなんでも出来るタイプの人間
下地が良い人間とはまさにこの娘のこと
学園祭ではキーボード、ベース、サックスという三種類もの楽器を器用に使い分けて見せた天才


Ie



家が豪邸なので楽器だけが置いてありいつでも弾くことが出来る専用ルームがある
たまげたなぁ・・・


Ha



「は?(威圧)」


●小木曽雪菜


人当たりが良くてとても話しやすいとっても良い娘
でも本当はすごくワガママで割りと自分の意見を強引に通すことであるw
しかしこの事実は彼女と“親友”になった者にしかわからない

ヒトカラ(一人でカラオケに行くこと)の女王であるwww
そんな称号いらねーwww


Hitokara



変じゃないです、むしろこんな娘いたら告白してます( ^ω^)

カラオケに関しては誰にも譲らないところがあって、彼女と一緒にカラオケに行くと地獄を見るハメになる
一人で5曲とか連続で入れてしまうんだから・・・w
30曲連続で歌っても生き生きしているというw

「あと、私のことは雪菜でいいよ♪」



●水沢依緒

もうちょっと出番増やしてあげてくださいよぉ~w
マジで依緒ちゃん出番少なすぎて泣けてくるw
全く無いってほどじゃないんだけど、基本かずさと雪菜がメインだからかなり出番が減ってる
かずさ、雪菜:依緒=8:2
くらいの割合w

実は春希のこと好きだったんだよなぁ・・・
報われないってなんとも悲しいね
でも正直報われなかった方がいいよ
春希は絶対最後はかずさに走ってんだからさ・・・


■曲、BGM

OP




学園祭曲



ED




つべになかったから全部紹介することは無理だけど他にも好きなヤツ

・After All ~綴る想い~(曲)
・いつか見た景色(BGM)
・言葉に出来ない想い(BGM)
・静かな冬の夜(BGM)
・一途な心(BGM)
・綺麗で儚いもの(BGM)



と曲、BGMに関しても文句無し
雰囲気にとても合ってる

どれが一番好き?って聞かれたら迷うことなくAfter All
この曲だけは絶対忘れられない



■総合

まだ序章しかやってないけど一切文句無いです


本当に不服と思える点は一切ない
長さもぼちぼちで短くも長くもない理想的
さらに中だるみ感全然無し、ダラダラとしたシーンは上手くカットしてる
何より一本道なのが個人的にとても好感
大体のゲームでは選択で“最後はこのキャラとくっついて~”って感じになるけど、これは主に「報われない恋愛」を描いている作品なので、何ともいい幕引きだった


その分プレイヤーに主体性は無く、ただ読み進めるだけの受動的なゲームだからこれが気に入らない人はいるかも


結構意外だったのが前作のネタが出てくること

もう10年以上も前になるから、前のネタ引っ張らずに新調するかな~と思いきや


EijiWhite_albumWhite_album1



普通に緒方英二とか森川由綺とか出てきてたw
一応同時系列に生きているという設定らしいから、由綺とか理奈は30近いんじゃ・・・w
まぁそこには触れないでおこうw



House



ネタらしいネタと言えばこれかね




元ネタはWAのキャラを使ったFlashだったらしいけど、WA2でさり気なく出てきてわろたw


●俺の心に傷がどんどん付いていきますよ!(ホモガキは関係無いだろ!)って言いたいほど良かったシーン


Kazusa1



ここのかずさのシーンは個人的に一番の名シーン


あまりにも心が痛くてリアルに胸抑えたwwwww

ホントに辛い、何とも言えない気持ちになった
またここの生天目仁美の演技が上手いんだよ・・・マジで・・・
もうすげー感情入ってて個人的に絶賛の演技だった
あまりの良さに台詞の後ろに(迫真)って付けたいくらいw



もうひとつはやっぱり最後の空港でのシーン

ここの米澤円の演技も迫真だった
演出も見事としか言いようがない


この上の2つのシーンはAfter Allが挿入歌として流れる
そのせいでAfter Allが大好きになってしまったというオチ


心が締め付けられるような葛藤と実らない恋愛を見てみたいという人はどうぞ


ハッピーエンドは期待しちゃあ・・・駄目だぜ?

それがこのゲームの良いところなんだからw

これだけ終わった後余韻が冷めないゲームも珍しい
まだ序章終わっただけなのにこの葛藤w
終章終わったら俺の心はどうなっているんだろう・・・www


シナリオライターの丸戸史明の名前が頭に刷り込まれるエロゲだった
平伏するシナリオでした、神







S(神)

Ever17 -the out of infinity-   Steins;Gate    この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
BALDR SKY Dive2 "RECORDARE"
WHITE ALBUM2 -introductory chapter-←NEW


A(優良)

車輪の国、向日葵の少女   G戦場の魔王   装甲悪鬼村正
11eyes -罪と罰と贖いの少女-   素晴らしき日々~不連続存在~
グリザイアの果実    キラ☆キラ    euphoria
BALDR SKY Dive1 "LostMemory"    そして明日の世界より――
真剣で私に恋しなさい!    最果てのイマ       

B(良)

CROSS†CHANNEL    車輪の国、悠久の少年少女   CHAOS;HEAD
俺たちに翼はない    3days -満ちてゆく刻の彼方で-    Rewrite
BALDR SKY DiveX "DREAM WORLD"    天使のいない12月
WHITE ALBUM


C(普)

装甲悪鬼村正 邪念編


D(微)

fortissimo//Akkord:Bsusvier

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ギャルゲ・エロゲ | TB(0) | CM(0)

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