■カッパサマー・クロニクル
サメに引き続く今夏のイベント第二弾!!前回はふざけ気味で笑いを誘うものでしたが、今回は心が温かくなる内容でした
トォノシ島にて開催される年々活気が増していくカワロウ祭りと光華大会
カワロウ=カッパ、光華=花火と置き換えると我々としては理解がしやすいかと
主人公達は波に攫われて流されてきたキュウタとトォノシ島を目指す
そこでカッパと神事の実情を知り、解決に乗り出す展開になる
みや里での労働形態が明らかになった瞬間、人間が他生物をまた酷使しているのかと思ったがそうではなく、祭りに訪れる客達に最高のもてなしをするために人間もカッパも疲弊しきっていた
連綿と続く歴史的事情からスシを握るのは神主、材料を拵えるのはカッパと決まっていた
問題点はスシを作れる存在が"限定的"であったことである
代々受け継がれてきている習わしである上に、みや里は老舗なので体制を変えることが難しかった
ただ現状の疲労困憊をどうにかしなければスシを作るどころか過労死しかねない
伝統を崩すか守り続けるか最初の論点がここになります
結果的に言えば各々の身体的負担を騎空団の皆が手伝って軽減し伝統を曲げたことになる
でも直面している問題は神主とカッパの生死にも関わっていたので断念せざるを得なかった
キュウタと主人公は代理でスシ作りに挑戦するが、至要なのは客に対する配慮や思いやりとされている
技量的には神主にはまだまだ及ばないのは明らかだったが気配りで足りない部分を補っていた
しかし神主が汗水垂らして何十年も作ってきたスシが、付け焼き刃程度の短い期間でそれなりに形になってしまうのは少し疑問を挟む余地はあるだろう
伝統が少し軽んじられている気がしたな
最大の難点は主人公達が何れ島を離れて旅立たなければいけないこと
一所にいられない騎空士の悪い部分がここにも出ていましたw
大概はシェロカルテ頼みで解決されてしまい、どうも等閑っぽさを禁じ得なかったのですが今回は弟子がやってきたことにより、一時的に逗留して持てる限りの技術を叩き込んで帰るというシナリオにしていたのがマンネリではなくてよかった
またカッパ達は覇空戦争の煽りを食らって各地に散在して暮らしていたが、人間達の土地開発が進んで追いやられてしまったというのは『氷晶宮でミックスパイを』のクリスタリアとスヴァルの例と同じだったので既視感がありました
もう一つの論点はフライデーによる労働改革でしたね
飛び入りでやってきた彼女でしたが、本シナリオの根幹に大きく関わっており無視出来るものではありません
みや里の実態を知ってしまったフライデーは早速休暇を取らせようとする
一瀉千里に休息の大切さを語る場面は必見です
私にとってフライデーというキャラの一番の魅力的なところは"存在意義"だったりします
どうしてかいうと私には彼女が日本の社会を風刺するために作られたキャラにしか思えないんです
日本人の勤労態度は世界的にみても類を見ないほど実直さに満ち溢れています
それ故に働き過ぎであるという見方をされているのを多くの人が一度くらい耳にしたことがあると思う
"だがそれこそが日本人の在り方だ"という声は今も根強く残っており、それに託つけてブラック企業なんてものが蔓延っていたりしますが、フライデーは日本の風習に波紋を呼ぶキャラであると強く感じています
「たかがゲームキャラの戯言じゃないか」の一言で終わらせてしまうことは出来るが、創作物だからこそ現実では軽々しく言えないことを主張させることも出来る
彼女から学ぶべきは
ということでしたね
名言で思わず頷いてしまいましたw
もう一つの嘉言はこれでした
サービス業の何たるかを熟知していますねw
日本のイデオロギーに変革を巻き起こすとしたら、彼女みたいな強硬な意見を持っている人でしょう
そのために行ってしまった氷室の燃焼事件は褒められたものではなかったが、ああでもしないと根本的な解消は出来ないと思ったんだろうね
仕事と休養のバランスが大事だと知ることが出来ました
あとこのシナリオでやっと気付いたんだが、エビフライの"フライ"って、・揚げる
・飛ぶの二通りの意味を含ませていたのが面白かったですね
フライデーがエビフライ型の機器を浮遊させているのを見てなるほど、と妙に納得してしまいましたwキュウリが大好きなカッパ達に因んでカッパ巻きをスシのネタとして取り入れたのはこのシナリオならではと言えましたね
意外だったのはトォノシ島では魚以外をスシのネタにする発想がずっと無かったことである
私もスシと言えば圧倒的に魚介類派でそれ以外のものはほとんど食べませんここで恥ずかしい私事を一つ
実は私、昔は魚貝の寿司を酷く食わず嫌いしていて、寿司ネタといえば『玉子しか食べられなかった』という思い出があります
意を決して他のネタを食べてみたらまぁ美味しいこと!
感動したのを覚えています
「俺はこの味を知ることなく生きてきたのか!」と後悔したのを覚えています
色々なネタを食べられるようになった今では『玉子なんていつでも食べられるもの寿司じゃ絶対食わねーよ!」と豪語するまでになってしまいましたw

我々の世界でのかっぱ巻きは非常に安価でネタとしては底辺みたいな扱いですが、それが美食家を唸らせるほど上等なものとして語られているのは些か不思議でしたねwww
何でも初めてものは尊く見られるということか……
イベントの登場人物の中ではカシウスが本当に良い立ち位置にいたw
空の世界で初めて触れるものが多く、何にでも興味津々なので癒やされた
合理主義と物事を構造的に解説する口調がキャラを立てていますね

やっぱ『親切シン』の発音死ぬほどすきwwwwwwwwwww
閃光光華をラムネの瓶に入れてるのが印象的でしたねw
これも彼が求める合理性の賜物なのだろうかw




女衆の浴衣姿は見事なもので全員美しい
普段は全く可愛くないと思っているルリアのですら綺麗だと思ってしまった……
ジータちゃんのはスキンとしてゲット出来るので取りましょう!

浴衣スキンも嬉しいけどこの板前スキンも様になっているので欲しい
それよりもジータちゃん、胸がだいぶ萎んでいますねw
そして何といってもガブリエルとエウロペのツーショット!!
俺の精巣で精子がどんどん作られていくぅ!!
ほんの少ししか登場しなかったけど眼福でした
完全に意表を突かれたのはニオの浴衣
イベントに登場する可能性が頭の中にありませんでしたからね
良いサプライズだった
●握りの達人スシを客に振る舞う本イベントのミニゲーム
例によって難易度は二つあるが難しい方が点数も稼ぎやすい
ポイントは一握入魂をポイントの高いネタの時に使うことですね
炙りサーモンは1タッチ分余計に時間を取られるので、2個以上出てきた時に一握入魂を使ってまとめて完成させるとタイムに余裕が出来て得点も伸びると思います

ハイスコアは20786でした