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鈴「!?」

鈴「やっぱり私と理樹しか生き残らなかったんだ・・・」
鈴「この世界はあまりにも理不尽で絶望的だ・・・」

鈴「私が知っているのはもう理樹しかいない・・・こんな世界で生きていくことに何の意味があるんだ・・・うぅっ・・・」
小毬「泣いちゃダメ」

鈴「?」
小毬「あるところにペンギンさんがいました」

小毬「何をやっても失敗ばかりのペンギンさんは、小猫さんや子犬さん、みんなに笑われていました」
小毬「でもね――――お星様が背中に乗せてくれるんだよ!」
鈴「( ;∀;) イイハナシダナー」
小毬「そして最後にお星様が墜落してペンギンさんは死ぬんだ♪ 修学旅行のバス事故みたいにね!!」
鈴「やっぱりこの世界に救いなんて無いんじゃないか(泣)」

真人「理樹、お別れだ」
理樹「僕は真人が好きだから!だからずっと一緒に居たいんだよォ!」
真人「理樹・・・ありがとな!スッゲー嬉しいぜ!///」
理樹「僕は謙吾が好きだから!だからずっと一緒に居たいんだよォ!」

謙吾「この世界を存続させてください!なんでもしますから!」
理樹「ん?今なんでも(ry」

恭介「(さっき真人にも同じような台詞を言ってなかったか・・・?)この世界はもう崩壊へと向かっている。回避する方法はない。現実と直面する時が来たんだ」
謙吾「理樹、名残惜しいがさよならだ・・・」
恭介「さて、後は俺だけだな・・・」
理樹「僕は恭介が好きだから!だからずっと一緒に居たいんだよォ!」
恭介「お前結局3人の中で誰が好きなんだよ!!??」
理樹「もちろん全員好きだよ!」
恭介「俺は理樹だけが好きだったんだ!お前も俺が好きだって思ってた!それがここに来て真人や謙吾を好きだって言い出して俺を裏切りやがった!わけわかんねぇよ!こんなのってねぇよ!!」
理樹「恭介は乙女だってはっきりわかんだね」

恭介「理樹を成長させるためだったらどんなことでもする――――」
恭介「理樹が挫けたらリセットしてこの世界をやり直す――――」
恭介「でもそんな事を繰り返しているうちに俺は肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまったんだ・・・」 
理樹「待たせたね恭介。今度は僕が恭介を救う番だ」
恭介「く、来るのが遅えんだよ・・・ヘタレ」
ガクッ鈴「おい恭介が死んだぞ」理樹「バッドエンドかな?」

理樹「謙吾。野球で勝負だ!もし僕が勝ったら僕達の仲間になってよね!」
謙吾「いいだろう。そのかわり俺が勝ったらお前は一生この箱庭で暮らすんだ」
理樹「先にホームランを一本決めた方が勝ちだよ」

鈴「えやっ!」
 
謙吾「見切ったァ!!」

カキーン
謙吾「まぁこんなものか」
理樹「これで僕がホームラン打ったらまた振り出しだからね」
謙吾「安心しろ。そんなことは絶対にない」
理樹「勝負はやってみなきゃわからないよ!」
謙吾「そりゃあ!」

理樹「えいっ!」
真人「ファール!」

謙吾「せいっ!」

理樹「なんのっ!」
真人「ファール!」
謙吾「(意外と粘るな・・・仕方ない、アレを使うか)」
謙吾「理樹!これで終わりだァ!!」
理樹「来いっ!!」 ぐにゃあ~理樹「!!??」
真人「す、ストライク・・・」
謙吾「よし、俺の勝ちだな」 理樹「打てるわけないだろ!(憤怒)」
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