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雪菜「私はたぶん獅子王機関に見限られたのだと思います。だから先輩の監視役の任を解かれました。帰還命令が来ました」

紗矢華「ちょっと雪菜。それ勘違いじゃない?」
雪菜「え?」

紗矢華「雪菜のところに来た帰還命令ってこんな葉書じゃなかった?」雪菜「まさにそれです」
紗矢華「これ帰還命令じゃなくて定期健診の通知。監視者が吸血鬼の従者になってないかどうかを調べるためのね」雪菜「なーんだそっかー!(安心)」 古城「ということは――――」
雪菜「これからも先輩と一緒にいられるというわけです」

古城「そうか」

雪菜「じゃ、ちょっくら検診行ってきますねー」 ―――――検診後
雪菜「うぅ・・・」
古城「どうしたんだ姫柊!? なんで泣いてるんだ!?」
雪菜「検診の結果、先輩の監視役から外されることになってしまいました・・・」
古城「なんで?」
雪菜「『監視者たるもの私情を挟んではならない。姫柊雪菜、お前は監視者であるにも拘らず、第四真祖に好意を抱き、あまつさえ血を吸わせてしまい力を増大させる手助けをした。監視者としてあるまじき行為である』なんてほざきやがりました。あまりにも酷いですよね!?」
古城「超正論なんだよなぁ(同意)」
紗矢華「ていうか私も『煌坂紗矢華。姫柊雪菜と同様、第四真祖に血を吸わせた事で暁古城への接近を禁ずる』って言われた」
紗矢華「オラァ!!」
古城「へぶしっ!!」
古城「痛ってぇ!!なんで俺がビンタされなきゃなんねーんだよ!! 大体お前らがちょろイン過ぎるのが駄目なんだぞ。すぐ発情しやがって。自業自得だ」
雪菜「紗矢華さん。少し考えてみたんですけど、これって先輩に血を吸わせた人物を明らかに遠ざけてますよね」
紗矢華「言われてみればそうね。獅子王機関の言うことは最もだけど黒幕がいるような気がする・・・」

浅葱「ったくふざけんじゃないわよ。私だけ明らかにぞんざいな扱いを受けてるじゃない。最後に古城へ気持ちも伝えられなかったし。血も吸ってもらえなかったし!腹癒せに古城に纏わり付くお邪魔虫を全部排除してやるんだから!(←犯人)」
雪菜&紗矢華「お前はファーストキスを奪ったから十分だろ!!鎖骨噛まれた私達よりポイント高いんだからな!!」
浅葱「つまり私が古城に血を吸われたらアンタ達よりさらに一歩前進ってわけね!」雪菜&紗矢華「そこに気付くとは・・・やはり天才か・・・」
モグワイ「Aiba Asagi is Genius」
 
雪菜「(ウソ・・・!雪霞狼が、砕けた・・・!?)」
古城「おい姫柊。大丈夫か?」
雪菜「雪霞狼が完全に使い物にならなくなってしまいました。核も壊れてしまったし修復も出来ません・・・」
古城「んだよ壊れたくらいで情けない顔しやがって。別の槍を探せばいいだろ」
雪菜「そんな簡単に言わないでください!雪霞狼の代わりになるものなんてこの世にありません」
古城「これあげるよ」雪菜「やっべー!!なにこの槍、チョーかっけぇじゃん!!」 古城「カッコイイだけじゃなくてチョー強いよ」

ニーナ「もうやめておけ天塚汞。主の負けじゃ。ワイズマンの遺骸を渡せ」
汞「はいそうですか、と渡せるかよ!」
ニーナ「そう言うと思ったよ。じゃが果たしてお前の手に持ってる物はワイズマンの頭蓋かのう?」
汞「何を馬鹿な事を言っている!僕が持っているのは紛うことなきワイズマンの――――」
汞「なんだクォレ!?普通の髑髏じゃねーか!!」
蜘蛛男「ハッハッハッハ!ハッハッハッハ!」
蜘蛛男「すり替えておいたのSA!!」
汞「すり替える暇などなかったはずだ!」
ニーナ「すり替えの達人に依頼したのでね」
蜘蛛男「ワイズマンの髑髏と偽物の髑髏を音速ですり替える男、スパイダーマッ!!」

汞「!?」
那月「私の持ちビルと知ってのこのこやってくるとはな」
汞「アンタが魔族殺しの南宮那月か」

那月「お前の企みはここで阻止させてもらう」

汞「こんな拘束魔法で僕を止められるとでも?」
 
那月「ほう。お前、液体金属の体の持ち主なのか」
汞「それがどうしたっての」

那月「お前の相手に適任な人物がいる。来てくれ」
T-800「I'll be back.」 汞「ゲェッ!?クライマックスのグレラン持ったT-800!?も、もしかしてこの後の展開は・・・!?」
那月「シチュエーションとして『お前の背後に溶鉱炉が無いのが非常に残念』だが体に一発貰うだけで十分だろう」
汞「ゲフゥ!!」

雪菜「先輩に付いて来て欲しい場所があるんです」

古城「?」
 
古城「おい姫柊・・・ここってラブホ街じゃないか・・・?」
雪菜「そんなのは見ればわかります」
古城「ま、まさかお前ライバルが増えてきたから誰が暁古城の嫁であるかを知らしめるために強行作戦に出ようとしているのか!? ついに一線を越えてしまおうというのか!?」
雪菜「ハァ?何言ってるんですか先輩。ここに獅子王機関があるんです」
古城「なんだそういうことか」
雪菜「ちょっと目を閉じていてください」

古城「はいよ」
雪菜「いいですよ」
古城「おう」

雪菜「先輩どうですか?今日はノーブラ、ノーパンで来たんです」
古城「ヤる気満々じゃねぇかwwwwwwwwwwwww」
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